家庭教師の仙台ブログ

東北大学医学科生日誌12・実習終了&みやぎ和牛の祭典

 仙台市で家庭教師をお探しの皆様、お久しぶりです。 当会元家庭教師で東北大学医学部医学科6年 工藤有希乃さん の「東北大学医学科生日誌」その12 を皆様にお贈り致します。


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 お久しぶりです。 前回からすっかり間が空いてしまってすみません。

ついに実習終了・最後は児童精神科を
 この度、学生最後の実習が終わりました! 私は高次修練(6年生での実習)最後の1か月は、精神科の中でも児童精神科を選択していました。 実は東北大学は10月末に卒業試験があることから、9月の実習は比較的空き時間のある診療科に人気が集まるようです(空き時間に勉強したいため)。 精神科も比較的空き時間のある診療科のため、毎年人気があります(精神科の先生もそう言っていました)。

   児童精神科選択の理由は
 どうして児童精神科を選択したかというと、去年精神科実習でお世話になったチューターの先生が児童・思春期・周産期精神科を専門にしており、実習中にも心理検査や箱庭などをやらせてもらって興味が涌いたからです。 興味がある診療科で実習できるうえに、空き時間も適度にあって卒業試験の勉強も出来、とても充実しておりました。

   苦労して通って
 精神科の実習は、主に大学病院や宮城県立精神医療センターでの外来見学(陪席というそうです)がメインです。 大学は家から近いのでいいのですが、宮城県立精神医療センターは名取市にあるため、家から1時間半かけて通っていました。

 実際、実習よりもはるかに精神医療センターにたどり着くことに多くの体力を持っていかれました……。 私が車を持っていたらもっと楽だったかもしれませんが、生憎車がないので自転車+JR+バスを駆使しました。

   児童相談所にも行きました!
 また、実習中に1度だけ先生と一緒に児童相談所にも伺いました。 児童相談所は医師が常駐しているわけではなく、週に数回精神科医が外勤として行っているそうです。 児童相談所では、医師は、臨床心理士さんの相談に乗ったり、患者さんと面談を行ったりしているようでした。

 児童精神科医は子供だけでなく親も診ていく必要があるということや、学校と連携して子供の学習面・精神面のサポートを行っていくこと、進路についても一緒に考えていくことなど、様々なことが外来の陪席実習を通してよくわかりました。

あとは卒業試験の勉強 
実習も終わってしまって、講義もほぼ全くないため、あとは自分たちで卒業試験の勉強を進めていかなければなりません。 卒業試験は噂では下から数えて1割くらいの学生が落ちる(落ちると再試行きになります)とのことですので、気を引き締めて勉強していきたいものですね!

同級生と「和牛の祭典」へ
 実習の合間には、同級生5人と「和牛の祭典2017inみやぎ」に行ってきました。

  
   
 この祭典は5年に1度しか開催されないものらしく、なんでも様々な地域の黒毛和牛が無料で試食できるとのことで、張り切って向かいました。 みんなで手分けして色々なブースに並んでみた結果、沖縄、秋田、北海道、山形、仙台、佐賀、鹿児島など沢山の地域の牛肉を食べることが出来て大満足でした。

  
  
 そして、黒毛和牛を育てている畜産家の方の全国大会が同じ場所で開催されているとのことだったので、それも見に行ってきました。


  
 おいしく食べている黒毛和牛をこんなに大切に育てている方たちがいるのだと思うと、じ~んときてしまいました。 各都道府県の代表が出場していたそうで、さながら甲子園のようでしたよ。 実習の息抜きに、自分の知らない畜産の世界について楽しくおいしく知ることが出来て満足です!
  


仙台市青葉区「仙台市博物館」を見学!

