医学生が教える「受験勉強」の心構え
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
今日は、 受験勉強の心構え などについてお話しします。 お役に立ちますので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
1. 頑張っているはずなのに、成績が上がらない
「授業も聞いているし、自習時間も取ってる。 なのに成績が上がらないんです。 どうしたら良いですか?」と、聞かれることもありました。 そういった子に普段勉強している内容を見せてもらうと、きれいな字でノートがとってあったり、授業の内容を更にまとめた清書ノートなどがあったりなどしました。
きれいに書かれたノート
非常に几帳面で真面目なタイプの生徒さんが陥りやすい勉強の仕方です。
生真面目過ぎず
効率よく成績を上げるという意味では、ノートの取りまとめに時間が掛かり過ぎたり綺麗にノートを取ったりすることに集中し過ぎて、記憶したり理解したりする時間が少なくなってしまうのは本末転倒です。
理解し記憶することに
私は、「ノートは大きく大胆に、書くのは最低限にして、出来るだけ理解し記憶することに集中しよう。」と指導していました。 すると、生徒さんは今までのやり方とは違う勉強スタイルに戸惑って最初は落ち着かない様子なのですが、結果的にはどの生徒さんもこれまでより効率よく成績を上げることが出来るようになりました。
暗記カードの作成も、授業の合間や細切れ時間、やる気が出ない時などの気分転換にするように指導しました。
暗記カードの例
勉強時間には算入しない
それでも、どうしてもノートを作りたい・暗記カードを作りたいと希望する生徒さんには、暗記カードやノート作成の時間は勉強時間には含めないように指導しました。
もちろん、ノートを作ったり暗記カードを作ることで覚えられるという生徒さんもいますが、そう言った生徒さんは「勉強時間は取れてるのに成績が上がらない。」と相談してくることは少ないです。 ですから、こう言った相談をしてくる生徒さんには、上のように勉強法を見直してもらいました。
私が暗記カードを作ることも
準備期間が短く切羽詰まってしまったテスト直前期には、時にはどうしても時間を有意義に使ってもらう為、私自身が生徒さんの暗記カードを作っていたこともあるくらいでした。
真面目に丁寧には素晴らしいのですが、あまりそのことばかりに集中してしまうと本来の目標達成までに時間が掛かってしまいます。 自分の勉強時間の中で無駄な時間が無いか、よく見直してみましょう。
2. 「〜と問題文に定義されているのですが、どうしてですか?」・「〜はこのように考えるとあるけど、どうしてそう考えるのですか?」
物理や数学の指導をしている時にたまに出会う質問なのですが、問題文が定義している内容や原理的な部分に対する質問をされることがありました。 時にはものすごく哲学的な内容を質問されることもありました。
数学・ノートに
いろいろなことに興味を持って、自分なりの考えを持つというのは本当に素晴らしいと思います。 その独創性や考え方に非常に驚かされ、感動することもありました。 私自身は平凡な人間なので、あまりそのような疑問を持って勉強をすることはできなかったので、非常に羨ましく思うこともありました。
独創よりも素直に
しかし、学校の入試や定期テストの点数にはそういった力が反映されません。 そういった独創性や思考力を評価してくれるようなシステムが日本の学校教育の中にあると良いのですが、残念ながら今の日本の教育システムの中にはそう言った才能を評価するシステムがなく、問題に対する解答を導き出すことが最優先になっています。
とんでもない時間を要する
疑問を持った際に一つ一つの内容を吟味しだしてしまうと、膨大な学習時間を費やすことになってしまいます。 私の指導していた生徒さんの中には、ある数学の問題文にあった定義に対して非常に疑問を持っていて、そのことについて長い時間悩んでいたそうです。
そして、そうこうしているうちにその問題が解けないままテストの日を迎え、その問題と似たような問題が出た時全くの白紙で提出してしまったそうです。 それではもったいないです。
大学に入ってから
考える力や独創性は大切にして欲しいですし、そういう力のある人は大学に入って専門分野で研究をし始めたらとても素晴らしい力を発揮すると思います。 しかし、それまでの期間は、そこまで高度な内容を吟味する時間がないのが現実です。
大学の例・東京大学
シンプルな考え方で
そういった高いレベルの議論や高いレベルの学習をするまでの基礎体力作り・筋トレだと思って、まずは、1つ1つの問題を一番シンプルな考え方で答えを導き出すトレーニングをしてください。
問題集を使用するときも、受験やテストが迫っていない時はじっくり考えてもらっていいのですが、受験やテストの日程が決まっていて時間の制限があるような時には、1問にかける時間を決めて取り組みましょう。 試験時間にも制限があるので、時間内に素早く問題を処理できる能力は大切です。









