宮城県立高校入試・過去問演習が必要な理由と上手なやり方
皆さん、こんにちは。 仙台市の『名門進学会』家庭教師で、東北大学医学部医学科2年の新田 美緒(にった みお)です。
1.前書き
皆さん、中学校での学習も進んできて、問題演習に取り組める範囲もだいぶ広くなってきた頃かと思います。 そこで、今回は、過去問演習が必要な理由とその上手なやり方について書きます。 宮城県立高校受験生とその親御さんには特に役立つ内容になっているので、該当する方は最後までご覧下さい。
2. 過去問演習が必要な理由
まず、入試本番の問題と一番傾向が似ているのが、同じ組織(宮城県立高校入試の場合には宮城県教育委員会)や同じ学校・時にはその中の同じ人物が過去の入試で出題した問題・いわゆる過去問で、別の組織が出題した模試の問題ではありません。
会社にある「宮城県公立高校入試過去問題」
ですから、直前ではなくまだ入試本番まで時間がある時期に過去問に取り組むことで、本番で解く問題の傾向や難易度を知ることができ、目標得点に達するためにはどんな勉強が自分に必要なのか把握できます。 たとえこの時にはほとんど解けなかったとしても、敵を知ることで以後の受験勉強を効率良く進めることが出来ます。
3. 過去問演習の上手なやり方
ここからは、効果が上がる過去問演習のやり方について書いていきます。
A. 時間を測って解く
過去問は、本番と同じ制限時間または5-10分ほど短い時間を設定して解きましょう。 試験では制限時間内に自分が解ける問題を間違いなく得点することが大事になるので、過去問演習の中で時間感覚を養い、見切りをつけて次の問題に進むという判断も出来るようになりましょう。
B. 参考書などを見ずに解く
本番では自分の頭で考える必要があるので、演習でも教科書や参考書に頼らずに解きましょう。
C. 悩んだ問題には印をつけておく
演習の中で悩んだ問題に△などの印をつけておき、正解したとしても後で復習する事で今後悩まずに正解できるようになり、点数アップにつながります。
D. 必ず復習をする
過去問演習で一番大事になるのが、復習です。 間違えた問題、そして悩んだ問題について、まず解説を読み、その分野の教科書に立ち返って、基本の抜けをなくしましょう。 また、例題を探して解くことで、その分野の理解がもっと確実なものになり、得点源にすることも可能になります。
E. 学習計画に生かす
過去問を解いて自分の苦手がわかったら、その分野の演習を増やしたり、間違えた問題に再びチャレンジする日を設けたりして、勉強計画に反映させましょう。
4. 終わりに
ここまで、過去問演習について書いてきました。 受験までの残りの日々、過去問演習に取り組み、合格のためには自分にどんな勉強が必要なのかを考えながら、効率的に勉強を進めていきましょう。
なお、自分だけで効率的に勉強を進められない場合には、私たち『名門進学会』の家庭教師もお手伝いしますので、ご希望の方は会社までご連絡下さい。
大学受験:合格のための「赤本」との付き合い方
皆さん、こんにちは。 仙台市の『名門進学会』家庭教師で東北大学医学部医学科4年の金子茉央(かねこ まお)です。
1. ラストスパートにも登場!
入試まで残りわずかです。 皆さん、今はきっと最後の仕上げをしていることと思います。 ここまで勉強してきたことは自分の身になっているはずなので、慌てたりせず自分の力が100%出せるように本番に向けて調整して行って下さい。
今日は、そういった状況の下で、皆さんのラストスパートにも登場する「赤本」との付き合い方についてお話しします。 志望校合格に役立ちますので、最後までご覧下さい。
「名門進学会」にある赤本の例
2. 私の「赤本」の思い出
「赤本」。 この言葉を見るたび聞くたびに受験時代の記憶が思い出されます。 私は早々に志望校を決め、高校3年生の夏休みにこれを解き始めましたが、最初に手をつけた時は大きな絶望を感じたものでした。
「いや、受かるわけないじゃん」と率直に思って、本を閉じその日は自習室を後にしたことを今でも鮮明に思い出します。 皆さんもそんな思い出があるのではないでしょうか?
