医学生が教える:受験生の「不安」への対策
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
このブログは、「やる気を出す方法」・「めげない心を作る方法」・「各科目の勉強法」など、満載です。 今回は、受験生の皆さんの「不安」への対策について述べますので、最後までご覧下さい。
<ネガティブになった時には自分がやってきたことの確認を!>
「どうせ私なんか・・・。」、「元々の頭が良くないから・・・」、「頑張ったところで・・・」といったような言葉を思わず言ってしまう生徒さんを見ると、昔の自分を見ているようで、胸がぎゅっと締め付けられるような気持ちがします。
1. 今までの確認をして頑張りを実感しよう
「ポジティブにならなきゃダメだよ。」とか「頑張って!」という言葉が時には本当に辛いことがあるのも、本当によくわかります。 そんな時は、今まで自分がやってきたことを確認してみましょう。
今までやってきた問題集を眺めてみたり、今までのノートをパラパラ見てみましょう。 ああ。こんなに頑張ってきたんだ。このころから比べると、だいぶ成長したなと思えることを見つけてみましょう。
勉強してきたノート
2. 実際不安によく効きます
実際、私が指導させていただいた生徒さんも、受験直前期に不安や焦りから全く勉強に集中できなくなってしまっていて、話を聞くと「きっと失敗する。うまくいかない。」や「自分にはできない。」と弱気なことを話していました。
ご家族の方も、「最近、受験が近づいてきて緊張もあるのか元気が無くて・・・」と心配されていました。 指導時間中にも、問題を間違えたり、分からないことがあったりするとものすごく不安そうにして、落ち着かない様子でした。
3. 今までやってきたことを見直して
せっかくここまで一生懸命やってきたのに、このままでは良くないと思い、生徒さんと二人でいままでやってきた問題集やノート模試の結果を見直してみました。
本当に一生懸命やってきた生徒さんだったので、ノートや問題集は書き込みでびっちりでしたし、成績も徐々にではありますが、上がってきているのが、昔のテスト結果や成績表からもよく分かりました。
4. 気持ちが前向きに
一つずつ、「この時の試験はこれすら間違えていたね。」とか「この時は、すごく頑張って良い点とったよね。」とか話しながら、今までの努力の結果を確認してきました。 そうしているうちに、少しずつ生徒さんの表情も明るくなってきて、「まだまだ、頑張れそうです。」と、指導時間の最後に言ってもらえました。
5. 今までの努力の確認のために 「勉強の記録ノート」を書く
こうやって、今までのノートや成績を見直すのもいいですが、自信がなくてネガティブになってしまいがちな生徒さんには、今までの努力を見直すのに便利なのが「勉強の記録ノート」を書くのをお勧めしていました。
終えた所に付箋を付けたノート
私は浪人していた時、不安になることが多く、先ほどの生徒さんのように何度も、何度も自分の今までのノートや成績を見てみたりしていました。 それでも不安で毎日の勉強に集中できなくなってしまった時期があり、この「勉強の記録ノート」を始めました。
6. 記録ノートの内容
内容は簡単で、最初1ページ目に目標を書き(「〜〜大学合格。」とか「〜〜になる。」)など、そのあとに続くページにそれまでにやらなくてはならない事を書きました。
そのあとのページは、見開き一ページを使って、一週間の表を貼り付け、科目別勉強時間や、何をやったか、1日何時間勉強したかを書いていました。 また、99時間まで計測可能なストップウォッチをつかって、自分が1日何時間勉強したか測って1日の最後にそのノートに書き込んでいました。
7. やってきた勉強時間の把握も自信に
もちろん、勉強は掛けた時間だけでなく、その学習の質も大切ですが、自分がやってきた勉強時間を把握し自信に繋げるのもとても有効です。
そのノートを常に持ち歩いて、「自分はこれだけ頑張ってきたんだ。」とか、「自分の目標は〜〜〜なんだ。そのためには〜〜をしなくてはいけないんだ。」と、すぐに確認出来るようにしてきました。
私自身はこれが非常に励みになって、頑張ることができました。 また、いまだに捨てられずに大切にとってあります(笑)。 そして、その勉強の記録ノートを指導する生徒さんによく見せていました。
8. 無理に前向きになろうとしない
不安になる時には、無理に前向きになろうとせず、今まで自分が頑張ってきたことの確認をするようにしましょう。 もし、これを読んでいる方の中で、不安のあまり勉強に集中できないという方がいたら、勉強の記録ノートを書いてみることをお勧めします。
9. 視野が狭くなってしまうので
また、こうやって自分のことで精一杯になってしまって、ネガティブな事を考えてしまっているときは視野が狭くなっていることが多いです。
私自身も、ネガティブな事を考えてばかりいて視野が狭くなっていて、自分を支えてくれている家族や友人に対して、そっけない態度をとったり、心配をさせてしまうような行動を取ったりしていました。
10. 周りの支えてくれる人を見る
当時は、私自身、精一杯でそんな風に考えることができなかったのですが、今振り返ってみると、家族や学校の先生、一緒に勉強している仲間などが、そんな精一杯な自分を必死で勇気付けよう、支えようとしてくれていました。
勉強仲間・イメージ
もちろん、受験は大変でしたし、勉強が辛い時もありましたが、こうして今振り返ってみると、自分の受験、夢のために周りの人が支えてくれていた、見守ってくれていた幸せな時間だったのかもしれないと思えるようになりました。
11. 周りを見渡して下さい
ネガティブな思いでいっぱいになったり、勉強が嫌になったり、自分に自信がなくなったときこそ、一呼吸おいて、自分の周りを見渡してみて下さい。
「辛い。辛い。」とばかり思っていた自分から一歩引いて客観的に自分をみると、「まだ、頑張れるかな。」とか「勉強できる環境、チャレンジできる環境にいることが出来て有難いなあ。」と思えるようになるかも知れません。
合格のためには「過去問」演習を徹底的に!
皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。
今年も残りわずかとなり、いよいよ来春の受験シーズンが間近に迫ってきましたね。 そこで、今日は、受験直前期の勉強法について、皆さんの役に立つお話しをします。 志望校合格のために、最後までご覧下さい。
1. 本試験に最も近いのは「過去問」
最初に申し上げることは、受験本番の問題に一番近いのは、受験問題とは別の組織が作成した模擬試験の問題ではなく、自分が志望する学校・学部・学科・科で実際に過去に出題された問題、いわゆる「過去問」です。
繰り返し解く
そして、合格するために一番効率的な勉強法(ガリ勉をしないでも高い確率で志望校に合格できる勉強法)は、「最低でも、直近5年分の志望校の過去問を、何度も何度も繰り返し徹底的に解き、その出題形式や出題内容に十二分に慣れて、本番に臨む。」という方法です。
宮城県公立高校過去問題
自力で理解できるのであれば
その際に、自力で過去問を解いて間違えた部分・分からなかった部分の解説を読み、自力ですんなりと理解できるのであればまったく問題はありません。 こうした受験生の方は、そのまま受験まで徹底的に過去問演習を行って下さい。 そうすれば高い確率で志望校に合格できます。
2. 家庭教師などの利用も
これに対して、過去問演習を行って自力で十分に理解することが出来ないときには、家庭教師などを効果的に利用しましょう。 つまり、まず、自習時間・家庭学習の時間に過去問を数多く解いておきます。
分からなかった問題を
そして、過去問集に付いている解説を読んでも分からなかった問題・事柄など、を家庭教師の先生などの指導時間に教えてもらい・解説してもらって、十分に理解出来るようにするのです。 こうやって、過去問の中の分からない問題を無くしていき、本番までにほとんどを解けるようにしておきましょう。
ここでも繰り返す
家庭教師などの指導期間中毎回これを繰り返し行えば、貴重な指導時間を有効に活用することができ、来春の受験本番での戦闘能力(=合格する能力)を大幅に高めます。
受験生やその親御さん、当「名門進学会」がお勧めする効果的な家庭教師の活用法をぜひ参考にして、来春の志望校合格を勝ち取って下さい。 来春の受験、当会より皆様のお子様の合格を強くお祈り致します。
家庭教師会社社長の:合格する「過去問」勉強法
皆さん、こんにちは。 仙台市で家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。
今回も、前回に続いて、受験生とその親御さんのために、合格する勉強法について述べます。 大きな効果が上がりますので、最後までご覧になってすぐにでも実践して下さい。
前書き
受験に合格するためには、本試験と一番傾向と難易度が似ている問題である志望校の「過去問」を解くことが最良の勉強法です。 その具体的な方法とそうすべき理由について、以下に述べます。
1. 早い時期に志望校の過去問を解く
まず、受験1年前~8ヶ月前の時点で志望校の過去問(全教科分)に目を通し、1年分だけで結構ですからそれぞれの教科をざっと解いてみて下さい。
A. 過去問の入手法
宮城県内の高校を受験するのであれば、「県立高校の過去問」、「各私立高校の過去問」を、Amazonや丸善さんなどで購入することが出来ます。
宮城県公立高校過去問題
B. 大学受験なら赤本・青本を
また大学受験であれば、国立大学・私立大学を問わず、いわゆる「赤本」、「青本」といった各大学・学部(or文化系・理科系)別の過去問集が書籍として発売されており、やはりAmazonや丸善さんなどで購入することが出来ます。