 仙台市で家庭教師をお探しのお父様・お母様、こんにちは。 「名門進学会」代表取締役の三沢やすしです。


 今回は、仙台を築いた伊達さん一家などを眺めようと思って青葉山の「仙台市博物館」に行ってきたお話、をさせて頂きます。

460円の入場料を払って
 博物館内では、460円の入場料を払って常設展を見てきました。 館内の展示物については写真を撮ることが出来なかったので、今回も、まずはそれ以外(博物館敷地内)の写真をお楽しみください。

敷地内の巨大なモニュメント
 
  
「仙台市博物館」正面玄関
 
 
博物館(建物)内1Fの様子
  
  
館内常設展の展示物・伊達政宗など
 先史・縄文時代から始まって、古代、平城・平安時代、その後戦国時代、伊達氏へと続いていきます。 そして、今期の展示物の目玉、初代仙台藩主伊達政宗生誕450年を記念した彼の具足、仙台城などの紹介などが展示してありました。 人目を惹く立派なものでした。

 また、伊達政宗の命により遣欧使節団を率いた支倉常長、関連の展示物などもありました。 これらを見て、仙台はやはり伊達政宗・伊達家が築いた城下町なのだなあ、と改めて強く感じました。

   江戸時代以降の仙台
 それから、江戸時代の仙台の城下町の様子、町の暮らし振り、教育と文化、思想家、などもあり、その後明治以降、近代の仙台についての展示がありました。 現在、東北の中心として100万都市になっている仙台の、江戸から近代の発展の様子がよく分かりました。
 
  
敷地内の展示物「林子平(はやししへい)」

 江戸時代半ば過ぎころの仙台の思想家「林子平」の銅板です。 林子平は、ロシアの蝦夷地進出などを踏まえて、海防の要を説いた「海国兵談(かいこくへいだん)」を表しました。
 
 これが、幕府から人心を惑わすものとされて、彼は蟄居させられましたが、当時としてはとても先見の明がある人物で、仙台が生んだ有名な(日本史の教科書にも出てくる)思想家です。
  
  
敷地内の展示物「魯迅(ろじん)」

 近代中国の偉大な作家で、「阿Q正伝」など有名小説をたくさんを書いた「魯迅」は、東北帝国大学(現東北大学)に留学しています。 ですから、彼も仙台ゆかりの有名人と言え、博物館に銅像があるのも然りです。

わざわざ行くだけの価値あり
 最後に、仙台市博物館、東北の中心都市仙台市のものだけあってとても立派で、入場料も安く、伊達政宗をはじめ見ごたえがあり、見学してよかったです。わざわざ行っただけの価値がありました。
  


仙台市青葉区「宮城県美術館」で絵画三昧

 仙台市で家庭教師をお探しのお父様・お母様、こんにちは。 「名門進学会」代表取締役の三沢やすしです。



芸術の秋を先取り
 今回は、芸術の秋を先取りしてということで、仙台市青葉区にある「宮城県美術館」に行ってきたお話をさせて頂きます。 美術館内の展示物の写真は撮っていけない、とのことだったので、最初に建物の外部の写真のみお見せします。 まずは、そこからお楽しみ下さい。

正門から見て


美術館外側の広場


屋外の大きなモニュメント


美術館(建物)入り口


カンデンスキーのリトグラフが
 館内では、入場料300円を払って常設展を見てきました。 僕が昔から好きなワシリー・カンデンスキーのリトグラフ(版画)が、室内に沢山展示してありました。

 カンデンスキーらしく、展示してある作品には幾何学模様のものが多かったのですが、それらを見ただけですっかりうれしくなって、心からこの美術館に来て良かったと思いました。 入場料300円、これだけで元を取りました。(笑い!)

   1つ星フレンチ「ナクレ」のお皿にも
 これらのカンデンスキーのリトグラフの中には、仙台駅近くのミシュラン1つ星フレンチレストラン「ナクレ」のデザートのお皿の絵に使われているものもありました。 ナクレで食事をしたときに説明を受けていたのですが、「見つけたぞ!」という感じです。

近代日本の有名画家の作品もあって
 わずか300円の入場料で見られる常設展でも、たくさんの絵画が展示してあり、その中には、岸田劉生、梅原龍三郎、東郷青児、藤田嗣治、など、明治以降の日本を代表する有名な画家の絵がいくつもありました。 これらも、皆様にもぜひ見て頂きたいところです。

お子様とご一緒に
 この「宮城県美術館」、中心街から離れているとはいえ交通の便が良く、それだけでも見ごたえのある常設展がわずか300円と格安なので、仙台市のご父兄の皆様も、お子様と一緒にご覧になることをお勧めします。 情操に良いだけではなく、お仕事や勉強のちょっとした息抜きにもなります。 
  
  
宮城県美術館
仙台市青葉区川内元支倉34-1
電話:022-221-2111
営業時間:9:30AM~5:00PM
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
   


仙台パルコ2・カフェ「The Most Coffee」で読書?

