医学生が教える「志望校」の決め方
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の 浅野 早織(あさの さおり)です。
今日は、志望校 の決め方について述べます。 気持ちの整理をつける時に役立つので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
「受験校を下げたい」「先生は無理だって言うけど自分は受けたい」という相談
受験が近づいてくると、「受験校のレベルを下げたい」「浪人でもいいや」といったような話をされることがあります。 もちろん、受験までの時間やそれまでの成績によっては受験校を変える必要が出てきます。
志望校の例・早稲田大学
決断の理由はどちらなのか
しかし、その時によくよく考えて欲しいのは、その決断を「理性的に自分の成績や現状を考えて出した結論」なのか「今辛い状況から逃げるため・楽になりたいための結論」なのかどちらなのかという点です。
受験が近づくと、「苦しいから少しでも楽な方に流されたい!」と思うようになる気持ちは本当によく分かります。 中には、このまま頑張れば余裕で合格できるのに「もう頑張りたくない」と、逃げるようにして受験校を下げてしまう人もいます。
試験当日の朝
1. 目標を下げることで後悔しないように
もちろん、勉強や学歴が全てではありません。 ですから、自分の生き方として負担のない選択を選ぶのも正しいとは思います。
しかし、一旦自分の目標を下げてしまうことに慣れるとそれが当たり前になってしまうこともあるので、よく考えて決断して欲しいです。 「あのとき頑張っていれば」と後悔をしないような選択肢を、自分自身で選ぶべきだと思います。
2. 高い目標にチャレンジしたいという生徒さんも
また、逆に「周りは自分の目標が高すぎるという。でもチャレンジしたい。」という生徒さんもいます。 私自身もこのタイプでした。 私の場合は、どうしても医師になりたいという目標が譲れず、周りがなんと言っても医学部を受ける!と言ってチャレンジし続けていました。
女性医師(イメージ)
3. 時には諦める勇気も必要
こういうと、「諦めない方がいいよ!」と言うに違いないと思うかもしれませんが、私自身は、「時には諦める勇気も大切。」だと思っています。 「諦めない=勇気のある行為」だと思いがちですが、精一杯こなした上で、いろいろな事情を考慮して諦めるというのもまた一つ勇気がいる行為です。
ずっと大切にしてきた目標を「きちんと」諦めるという行為は、諦めないことよりも勇気もパワーもいることかもしれません。 ただその選択をするときには、絶対に振り返らないことが必要だと思います。
4. きちんと諦める
私自身はその覚悟ができず、中途半端に医師になるという夢を諦めたことがあり、その期間は本当に苦しく、結局たくさんの人に迷惑をかけて医学部受験を再スタートしたという経験があります。
私自身は「きちんと」諦めることは出来なかったのですが、私の友人の中で自分の目標を「きちんと」諦め変更してきた人も見てきました。 諦める選択肢を選び受け入れることは、外からは見えないですが、本人の中ではたくさんの葛藤があったと思います。
5. きちんと諦めた先には
でも、そうやって勇気を持って目標を変えてきた友人たちのほとんどは、新しい目標先で努力を重ね素晴らしい功績を残しています。 今でもその友人たちと連絡を取り合っていますが、本当に眩しくキラキラと輝いていて心から尊敬しています。
で、「結局どっちなの?」と聞かれてしまいそうな話になってしまいましたが、こういった相談をされた時にはこの話をさせて頂いています。
医学生が教える:受験生の「不安」への対策
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
今日は、受験生の皆さんの「不安」への対策について述べます。 お役に立てると思いますので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
<自分がやってきたことの確認を!>
「どうせ私なんか」「元々の頭が良くないから」「頑張ったところで」といった言葉を思わず言ってしまう生徒さんを見ると、昔の自分を見ているようで胸がぎゅっと締め付けられます。
1. 今までの頑張りを実感しよう