3. 「赤本」を解くメリットは?
もちろん、志望校を見据えて、合格に近づくためにはその大学の過去問を解いていくことは必要最低条件です。 理由はいくつかあって、私が考えるのは以下の通りです。
A. 各大学には一定の傾向があるので、それを把握する必要があること。 B. 自分が最終的に目指さなければならない到達レベルを知ること。 C. 万が一過去問の知識を使って解く問題が出た時に、周囲との致命的な差が生じてしまうこと。
最初は解けなくて当たり前
とは言え、序盤からいきなり最終ラウンドに投げ込まれても、嫌になってしまうだけです。 基本装備が足りていないのに、ラスボスに立ち向かって行って虚しくHPが減っていくようなものです。 最初に過去問に触れた時、全く問題が解けないことは当たり前だと思って下さい。
過去問を解き始める時期は
恐らく塾や学校の先生からは、まだ過去問をやってはいけない… もしくは、この時期までに過去問をやっていなければ…などと言われると思いますが、それに惑わされ過ぎてはいけません。 過去問を本格的に解き始める適切な時期は自分の勉強の進め具合によって異なりますので、自分自身で判断していくことが必要です。
4. 「赤本」との付き合い方は?
では、「赤本」とはどう付き合っていけば良いのでしょうか? 私は過去問がどれくらい解けたかによって使い方を変えていました。
A.「赤本」を解いて絶望を感じる時期
絶望は、志望大学へのリスペクトに変換です。 自分の受ける大学はすごいのだと納得し、赤本から一度手を引きます。 ここでは深入りN Gです! モチベーションの低下を引き起こしたり、下手なテクニックを吸収してしまうこととなります。 足りなかった基礎を固めるべく、他のテキストや問題集にシフトしましょう。
B.「赤本」が解けるようになってくる時期
今こそが本腰据えて取り掛かる時期です。 自分で時間やノルマを決めて解き進め、出題形式に慣れていきましょう。 復習は絶対にやります。 受験は相対評価ですから、努力で補えるところで周囲との差を作るわけにはいきません。
C. 一通り解き終わった時期
時間制限を付けていなかったら、必ず本番と同じ時間で解いて下さい。 いかに実力をつけていても、本番でパニックになってしまっては元も子もないので、本番と同じシチュエーションを作ります。 この最後の詰めのために、最新の過去問一年分は解かずに残しておいて、最後の仕上げとして解いて下さい。
5. まとめ・最後に
いかがでしたでしょうか? 個人的には、赤本に手をつけるのは早くていいと思っています。 上に紹介したような使い方が出来るからです。 ただし、あくまで、志望校に対する自分の到達度の指標であると考えて下さい。 絶望の中で半強制的に解くには、赤本は重たすぎて体力ばかりか莫大な気力も消費します。
今回は、私なりの赤本の使い方の紹介をしてきましたが、皆さんも自分なりの使い方を見つけて下さい。 そして、最後に、皆さんの志望校合格を強くお祈りします。
宮城県高校入試「過去問演習」を徹底的に!