 仙台市で家庭教師をお探しのお父様・お母様、こんにちは。 「名門進学会」代表取締役の三沢やすしです。

 
 
読書のために    
 今日は、前回のブログ「仙台パルコ2・和食レストラン「魚が肴」」での食事の後に、ちょっとだけ時間があったので、前から読みたいと思っていた教育書を読む目的で同店内3Fのカフェに行ったお話、をさせて頂きます。

The Most Coffee(ザ・モスト・コーヒー)
 上記のように、食事の後、平日の1時ころ、仙台パルコ2・3Fのカフェ「The Most Coffee(ザ・モスト・コーヒー)」に入ってみました。

入り口の看板
    
    
 ここは、以前日曜日に行った際に混んでいて入れなかったので、気になっていたお店でした。 今回も混んではいましたが、平日のためか多少空席があって、すぐに座れました。

   スタッフの女性たちがとてもきれい!
 このお店に入ってまずびっくりしたのは、スタッフの女性たちが皆若くてとてもきれいなことです。(僕は男なので、そういったところにすぐ目が行きます。) さすがに、写真に撮るのは遠慮したので、皆様にお見せ出来ませんが。

 多分、求人広告で他のお店よりもかなり高い時給を提示して、キレイどころを集めたのでしょう。(経営者という仕事柄、すぐにそういう風に考えてしまいます。)

   キャラメルバナナを注文
 スタッフがとてもきれいな分と仙台パルコ2のテナント料が高いためか、このカフェのメニューはすべて高めです。 そこで、ただのコーヒーに高いお金を出すのは嫌だったし、たまには変わったものを飲みたいと考えて、キャラメルバナナ(税別700円)を注文しました。

キャラメルバナナ
  
   
 このキャラメルバナナ、味はちょっと甘めでしたが、男の僕にも十分美味しいものでした。 それで、とてもきれいな女性スタッフたちに時々目をやりながら、かなり満足した時間を過ごせました。(その分、教育書は読破できませんでしたが!)

   窓からの眺めが素敵
 また、このカフェ、大きな窓からぺディストリアン・デッキや仙台駅方面が眺められ、そして当日天気が良かったこともあり、下の写真のようにそれがとても素敵でした。 そのようなこともあって、このお店も、仙台市の皆様にお勧めします。

窓からの眺め
  
  
   
The Most Coffee(ザ・モスト・コーヒー)
仙台市青葉区中央3-7-5 仙台パルコ2・3F
  


仙台パルコ2・和食レストラン「魚が肴」でランチ

仙台市で家庭教師をお探しのお父様・お母様、こんにちは。 「名門進学会」代表取締役の三沢やすしです。



 仙台でもいよいよ追い込みの新学期が始まり、僕も当社スタッフもとても忙しい日々を送っています。 ご父兄の皆様やお子様は、いかがお過ごしでしょうか? お子様は、勉強頑張って下さい。

仙台パルコ2・「魚が肴」でランチ
 ところで、この前、会社の仕事でJR仙台駅横にある「メトロポリタンホテル仙台」に行ったついでに、同ホテルと大通りを挟んで反対側の仙台パルコ2・1F(パルイチ)の和食レストラン「魚が肴」でランチを食べてきました。 

   大人向けのお店
 このレストラン、仙台パルコ2のものにしては珍しく、若者向けではなく大人向けの造作やメニューのお店で、入り口の看板(下の写真)や会計時にもらったレシートによると、お寿司・天ぷら・ワインが売りのようです。

入り口の看板


 入り口右横に置いてあるメニュー看板には、1,000円未満の割安なものも出ていました。(角度によりこの写真ではよく見えず、申し訳ありません。) アイ・キャッチャー(客の目を引くためのもの)かも知れませんが。

横のメニュー看板


   江戸前ランチセットが美味しく
 このお店には平日お昼の12時過ぎに入ったのですが、客はまだまばらで、下の写真のようにカウンター席には僕だけでした。 あとは、奥のテーブル席に1組4人いるだけでした。

カウンター席
  
   
 他のお店が混んでいるのにここだけ客が少なかったので、もしかしたらかなり不味いのではないかと心配になりましたが、注文した江戸前ランチセット(税別1,580円)は大人向けのあっさりとした味で、年寄りの僕には十分に美味しいものでした。

