東北大医学部・合格体験記
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9. 浪人時代その3

2回目のセンター試験

 この年のセンター試験の会場は、実家から電車で1時間くらいかかる遠いところだったので、前日はいつもより早めに帰宅してたっぷり睡眠をとるようにしました。前日にやったことは、倫政の一問一答問題集(市販のもの)のあやふやなところと、英単語、それまでに自分が作っていたカードの確認、有機化学の反応経路一覧などです。
 そのほかに気をつけたことは、お風呂は湯船にしっかりつかってリラックスできるようにしたことくらいです。
 あとは本当にいつも通り過ごしました。

1日目

 センター試験の当日、高校生なら同じ高校の生徒が何人もいるので、友達と少し話をして緊張を紛らわすことができるでしょう。でも浪人生はばらばらに会場が決まるので、会場に知り合いがほとんどいません。特に緊張してどうしようもないから友達に会いたい、とは思いませんでしたが、それでも同じ予備校で同じクラスの友達を見つけるとほっとしました。

 待ち時間は持参したカードを見て、覚え忘れがないようにぎりぎりまで確認しました。お昼の時間には、お弁当のほかに甘いお菓子なども持って行って、ただエネルギーを摂取する行為としてだけでなく、おいしくご飯を食べるようにしました。おいしさを感じられるということは、緊張しすぎていない証拠だからです。

2日目 直前に自己採点

 2日目の朝、私はどうしても1日目の教科の自己採点をしたくなってしまいました。前日、帰りの電車で国語が簡単だった、英語が簡単だった、というほかの受験生の声を聞いて、私はそれほど簡単だと感じられなかったので不安になってしまったためです。

 新聞からセンター試験の解答を切り抜き、会場に持っていって、1時間目の数学の時間の前に1人新聞を広げて英語と国語の自己採点をしてしまいました。ちなみに、社会の自己採点はする勇気なく、帰りの電車まで我慢しました。もともとそんなに得意ではなく、しかも解いた時の感触があまり良くなかったので、悪い結果で数学に影響が出てしまうのが嫌だったからです。

 周りの人からは、試験の直前に自己採点をするなんて、よっぽど前日の結果に自信があるのか、と思われていたかもしれませんね。ただ、正直なところ数学の時間の前に記憶を確認することってあまりないと思います。直前に公式を覚えているようじゃ、センター試験なんてロスタイムばっかりで間に合わないと思うし、それまでに身についているはずです。

 だから、まあ、自己採点をしていて直前に数学の勉強をしていなくても、それほど周りに差をつけられることはないでしょう(精神的なダメージを受けたなら話は別ですが)。緊張しやすい人だとか、沈んでいるときは問題を解くのが遅くなる人だとか、そのような人はまねしない方が無難だと思います。

センター試験後~国立前期まで

 2日目の夜にはインターネットに2日目の分の回答が出ていたので、その日中に自己採点をしてしまいました。
 結果は90%と少しという感じで、東北大学の合格者の平均くらいでした。何日か後にセンターリサーチで判定が出るのですがそれもB判定で、2次試験失敗しない限りは合格できるくらいの点数です。

 しかし、センターの点数で周りの受験生に差をつけられなかったということだけでは、十分に安心できません。 なにせセンター試験の割合は、2次試験の1科目と同じなのですから、2次試験に失敗したらそれでアウトです。

 だから目標だったセンター9割を超えたにもかかわらず、不安な日々が続きました。といっても、「2次試験失敗したらどうしよう」という気持ちと「普通に解ければ受かるのだから、まあ大丈夫。」という気持ちの両方がいつもあって、どちらの見方をすれば良いのか悩んでいました。

 ネガティブなことばかり考えていると解けるものも解けなくなりそうだし、逆にポジティブなことばかり考えていたら勉強をサボりそうなので、そこら辺のバランスをとるのが難しかったです。

東北大学の過去問演習

 この時期は、東北大学の過去問をたくさん解きました。英語と数学は前年に買っておいた15カ年分入っている問題集を解き、物理は2000年あたりの原子物理が範囲だった頃の問題も解いておきました。化学は前期試験15ヶ年分と後期試験の有機化学のみ15ヶ年分解きました。

 なぜか数学と英語があまりやる気がしなくて、有機化学をやって自分を景気づけて数学・英語・物理のどれかをやって、また有機化学をやって、と有機化学でサンドイッチしながら勉強していました。
 有機化学は解いていてとても楽しかったので、ついついたくさんやってしまい、あまりバランスの良い勉強とは言えないような勉強の仕方をしていました。でもその結果、有機化学ならだいたいはどんな問題でも解けるようになったのでそれは良かったです。(といっても、あれだけ有機化学をやっといて、解けるようにならなかったらそれはそれで悲しいですが)。

 1つでも自信を持って解けると言える科目があれば、1科目くらい失敗しても大丈夫だと思えるので、切羽詰まらなくてすみました。

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