「東北大学」理系・合格勉強法
皆さん、こんにちは。 仙台市の『名門進学会』家庭教師で、東北大学医学部医学科1年の新田 美緒(にった みお)です。
今日は、「東北大学」理系に高い確率で合格出来る勉強法を書きます。 同大学受験生にはとても役立つ内容になっていますので、最後までご覧下さい。
1. 東北大学理系入試・前期日程の概要
東北大学理系入試の前期日程は、共通テスト(国語・社会1科目・数学1A・数学2B・理科2科目・外国語)と個別学力試験によって合否判定がなされます。
個別学力試験は、外国語・数学・理科2科目・面接(医学部医学科・同保健学科・歯学部)から成ります。 志望する学部学科の配点や理科選択などについては、大学のHPなどで必ず確認するようにして下さい。
2. 各教科の合格勉強法
ここからは、東北大学理系学部に合格するための「戦略的勉強方法」を科目別に書いていきます。
A. 英語
・単語力をつける
東北大学の問題は長文読解が多いので、高い単語力があると非常に問題が解きやすくなります。 一度に幾つもの単語帳に手を出すのではなく、単語帳を1冊ずつ漏れなく仕上げていくことが大切です。 また、単語帳に載っている例文ごと覚えると、記憶から抜けにくく、さらに英作文などでも応用できるようになります。
例文も出ている「英単語」参考書
・英作文の練習をする
東北大学では、毎年英作文が出題されています。まず英作文の問題集に取り組み、構文を意識しながら英文を記述できるように練習しましょう。 その後、過去問で東北大学の英作文の形式に慣れることが必要です。
東北大学理系・赤本
・できるだけ毎日英文に触れる
毎日少しでも英文を読んでいくことで、読むスピードや英文理解の力が培われます。 英語に触れない期間を作ってしまうと、折角つけた英語力が落ちてしまいもったいないので、習慣化し継続して取り組みましょう。
・家庭教師などに添削してもらう
また、英作文や長文読解の記述問題は、模範解答を見ても自力で解答の正否を判断することが難しいものです。 ですから、自分が書いた解答を家庭教師などに添削してもらう手もあります。
B. 数学
・まずは教科書レベルの定着を
数学は、積み上げ型の教科です。 基礎を固め、教科書の例題や章末問題は、すべて解けるようにしましょう。 数学に苦手意識がある場合は、教科書ガイドを用いて丁寧に学んでいく方法もあります。
数学の教科書ガイドの例
・問題集で応用力をつける
まず、網羅系の問題集を1つ選び、学校で習った範囲の問題はその都度解いていくように心がけましょう。 そうすることで、学校で数Ⅲまでの学習が終了した段階で各分野の応用力がついているので、スムーズに他分野にまたがる問題の対策へ移ることができます。
・過去問演習と復習
大学入試数学は、大学ごとに特色があります。過去問を10年分ほど、2周以上解き、丁寧に復習することで、東北大学入試数学の傾向を十分につかむことができます。
もちろん入試では満点を取る必要はなく、出来る問題を確実に解き、減点されない答案作りをすることが重要です。 そのためには、実際に東北大学に合格している私たちのような家庭教師を利用することもお勧めです。
私の過去問の復習ノート
C. 理科
私は物理・化学選択でしたので、この2教科について書きます。
Ⅰ. 物理
・教科書の公式の意味を理解しよう
物理では、たくさんの公式が出てきます。 しかし、それを丸暗記で乗り切ろうとすると、少し設定が変わっただけで途端に太刀打ちできなくなる恐れがあるのでお勧めできません。 丸暗記ではなく、その現象の理解に基づいた公式暗記を行うことで、点数が安定して取れるようになります。
・問題集・過去問演習をしよう
上記のようにして現象を理解した後は、問題演習に取り組みましょう。 様々な設定の問題に取り組んでいくことで、理解がさらに深まり、確固たるものになっていきます。 なお、公式の導出を自力で行うことや過不足ない解答を自力で作成することは難しいので、物理でも家庭教師などの指導が役立ちます。
物理の問題集の例
Ⅱ. 化学
・教科書をフルに活用しよう
化学は、教科書が大活躍する教科です。 授業で履修し終えた後も、何度も繰り返し教科書を読み、隅々まで暗記することで、得点が伸びていきます。 また、問題集や過去問で演習を行った際に間違えた問題については、必ず教科書に立ち返って知識を補充するようにし、漏れをなくしていきましょう。
私の教科書の書き込み
・有機化学の問題演習