江戸前ランチセット


 内容は上の写真の通りで、お寿司数個・天ぷら数個、それに茶碗蒸しと味噌汁が付いた膳です。 また、下の写真のように、食後のデザートにシャーベットが出てきました。 シャーベットの味は、可もなく不可もなく、といったところでした。

シャーベット


経営的に見て
 僕が食べ終わったころにおばあちゃんたちが数人入ってきましたが、このお店、決して不味い訳では無いのにランチタイムにお客が少ないのは、若いお客さんが多い仙台パルコ2の中にあるにもかかわらず大人向けのお店であること、つまり、仙台パルコ2の客層に合わない造作やメニューであること、が理由かなとも考えたりしました。

 人様の商売を見て、流行っている理由、流行っていない理由、をつい考えてしまうのが僕の悪いクセです。 仙台市のご父兄の皆様、お許しを!


魚が肴
仙台市青葉区中央3-7-5
仙台パルコ2・1F(パルイチ)
電話:022-797-4035


東北大学医学科生日誌11・ねぶた祭り、ヨット大会etc.

 仙台市で家庭教師をお探しの皆様、お久しぶりです。 当会元家庭教師で東北大学医学部医学科6年 工藤有希乃さん の「東北大学医学科生日誌」その11 を皆様にお贈り致します。


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青森ねぶた祭り 
 7月末~8月頭は、私の地元である青森県でねぶた、ねぷたが行われる季節です。 大学へ入学してからは東日本医科学性総合体育大会や吹奏楽のコンクールのためこの時期は帰省できていなかったのですが、今年は法事があることも重なって、実に6年ぶりにねぷたが見られる時期に帰省してきました。


  
 ねぷたを見るのは高校以来ですので、非常に懐かしくなりました。 青森市のねぶたは専用の浴衣をレンタルすればだれでも参加できるので、興味がある人はぜひ参加してみてください! 見ているより参加する方が断然楽しいと思います。

 また、囃子やねぷたの形は実は地域ごとに全く違うので、そのあたりに注目してみるのも面白いですよ。

東日本医科学生総合体育大会(東医体)
 8月といえばやはり東医体の季節ですね! 東医体とは東日本医科学生総合体育大会の略で、今年で第60回目となります。 競技によって日程や開催場所は異なりますが、毎年8月1日~15日の間に開催されています。 医学部の運動部はこの大会に向けて日々練習しているのです。

   江の島ヨットハーバーにて
 私が所属するヨット部は、2日から江の島ヨットハーバーで東医体に参加してきました。 他の部活は年によって開催場所が変わることも多いのですが、ヨット競技は基本的に毎年江の島ヨットハーバーで行われます。 やっぱりこの時期に江の島に来るといよいよ東医体だ!と気持ちが高まってきますね!



   ヨットは男女混合競技   
 ヨットは男女混合競技で、東医体では470(よんななまる)級という2人乗りのヨットを使用します。 また、ヨットの東医体では、女子-女子ペアや女子-男子ペアといった様に、女子が入ったペアだけが参加できる女子戦と、東医体本戦(個人戦、団体戦)の大きく分けて2つが存在します。

   団体優勝しました!
 今年はなんと、女子戦3位、東医体個人戦1、3、4位、団体優勝という華々しい結果で大会を終えることが出来ました。 実に3年ぶりの団体優勝で、見事当初の目標達成となりました。 後輩たちの日々の努力が実って大変うれしく思います!



  
 ちなみに、ヨットレースを行う海面は陸からだいぶ遠いので、観覧艇に乗らないとレースの様子がほとんどわかりません。 そのため、東医体中はクルーザーをお借りして観覧艇として使用します。

 観覧艇に乗ることでマネージャーや東医体に出場しない部員、保護者、OB・OGの方々も海上で大会を観戦することができるのです(船酔いと海上での日焼けには要注意ですが)。 30艇を超える船団でのレースだと見応えもあって楽しいですよ。

マッチングの試験など
 そろそろマッチングの試験も各病院で始まっています。 マッチングとは医学生にとっての就活のようなもので、2年間の初期研修先を決める大切なものです。

