医学生が教える「英語」の勉強方法
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
今日は、アメリカ留学 の経験がある私が一番得意な 英語の勉強方法 をお話しします。 私は、英語を楽しいと思ってもらえるように指導してきたので、最後までご覧頂ければと思います。
●英語●
私は、英語は数学とは真逆に「大好き!いくらでも読んでいられる!」というタイプでした。 英語の面白さをどうにかどうにか伝えたくて、指導中もあの手この手を使って生徒さんに英語を指導してきました。 とは言っても、私も多くの生徒さんがそうであるように、よくある英語の授業や宿題は大嫌いでした。
英語の本
1. 無意味な宿題は大嫌いで
特に例文や単語を無意味に何十回も書くのは本当に大嫌いで、そういった宿題をどうやったら楽に終えられるか必死で考えていました。
指導している生徒さんがそういった宿題をもらっているのを見ると、そんなことで英語を嫌いになられては困る! 変わりにやってあげてしまおうか、と思うくらいでした。(実際にはちゃんと生徒さんにやってもらいました。笑)
2. 手を動かすのは頭が働かない時に
もちろん、英語の勉強の中で単語を覚えるために何度も書くことが必要にもなってくることはあります。 しかし、そこに時間を取られすぎてはもったいないです。
そういった手を動かして行う勉強は、「なんだか頭働かないなあ。」という時などの助走や眠気ざましの時におこなって下さい。 実際、字を読んで理解しようとするより、必死に文字を書いているときのほうが眠気は飛んでいきます。
英語・手を動かす
英語は、更に詳しい勉強法を以前にお話しさせて頂きましたので、ここでは、今まで実際に生徒さんに指導してきた内容についてお話しします。
<早めの準備をしていた小学生の生徒さん>
最近は小学校でも英語の授業があったりするせいか、早い段階から英語に取り掛かりたいという生徒さんから指導をお願いされることもありました。
小学生のうちから英語を身に付けよう! なんてとっても素晴らしいですよね。(その生徒さんはすでにアルファベットはお家で練習されていて、バッチリ書けるようになっていました。)
アルファベット
1. 工夫出来て楽しかった
実は、私にとっては、そういう生徒さんを指導することが一番プレッシャーでした。(また、指導していて、一番いろいろな工夫が出来て、楽しかったです。) 今まで英語と触れ合う機会が少なかった、英語を勉強する機会があまりなかった生徒さんですので、私の指導時間が実質初めての英語の勉強でした。
2. 英語は楽しいものだと思わるように!
つまり、私と一緒に勉強していて「楽しい。」と思ってくれれば、その生徒さんにとっては「英語は楽しいものだ。」という考え方スタートで今後勉強してくれると思います。
ですが、もし私と一緒に勉強していて「つまらない。」となってしまったら、その生徒さんは、その後「英語はつまらないものだ。」という考え方スタートで、今後英語の勉強と付き合っていかなくてはならないということにもなり得るのだと思ったら、本当にプレッシャーでした。
3. どうやったら伝わるか
私がそうであったように、「英語使えるようになるってこんなに楽しんだ。」と楽しく英語と向き合ってほしいと思っていたので、どうやったらそれが伝わるか本当に色々悩みました。
ですから、指導が終わり、最後の指導時間の後に「将来、海外で働いてみたいな。それか、通訳とか英会話の先生もいいかな。」と言われた時には思わず泣いてしまいそうになるくらい嬉しかったです。
海外の例・アメリカ
4. ハリーポッターも
あるフレーズを覚えるために、ハリーポッターやチャーリーとチョコレート工場の原著を一部一緒に読んだり、はやりの洋楽を聴いてみたり、いろいろな方法を使って一緒に楽しく勉強してきました。
まだまだ受験やテストまでは時間的に余裕があったので、「もし、海外のレストランで注文するなら。どうやって頼む?」や「自分が転校生で自己紹介をするとしたら?」といったような実際にも役に立ちそうな場面を想定しながら、英語のフレーズ、例文などを使って勉強もしたりしました。
5. 楽しい勉強をこつこつと
受験まで時間が迫っていなければ、こういった勉強をコツコツこなしていくといいです。 そうやって英語に馴染み、楽しめれば、英語の試験勉強も楽しくできますし、もしかすると、試験対策にそこまで必死にならなくても、きちんと学校から出された課題などをこなすだけでよくなるかもしれません。
<時間が無い!とにかくコンパクトに勉強したい中学生>
3年生の夏まで部活を必死にやってきた生徒さんで、とにかく時間がない!という女の子でした。 部活を本当に必死にやってきていて、その部活を引退して少し燃え尽きていた頃に出会いました。 何といっても受験を意識したのが夏を過ぎた頃だったので、時間がなく、英語だけでなく他の科目もまだまだ学習を進めていかなくてはならないという状態でした。
1. 効率よく・過去問演習
ですから、とにかくコンパクトに、きちんと点数になる勉強を効率よく行う必要がありました。 そのために、受験予定の高校の試験問題や学校の試験問題の傾向を掴むため、とにかく情報を集め、過去問を見ながら、問題集にその傾向とぴったり合う項目をマークしてから問題集を解くようにしていました。
宮城県公立高校入試過去問題
2. 学習の強弱を意識して
もちろんヤマをかけたわけでなく、学習するときの力の強弱を意識するため、また「これは出るかもしれない。 本番に出た時にバッチリかけるようにしなきゃ。」というプレッッシャーを感じながら学習して欲しかったので(部活を引退して、燃え尽きてやる気を失ってしまった時期があったので)、そのように勉強を進めてもらっていました。
そうしていくうちに、気持ちがバッチリ切り替わって、部活を一生懸命やっていたパワーが勉強に注がれたときの勢いは素晴らしかったです。