医学生が教える:やる気の定着 & 習慣化
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
今日は、私の家庭教師としての経験を踏まえて、やる気を出す方法 とその 習慣化 について述べます。 お役に立ちますので、最後までご覧下さい。
1. やる気の定着・習慣化テクニック
とは言え、三日坊主という言葉があるように、なかなかその最初の「やらなきゃなあ!」と思ったその気持ちを持ち続けるのは難しいです。
そういった時には、やらなくてはいけない問題集などの目次をコピーして、ノートや見えるとことに貼ってもらっていました。 学習した箇所は、線を引いてもらって、自分がどれだけ進んだか目で見てわかり易いようにしてもらいました。
学習済の所に付箋を貼ったノート
それでも習慣化できない場合には、指導時に私が生徒さんにやらなくてはいけないリストを書いた紙を作成し、渡していました。 その紙の項目の内容をこなしたら印をつけて、次の指導時に提出してもらうようにしていました。
2. 自分から制限を設ける子も
そうやって一緒に勉強の習慣化に向けて努力しているうちに、生徒さんの方から「ゲーム(テレビ、漫画etc.)は〜〜分までにしようと思う。」とか、「ゲーム(テレビ、漫画絵etc.)一切禁止にしようかな。」と言われることがありました。
中には、ご家族の方に、「もし漫画やゲームの時間が長かったら注意してね」とか、「リビングで〜〜分だけゲームや漫画の時間を取るから、時間がきたらやめさせてね。」なんて、自分から制限を設けるようになった生徒さんもいました。
3. 自主的に努力する子は伸びる
自分から工夫して勉強を続けていこうと努力していくようになった生徒さんは、皆ぐんぐん成績が伸びていきました。 時には、「もうちょっと息抜きしないとダメだよー。」なんて声をかけたこともあったぐらいでした。
もちろん、人間ですので、勉強がやれない日が続いたり、ついうっかり遊び呆けてしまったりもしますが、大切なのは、そんな日があっても、また明日から努力し直せるように、一緒に工夫しながら勉強していくことだと思っています。
一生懸命に勉強中
4.「なんで勉強しなきゃいけないかわからないけど、勉強しろって言われる。」
と解答した生徒さんもいました。 正直、私自身もどうしようと、悩んでしまいました。 でも、このように感じる生徒さんは、少なくないのかもしれません。 まだ自分の進路が決まっていなかったり、自分のやりたいことがわからないという生徒さんも多くいます。
A. 好きなことに関連した科目を
中・高校生で将来の夢を決めて、その目標に向かって頑張れというのは時には難しいこともあります。 そういった時には、何でもいいので、好きなことに関連した科目について頑張ってみようと話をしていました。
B. 割り切って
「どの教科も苦手、やりたくない。」なんて生徒さんもいましたが・・・ そういった時は、ズバッと割り切って、「とりあえず最低限やらなくてはいけないことは、こなそう!」
「生徒である以上、テストや成績から逃げることはできないんだし、自分のやりたいこと(部活だったり、趣味だったり)を気持ちよくやるためにも、きちんとやらなくてはいけないことをこなして、誰にも文句を言われない状態で思いっきり、好きなことをしよう」と話していました。
C. 達成感を味わってもらう
もちろん、なかなか習慣化できないこともありますが、できるだけ自発的に勉強に向かえるように、指導時に工夫しました。 結果が早く出るものから始めて、まずは達成感を味わってもらって、次へ頑張る糧にしてもらっていたりしました。
5. 好きこそものの上手なり
また、私自身は非常に洋楽や洋画が好きだったので、一緒に字幕なしで動画を見てみたり、かっこいいセリフを使って英語のフレーズを覚えてもらったりしました。
流行りの音楽の歌詞を使って、英語を覚えてもらったりもしました。 あまりに私がその内容が好きで熱を持って話すため、生徒さんには苦笑いしたりもしてしまいましたが。
勉強も好きなことにつながる
無味乾燥になりがちな勉強ですが、その中には、自分の好きなことにつながる道があるという事を知ってほしいので、まずは私個人が好きなこと、そして、その好きなことのためにどんな勉強をしてきたかについて話したりしてきました。
6. 指導時間が楽しくなるように工夫