東大などの赤本
C. 解けなくともOK!
もちろん、受験1年前に志望校の過去問を解いてみても、あまり or ほとんど解けなくて当たり前です。 でも、それで良いのです。
早い時期に志望校の過去問を解いてみれば、おおよそではあっても自分の志望校の入試問題がどれくらい難しいか把握することが出来、どのくらい勉強すれば合格することが出来るのか、または志望校を変更した方がよいのか等を、ある程度判断することが可能になります。
D. 傾向が分かるので
これに加えて、実際に志望校の過去問を解いてみれば、その学校ではどんな問題が出題されているのかが分かるので、その対策として重点をどの分野に置いてどのように勉強すればよいのかといったことも見えてきます。
志望校の例・早稲田大学
E. 合格可能性が高まる
こうした知見に基づいて志望校合格のための勉強を進めると、志望校の入試にどういった問題が出るのか知らないでただ漫然と勉強したした場合に比べて、遙かに効率的・効果的に志望校向けに絞った受験勉強を行うことが出来、合格する可能性を大幅に高めます。
2. 入学試験前に志望校の過去問を最低5年分×3回解くこと
上述の勉強方法で志望校へ合格出来るように学力を高めておくとともに、入学試験本番の2ヶ月前くらいから3日前くらいの間に、今度は最低5年分の志望校の過去問を3回は繰り返し解いて、問題を解く力を自分のものとして下さい。 普通の能力の受験生でも、そうして本番に臨めば、高い確率で志望校に合格できます。
A. 実証済みの方法です!
そのような方法で簡単に志望校に合格できるのかとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、上述の勉強法をきちんと実行すれば高い確率で合格できることを、僕自身及び僕のところの生徒で実証済みなので、ぜひこの方法を実行してみて下さい。
P.S. 極端な話しですが、受験というものは志望校に合格すればOK!なのであって、必ずしも自分の学力自体が大幅に向上しなくとも良いのです。
B. 学校名は大きな影響を与えるが
なぜならば、日本のような学校名にこだわる社会では、どの学校を卒業しているのかということが、学生が社会に出る際に取り得る進路に大きな影響を与えますし、その後の人生にもかなりの影響を及ぼします。 しかし、少しくらいの学力の違いが出身学校名以上に人生に大きな影響を及ぼすことは、めったにありません。
C. 当面の合格を第一に
ですから、当面の志望校合格を第一に考えて上述のようにマトを絞った勉強をすることです。 そして、それでも自分の学力自体を向上させたいという高い意欲をお持ちの方は、志望校に合格してからそのための勉強をしても遅くはありません。
高い確率で合格出来る「勉強方法」3原則
皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。
今日は、このブログをご覧の受験生とその親御さんのために、合格に直結する「勉強法」3原則を、以下に述べます。 大きく学力が向上しますので、最後までご覧になってすぐにでも実践して下さい。
1. 全体から部分へのトップダウン法で勉強せよ
すべての教科における勉強法の大原則は、まず全体を大づかみに把握することで、途中で出てきた分からないことや細部にはこだわり過ぎないことです。
A. 全体像をつかむ
具体的には、どの教科でも細かいことや分からないことには拘泥せず教科全体を1通り勉強して、その教科の全体像をつかんでしまうのです。 細部の知識は、後から肉付けしていけばよいのです。 分からないことも、後回しでよいのです。
B. ボトムアップはダメ!
決して、細部から入ってそれを積み上げていこうとしてはいけません。 分からないことをすべて理解してから、先に進もうとしてもいけません。
例えれば、山すそから山を見ても山がどのようになっているかなかなか分からないけれど、山頂から山全体を見渡せば山がどのようになっているかよく分かり、楽に歩けるルートをたやすく見つけられるということです。
2. 重要な部分とそうでない部分を見極めて勉強せよ
勉強において、教科毎に全体の概略がつかめれば、それぞれの教科でどの部分が重要でどの部分が重要でないか見えてきます。
A. 重要な部分に時間を割け!
教科毎に重要な部分がどこか見えてきたら、その重要な部分に時間を割いて勉強し、重要でない部分にはあまり時間を割いて勉強する必要はありません。 すべてを覚えようとすることは効率的でないし、すべてを覚えられる時間と能力のある受験生はほとんどいないからです。
B. 勉強の効率が高まる
そして、この、重要な部分には時間を割いて勉強し、重要でない部分にはあまり時間を割かないという勉強法を取ることによって、勉強の時間効率が大幅に高まります。
3. 80%理解したら前に進め
入学試験を含むほとんどの試験において、満点を取らなくとも合格できるし、満点を取れるだけ勉強できる時間もないはずです。 ですから、受験勉強についても100%を目指す必要はありません。 前述のように重要な部分に時間を割いて勉強し、80%理解できるようになったら前に進んで構いません。
先に進めば分かることもある
直接その部分を勉強したときに分からなくとも、勉強を先に進めれば、分からなかった部分が分かるようになることもよくあるので、この意味からも80%理解できたらば、分からない部分にこだわらず勉強を前に進めて下さい。
それに対して一番まずいのは、分からない部分にこだわって前に進まず、貴重な時間を浪費することです。 時間効率を高めて勉強した者が、最終的に受験に勝利するのですから。