皆さん、こんにちは。 仙台市で家庭教師を派遣している「名門進学会」、社長の三沢 也寿志(みさわ やすし・早大大学院修了)です。
1. 最も効率の良い勉強方法を
高校入試まで残りの日数も段々少なくなってきて、多少焦っている受験生やその親御さんもいらっしゃるのではないかと思います。 今日は、そうした方々に向けて、受験に向けてこれからでも出来る最も効率の良い勉強方法をお教えします。 知れば合格可能性が大きく上がりますので、最後までご覧下さい。
2. 本試験と一番傾向が似ているのは「過去問」
間違いなく言えることは、筆記試験ならどんなものでも、その年度の本試験と一番傾向が似ているのが、その試験で今までに出題されてきた問題、いわゆる過去問です。 決して、本試験出題者とは別の組織が作成した「模試の問題」や「対策問題」ではありません。
出題する組織が同じなのだから
ですから、宮城県の高校入試の場合でも、来春の本試験と一番傾向が似ているのは、今までにこの試験で出題されてきた問題である「過去問」です。 出題する組織が(そして、多くの場合出題する人物も)同じなのだから、これは当然のことです。
仙台市の受験生の皆さんも、このように志望校合格にとても役立つ「過去問」を購入して、何度も解いてみて下さい。 このブログの最後「4.」で、最も効果的な過去問演習の方法をお教えしますので、ぜひその通りに実行して下さい。
3. 書店で「過去問集」を購入する
宮城県内の高校入試問題過去問集(大体過去5年分)は、県立高校も私立高校も今年の分が既に出版されていて、Amazonや仙台市内の書店で普通に購入出来ます。
当社にある「宮城県立高校入試過去問集」
税込み1,650円
受験生は必ず購入して下さい
例えば、宮城県立高校の過去問集は上記写真のもので、値段も税込み1,400円と安いです。 ですから、県立高校を受験される方は必ず購入しましょう。
また、宮城県内私立高校の過去問集は、1校当たりでは県立高校過去問集より売れる冊数がずっと少なくなるので、その分値段が2千円台後半になります。 県立高校のものよりも大分値段は高くなりますが、宮城県内の私立高校を受験する方は、自分が受験する高校の分は惜しまずに購入して下さい。
当社にある私立高校入試過去問集の例
4.「過去問」演習の方法
最後に、これまでずっと高い合格実績を上げ続けている当「名門進学会」代表の三沢が、このブログ「2.」でお約束したように、宮城県内の高校受験生の皆さんに、これからの時期の「最も効果的な過去問演習の方法」をお教えします。
まず、過去問集を購入したら、すぐに2年前の過去問を解いて下さい。 解いてみて、あまり出来なくとも構いません。 それでも、1回でも過去問を解いてみれば、今までの入試でどのような問題が出題されていたか分かるはずです。
入試問題に合わせた勉強を
そして、入試でどのような問題が出題されていたか分かれば、今後は、それに合わせて焦点を絞った効率的な勉強が出来ます。 今の時期に過去問を解いておく最大の目的は、このこと、つまり、今後的を絞った効率的な勉強をするためです。
出題に合わせて効率的な勉強を
次いで、全ての過去問を精読します。 それから、年末までは過去問の出題内容に合わせた勉強(時々過去問を眺めながら)を続けて下さい。 勉強が進んだ年末に、残りの過去問を全部解いて下さい。 そして、その後は、過去問を解いて出来なかった問題を解けるように勉強を進めて下さい。
入試1ヶ月前は「全ての過去問×5回」解く!
そのようにして勉強を進めて、入試1ヶ月前になったら、過去問集に載っている「全5年分の問題を5回ずつ」解いて下さい。 解いてみて、その時にまだ出来なかった問題は、必ず入試までに解けるようにしておいて下さい。
高い確率で合格出来る
上記の方法でしっかりと勉強出来れば、現時点で合格可能性が五分五分の受験生でも、高い確率で志望校に合格出来ます。 当「名門進学会」は、この勉強方法を取ってもらうことによって、必ずしも成績が良い訳ではなかった受験生を数多く志望校に合格させてきました。
このブログをご覧の受験生の親御さんも、志望校の過去問集をすぐに購入して、生徒さんにこの勉強方法を取らせて下さい。
家庭教師会社社長お薦め:早い時期からの「過去問演習」
皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、社長の三沢 也寿志(みさわ やすし・早大大学院修了)です。
今日は、受験生の皆さんに、早い時期からの「過去問演習法」のお話をします。 これは志望校合格の最良の方法ですし、下に過去問集の写真も入っていますので、ぜひ最後までご覧下さい。
1. 早い時期からの「過去問演習法」とは?