そういった時間も休憩時間などで設けて、なんとか、退屈に感じがちな指導時間を楽しいものに変えていけたらなと工夫していました。 ゲーム感覚で勉強できるように、神経衰弱英単語版、元素記号版を作ったりもしました。
そうやって一緒に色々試していくうちに、次第に楽しんでくれるようになったりしましたし、私自身も指導していて楽しかったです。 そんな中少しでも成績が上がってくれた時は本当に嬉しく、一緒に喜びました。
医学生が教える「勉強の習慣」の付け方
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
今日は、私の家庭教師としての経験を踏まえて、勉強の習慣 の付け方などについて述べます。 お役に立ちますので、最後までご覧下さい。
<オススメの勉強方法やこれまで寄せられた質問・相談など>
私は、今まで、家庭教師として、小学生から社会人(再受験生)までの様々な生徒さんを指導させて頂きました。
初めての習い事でガチガチに緊張していた小学生、部活を一生懸命がんばる中学生、一度は諦めた夢を掴もうと一念発起した社会人受験生などなど、それぞれの生徒さんと一緒に過ごし勉強した時間には、いろいろな思い出があります。
私にとっても素晴らしい経験
生徒さんの目標に向かう姿をサポートさせていただきながら、私にとっても自分の勉強の仕方、自分の理解度を改めて見つめ直すことができた、とても素晴らしい経験でした。
生徒さんに勉強を
その中で、皆さんの今後の学習にも役立ちそうな「生徒さんや生徒さんのご家族から上がった質問」や、「生徒さんたちが陥りがちだった間違い」などについて、指導してきた生徒さんとの思い出や私自身の受験の思い出なども交えながらお話しします。
1. 勉強する習慣が身につかない、どうしたらいいですか?
よく、ご家族の方から、「うちの子はゲーム(テレビ、漫画etc.)ばかりしていて全然勉強しないの。 先生、なんとか勉強する習慣を身につけさせたいんだけど・・・。」とお願いされることがあります。
その生徒さんの年齢、性格にももちろんよりますが、ご家族の方に「勉強をしなさい!」と言われても、生徒さんはなかなか積極的に勉強に向かえないと思います。 むしろ、よけいに勉強が嫌になってしまうことが多いと思います。
強制は逆効果
こういった時によくやってしまいがちなのは、「ゲーム(テレビ、漫画etc.)は〜〜分まで!」とか「ゲーム(テレビ、漫画絵etc.)一切禁止」なんてご家族の方が決めてしまうことなのですが、これはあまり効果がありません。 人に強制されたり無理やり決められたりしたことは、なかなか実行するのが難しいです。
自分で決めるのなら意味があるが
「ゲーム(テレビ、漫画絵etc.)は〜〜分まで!」とか、「ゲーム(テレビ、漫画絵etc.)一切禁止」というのは、生徒さん自身が自分の意思で決める時には非常に意味があります。 しかし、強制されたものでは、効力はほとんどないどころか逆効果になってしまっている例をたくさん見てきました。
勉強する理由を一緒に考える
勉強する習慣がない生徒さんを指導する時には、まず最初に、「どうして勉強するのか。」を一緒に考えるようにしています。
「勉強より、楽しい事なんて沢山あるけど。どうして勉強しなきゃいけないのかな?」と生徒さんに聞くと、「〇〇高校に行きたいから。」、「テストの点数上げなきゃいけないから。」、「何でか分からない。」など、様々な答えが返ってきました。
その解答別に、どのように一緒に勉強をしていったかお話しします。
2. 憧れの志望校があってそこに行きたいからや将来の目標のために進学が必要だというという生徒さん
その志望校に受かるための具体的な勉強の流れ(いつ頃試験があり、どのくらい点数が必要なのか)を一緒に確認しつつ、そのゴールまでと自分の今いる地点との差を確認し、どうやって埋めていくかを一緒に考えていくようにしていました。
志望校の例・東京大学
一緒にそういった話を具体的にしているうちに、「あー。結構やることあるなあ。頑張らなきゃなあ。」と気持ちを切り替えてくれることが多かったです。
細かくブレークダウンすると
年単位から月単位・日単位で徐々に目標を細分化し具体化してみると、やらなくてはならないことがクリアになって、今日または今この瞬間何をしなくてはいけないかが分かるようになってきます。 そうすると、自然に勉強に向かうことが出来るようになります。









