宮城県立高校入試:戦略レベルでの合格勉強法
皆さん、こんにちは。 仙台市の『名門進学会』家庭教師で、東北大学医学部医学科2年の新田 美緒(にった みお)です。
今日は、宮城県立高校入試 のための 勉強方法 を 戦略レベル でお話しします。 お子さんの合格にとても役立つ内容になっていますので、受験生の親御さんは最後までご覧下さい。
1. 宮城県立高校入試の概要・難易度
宮城県立高校入試問題は、国語・数学・英語・理科・社会 の5教科から成り、各教科100点満点で、制限時間はそれぞれ50分です。 難易度としては教科書レベルの基本的な問題が多く、しっかり対策を積むことで点数が取れるようになるので、お子さんには安心して勉強に励むように言って下さい。
2. 勉強方法・全体としては
1. で書いたように、宮城県立高校入試問題は基本がしっかり出来ていれば解けるものがほとんどなので、教科書の知識を取りこぼし無く身に付けていくことが大切です。
教科書の例・中学3年英語
そのためには、まずは学校の授業をしっかり受けてもらい、理解出来ていない単元を残さないように勉強させましょう。 その際、お子さんが自力ではよく分からない箇所は、分かる人に教えてもらえるようにしておきましょう。
3. 勉強方法・科目別に概略を
次に、科目別に、効率よく学力がUPする勉強方法の概略を書きます。 この部分は実際に受験するお子さんに向けて書いていますが、親御さんもこれをご覧になって、教科書ガイド や 参考書・問題集 など、学習効率を高める教材の手配をして頂ければと思います。
A. 国語
まず、教科書に載っている漢字や文法はしっかり覚えることです。 その上で、学校で配布される問題集などに取り組みましょう。 また、読解問題への対策としては、対応する「問題集」などを買って解いて下さい。
お薦めの「国語読解」問題集
くもん出版・1,540円
B. 数学
教科書の内容を理解した上で、章末問題や学校で配布された問題集に取り組みましょう。 出来るだけ全て解けるようにして下さい。 それから、数学が苦手なお子さんは 教科書ガイド(Amazonなどで普通に買えます)を使いましょう。 家庭学習の効率が大きく上がります。
数学の「教科書ガイド」の例
あすとろ出版・2,530円
C. 英語
英語は、教科書の文章を何度も音読して、最終的には丸ごと覚えてしまうのがお勧めです。 単語だけ、文法だけを覚えるよりも、すべてが一本につながった状態で覚えることができ、記憶が定着しやすくなります。
また、教科書に載っている英文の音声はスマホやインターネットに繋がったPCで聴けるので、その全部を聴いて下さい(聴き方は、もちろん教科書に載っています)。 これをやっておくと、入試のリスニング対策になります。
D. 理科
理科は、それぞれの分野が独立していることが多く、忘れやすいです。 各分野の大事なポイントをノートにまとめていくと、後で見直しやすく勉強が楽になります。 また、分野ごとにまとまった参考書 を読むのもお勧めです。
理科・お薦めの「まとめ的参考書」
文理・1,210円
E. 社会
社会は、覚える知識が他の教科に比べて多いので、自分で歴史年表を書き起こしたり、白地図上に知識を書き込んだりして、頭の中を整理しながら勉強を進める方法がお勧めです。 加えて、分野ごとにまとまった参考書 を読むことは社会でもお勧めです。
社会・お薦めの「まとめ的参考書」
文理・1,210円
4. 徹底的に過去問演習を行おう!
この部分もお子さんに向けて書いていますが、親御さんもここに書いてある事柄に留意して勉強させて下さい。 何と言っても、過去問演習は合格のための肝ですから。
一通り教科書の内容を覚え、入試が近づいてきたら、過去問演習を行いましょう。 具体的には、本番3か月前頃から始められると良いです。 過去問は、実際自分が解く本試験と一番よく似ている問題なので、必ず演習を繰り返しましょう。
宮城県公立高校入試過去問題
また、2年生の終わりごろに過去問1年分に目を通すことが出来れば理想的です。 早い時期に敵を知った状態で受験生を始めることが出来るようになって、効率の良い勉強が可能になります!
(注)過去問集(上の写真の2025年度版は税込1,650円)は、6月くらいには新しいものが購入出来るようになります。 お子さんの志望校合格のためには絶対に必要なものですので、親御さんは早めに買ってあげて下さい。
時間を測って解こう
それから、受験本番は時間との戦いであり、取り組んできた勉強の成果を短い試験時間内に最大限発揮しなければなりません。 そのためには、タイマーなどで時間を測って過去問演習に取り組むことが効果的です。
間違えた問題は必ず復習しよう
更に、過去問演習では、間違えた問題を復習して苦手分野をなくしていくことも重要です。 特に上位校を受験する生徒さんは、自分で復習しても分からない問題は私たちのような家庭教師などに教えてもらって、分からない箇所が全く無いようにしておいて下さい。
5. 規則正しい生活と適度な運動を
最後に、合格のための注意点をもう一つ述べます。 受験生にはストレスが掛かり睡眠も削りがちになるので、体調を崩しやすいです。 一度体調を崩すと勉強にも影響が出てしまうので、親御さんも気を付けて、お子さんには規則正しい生活と適度な運動をさせて下さい。