早い時期からの「過去問演習法」とは、3年生(受験学年)の早い時期に志望校の過去問を解く勉強法のことです。 一般に、「過去問演習は、受験が近くなったらやりなさい。」と言いますが、それでは、そこに至るまでの勉強の効率が良くありません。
的を絞って効率的に勉強出来る
それに対して、早い時期に1度でも過去問を解いていれば、本試験でどのような問題が出されてきたのかが早くによく分かり、その後はずっと的を絞った効率的な勉強が出来ます。 漫然と勉強を続けるのと、志望校の本試験の傾向を知って的を絞った勉強を続けるのとでは、その効率がまるっきり違い、合否に大きく影響します。
1度だけでもよいので
受験生の皆さんは、まだほとんど解けなくとも構いませんので、この時期に志望校の過去問を解いて出題傾向をつかんで下さい。 騙されたと思って、1度だけでもよいので今すぐに過去問を解いてみて下さい!
過去問集の例・赤本
2. 過去問とは
順序が逆になりましたが、過去問とは、志望校で過去に出題された問題のことです。 これらは、大学のものなら上記写真のいわゆる「赤本」などで、宮城県内の高校のものならば仙台市内の大手書店などで買えます。
宮城県公立高校入試過去問題
過去問が本試験と一番似ている
これは、以前の僕のブログでも述べたことですが、当該年度の本試験と一番傾向が似ているのは、同じ学校(多くは出題者も同じ)の過去問です。 これに対して、模擬試験などの問題は、出題する組織も出題者もまるっきり違うので、あまり本試験と似たものとはなりません。 こうしたことから、過去問を解くことが一番の本試験対策となります。
3. その後も時々過去問を!
そして、早い時期に過去問を一度解いたらば、その後勉強を続ける中でも時々過去問を解いてみて下さい。 受験勉強を続けていく良い刺激にもなりますし、時々アウトプットすることが更なる効率的な勉強にもつながりますので。
大学受験生へ:赤本を買って「過去問演習」を!
皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。
1. 合格のために「過去問演習」を
このサイトの中の『やすしの合格勉強法』でも述べているように、志望校に合格するためには、「本試験と一番傾向が似ている問題である過去問を繰り返し解くこと」が、とても大事です。 必須と言っても過言ではありません。
2. 大学受験生には「赤本」
そして、大学受験生のためには、大学・学部別の過去問集(共通テストのものは科目別)として、いわゆる赤本が、安い値段で昔から出版されています。 Amazonやジュンク堂・丸善など、大きな書店では沢山そろっています。
当社にあるの赤本の例
3. 3年生のはじめに1度過去問を解く
大学受験生の皆さんは、必ず志望大学・志望学部の(共通テストを受ける方は共通テストの分も)「赤本」を買って、高校3年生のはじめくらいに一度過去問を解いてみて、その出題傾向をつかんで下さい。
4. 出題傾向に合わせて勉強
もちろん、その時点では、ほとんど出来なくて当たり前です。 ですから、出来具合は気にしないで、そのときから1年弱の間、志望校の出題傾向に合わせて絞った勉強をして下さい。 そうすれば、志望校の出題傾向が分からず1年間漫然と勉強した場合と比べて、大きく合格に近づくことが出来ますので。
勉強中の受験生
5. 受験直前は何度も繰り返し解く
上記のように、志望校の出題傾向を意識して絞った勉強を続け、本試験3か月くらい前になったら、今度は、赤本に載っている全ての年度の過去問を、繰り返し繰り返し解いて下さい。 出来ない問題が1つも無くなるまで、繰り返し解いて下さい。 そうすれば、安心して本試験に臨めます。
6. 年初の偏差値が多少足りなくとも
このような勉強法を高校3年生の1年間取れば、3年生のはじめの偏差値が志望校合格に多少足りなくても、ガリ勉をしないで高い確率で合格出来ます。 このことは、三沢が、この「名門進学会」での指導経験から、太鼓判を押して保証します。 「赤本」を買って「過去問演習」、お試しあれ!