 医師臨床研修マッチング協議会によりますと、マッチングとは、医師免許を得て臨床研修を受けようとする者(研修希望者)と、臨床研修を行う病院(研修病院)の研修プログラムとを研修希望者及び研修病院の希望を踏まえて、一定の規則(アルゴリズム)に従って、コンピュータにより組み合わせを決定するシステムです。

   東北地方では小論文や面接が
 マッチング試験の内容は病院ごとに異なっており、筆記、実技、面接、小論文など様々です。 なお、東北地方では小論文や面接試験が課される病院が多い印象を受けます。 わたしも、履歴書を書いてマッチング試験の準備をしている最中です。

 アルバイトの面接は何回かしましたが、20分前後の面接は大学受験以来なので、受ける前からとても緊張しています……! 試験まであと少しですので、勉強しつつ面接の練習も重ねていきたいと思っています。
  


家庭教師お薦め:記憶力向上本「受験脳の作り方」

 仙台市で家庭教師をお探しのお父様・お母様、こんにちは。 「名門進学会」代表取締役の三沢やすしです。

   
  
 今日は、東京大学大学院教授で脳科学が専門の”池谷裕二先生”が書いた本「受験脳の作り方」を推薦させて頂きます。

 この本は、題名から受けるような受験一般に対応する脳の作り方についてのものではなく、記憶力をよくするための方法、勉強したこと・すべきことを効率よく記憶するための方法、を記したものです。 以下にその概略を書いていきます。

  
  
第1章 記憶の正体を見る
 この章は、主に記憶にとって最も重要な働きをする海馬とその性質について書いてあります。 また、赤色が目に入るとやる気・根気を低下させ、試験の際には成績を低下させる、など、受験生にとって有益なティップスも載っています。

第2章 脳のうまいダマし方
 初めの方に、”エビングハウスの忘却曲線”や記憶の干渉による忘却などが記されています。

   チャンク化
 また、意味を見出せない1まとまりのものを効率よく記憶するために、チャンク化(全体を小グループに分割する)して覚える、などのテクニックも出ています。 これは、皆様も、電話番号を覚えるときなどに、ところどころにハイフンなどの区切りを入れて覚える、といったことをしているかと思います。

   繰り返し勉強法・アウトプット勉強法
 またこの章では、上述の記憶の干渉による忘却を避けるための勉強法の他に、海馬の性質に合った繰り返し勉強法や、同じく海場の性質を考えたアウトプット(出力)勉強法などについても記しています。

第3章 海馬とLTP
 この章では、記憶の元としてのLTP(Long-Term Potentiation・長期増強)について書き、重ねて、記憶を定着させるためには復習・繰り返し学習することが大事であると述べています。

 その他に、感情を動かされる出来事は効率よく記憶にとどめることが出来る、といったことも記してあります。

第4章 睡眠の不思議
 まず、記憶を定着・整理させるためにはぜひにも睡眠が必要なことや、睡眠についての知識が書いてあります。 それから、知識を定着させるためには、寝る前の時間帯の勉強が良いので、この時間帯には思考よりも知識が重視される科目をやるのが良い、と述べています。

第5章 ファジーな脳
 ここでは、人間の脳はコンピューターと違ってファジー(曖昧)であることから、さらに重ねて、繰り返して学習すべきであると言っています。

   スモールステップ法
 学校の受験のように低いレベルから高いレベルまでたくさんのことを覚えなければならない時には、まとめて覚えようとするのではなく、小さなステップに分けて覚える方がはるかに覚えやすい、回り道のようで近道である、と述べています。

 ただ、池谷先生もここの最後の方で書いておられるし、僕の経験から言っても、最初に全体を大づかみにすることは、効率的な学習のためには必要です。

 この他に第6章がありますが、ここでは割愛させて頂きます。

この本、お勧めです!
 受験生の皆さんの中には、「勉強はしているんだけど、なかなかそれが知識として定着してくれない。 その結果、成績が上がらない!」と悩んでいる方は結構な数いらっしゃるかと思います。 

 この本は、脳科学の大家が効率的に記憶できる方法を書いているだけあって、大いにそうした方の役に立ちます。 文庫本でとても安いこともあり、そうした方にこの本を強くお勧めします。
  
  
受験脳の作り方
東京大学大学院教授 池谷裕二著
新潮文庫 税別520円
 


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