有機化学は、演習を重ねるほどに安定して得点できるようになる分野です。 東北大学の化学は、有機化学の構造決定が毎年出題されるので、特に重点的に対策をしましょう。 東北大学の有機化学が難しく感じて取り組みにくい場合は、他の国公立大学の基本的な構造決定の問題を解くなどしてから徐々にレベルを上げていくと、取り組みやすくなります。
3. 終わりに
ここまで、「東北大学」理系の合格勉強法について書いてきました。 どれも当たり前のことのように感じられると思いますが、合格のためには当たり前のことを継続して行うことが大切です。 ご依頼があれば私たち「名門進学会」の家庭教師も全力でサポートしますので、その際は合格を目指して一緒に頑張っていきましょう。
東北大医学科生が教える:効率的な「勉強方法」
初めまして! 仙台市の「名門進学会」家庭教師で東北大学医学部医学科1年の榎本蒼と申します。
1. ご挨拶
今回、初めてブログを書きます。 今年受験を終えたばかりのことでもあり、大学受験についての記憶が新しいので、皆さんに勉強法や医学部受験についての情報を提供出来たらと思います! 今回のブログでは、受験勉強法について書きます。
2. 効率的な勉強法を
よく、受験勉強を始めてある程度時間が経つと、ただ単純に勉強時間を増やすだけでは成績が伸びないことに気付き、より効率的な勉強法は何だろうと誰しもが疑問に持つと思います。 私自身も、受験時代に、どのようにすれば効率的に学習ができるかを考えました。
ただ自分に合う勉強法は
その結果、ある程度の結論を得ることが出来たので、今回はそれについて書きます。 ただ、自分に合う勉強法は人によって異なるので、私の話はあくまで参考程度にして頂ければと思います。
3. いつ勉強するのか?
放課後などに勉強することはもちろんですが、勉強時間が足りていないと感じている受験生は隙間時間を積極的に活用しましょう。 例えば通学時間を単語学習に充てたり、休み時間に数Ⅲの計算練習を行ったり、授業中の暇な時間に数学一問を解いたりすることなどです。
電車で長時間通学
机が無い所でも
私は、通学で電車に乗っている時間が一日に60分あったので、その時間を英単語の学習に充てていました。 他にも、寝る前の15分程度の時間を暗記系の学習に使ったり、お風呂で英語ニュースを聞いたりするなども出来るかと思います。
4. どこで勉強するか?
これは、人によって答えが大きく変わると思います。 結論から言うと、自分が集中しやすいと考える場所ならどこでもいいと思います。 私自身は自宅であまり集中出来なかったので、受験勉強の9割ほどを学校や塾の自習室や図書館などで勉強していました。
適度に勉強場所を変える
ただ、一つ多くの人に共通して言えることは、同じ場所で一日中集中して勉強することは難しいということです。 同じ場所で長時間勉強してしまうと疲れてしまうので、適度に勉強場所を変えるのが良いかと思います。
カフェで勉強するのも
5. どのように勉強するか?
このテーマが、一番気になっている人が多いと思います。 十分な勉強時間を確保して、集中できる環境を整えたとして、次に考えるのはどう勉強するかでしょう。 このことについては様々な意見もあると思いますが、受験を終えたばかりの僕が大切だと考える2つを挙げます。
計画的に学習する
まず一つ目は、計画的に学習することです。 一週間の初めにその週の中で何を勉強するかを決め、それらを曜日ごとに振り分けます。 ここでのポイントは、計画する勉強量は自分が出来ると思った8割くらいに抑えることです。
多くの人が、計画を立てる時に、自分が出来る以上の量を目標にしてしまいがちです。 そして、結果的にそれが達成出来なくてやる気を無くしてしまうので、まずは少し緩いくらいに計画を立てましょう。
模試の有効な活用法は
また、受験学年になると、多くの人が駿台や河合塾の模試や場合によっては冠模試を受けると思います。 模試の有効な活用法は、結論を言うと、判定は気にせず分野別の成績をよく分析しようということです。 多くの受験生は模試結果の判定の良し悪しと総合偏差値を眺めていると思いますが、最も見るべきは各教科の分野別成績です。
学習すべき内容が異なるので
例えば、英語の点数が同じだった人でも、人によってリスニングが苦手だったり、読解や文法が苦手だったり、苦手分野は異なります。 同じ教科でも分野が異なれば学習すべき内容も違うので、やはり模試は分野別の成績に最も目を向ける必要があると考えます。
模試の分野別成績表の例
6. 最後に
今回は、大雑把に私の勉強法について書きました。 ここには書ききれないくらいまだまだ沢山の勉強のコツがあるので、これから少しずつ紹介していきます。 受験生の皆さん、楽しみにしていて下さい。