「ポジティブにならなきゃ!」とか「頑張って!」という言葉が時には本当に辛いことがあるのも、よくわかります。 そんな時は、今までやってきた問題集を眺めてみたり、今までのノートをパラパラ見てみましょう。「ああ、こんなに頑張ってきたんだ。 この頃と比べるとだいぶ成長したな。」と思えることを見つけましょう。
勉強してきたノート
2. 受験生に不安はよくある
私が指導させて頂いた生徒さんも、受験直前期に不安や焦りから全く勉強に集中できなくなってしまって、話を聞くと「きっと失敗する。うまくいかない。」や「自分にはできない。」と弱気なことを言っていました。
ご家族の方も、「最近、受験が近づいてきて緊張もあるのか元気が無くて。」と心配されていました。 指導時間中にも、問題を間違えたり分からないことがあったりするとものすごく不安そうになって、落ち着かない様子でした。
3. やってきたことを再確認する
せっかくここまで一生懸命やってきたのに、このままではまずいと思い、生徒さんと二人で今までやってきた問題集やノート・模試の結果を再確認しました。 本当に一生懸命やってきた生徒さんだったのでノートや問題集は書き込みでいっぱいでしたし、成績も徐々にではありますが上がってきているのもよく分かりました。
4. 気持ちが前向きになって
一つずつ「この時の試験はこれすら間違えていたね。」とか「この時は、すごく頑張って良い点とったよね。」とか話しながら、今までの努力の結果を確認してきました。 そうしているうちに、少しずつ生徒さんの表情も明るくなってきて、「まだまだ、頑張れそうです。」と指導時間の最後に言ってもらえました。
5. 勉強の「記録ノート」を書く
こうやって今までのノートや成績を見直すのも良いですが、自信がなくてネガティブになってしまいがちな生徒さんには、今までの努力を見直すのに便利な勉強の「記録ノート」を書くのを勧めていました。
終えた所に付箋を付けて
私は、浪人していた時不安になることが多く、先ほどの生徒さんのように何度も何度も自分の今までのノートや成績を見たりしていました。 それでも不安で毎日の勉強に集中できなくなってしまった時期があり、この勉強の「記録ノート」を始めました。
6.「記録ノート」の内容
内容は簡単で、最初1ページ目に目標を書き(「〜大学合格」や「〜になる」など)、そのあとに続くページにやらなくてはならない事柄を書きました。
その後のページは、見開き1ページを使って、1週間の表を貼り付け、科目別勉強時間・何をやったか・1日何時間勉強したかを書いていました。 また、99時間まで計測可能なストップウォッチを使って何時間勉強したか測り、1日の最後にそのノートに書き込んでいました。
7. 勉強時間の把握も自信に
もちろん、勉強は掛けた時間だけでなく質も大切ですが、自分がやってきた勉強時間を把握し自信に繋げるのもとても有効です。 そのノートを常に持ち歩いて、「自分はこれだけ頑張ってきたんだ。」とか、「自分の目標は〜なんだ。そのためには〜をしなくてはいけないんだ。」とすぐに確認出来るようにしてきました。
勉強時間を積み上げる
私自身は、これが非常に励みになって頑張ることができました。 未だに捨てられずに大切にとってあります。 そして、その勉強の「記録ノート」を指導する生徒さんにもよく見せていました。
8. 無理に前向きになろうとしない
不安になる時には、無理に前向きになろうとせず、今まで自分が頑張ってきたことの確認をしましょう。 これを読んでいる方の中で不安のあまり勉強に集中できないという方がいたら、上述のように勉強の「記録ノート」を書いてみることをお勧めします。
9. 視野が狭くなってしまい
また、自分のことで精一杯になってしまってネガティブな事を考えている時は、視野が狭くなっていることが多いです。 私自身もネガティブな事を考えてばかりいて視野が狭くなり、自分を支えてくれる家族や友人に対してそっけない態度をとったり心配をさせてしまうような行動を取ったりしてしまいました。
10. 周りの支えてくれる人を見る
当時は、私自身が精一杯でそんな風に考えることができなかったのですが、今振り返ってみると、家族や学校の先生、一緒に勉強している仲間などが、そんな私を必死で勇気付けよう、支えようとしてくれていました。
勉強仲間と
もちろん受験は大変でしたし勉強が辛い時もありましたが、こうして今振り返ってみると、夢のために周りの人が支えてくれていた、見守ってくれていた幸せな時間だったのかもしれないと思えるようになりました。
11. 周りを見渡して下さい
ネガティブな思いでいっぱいになったり、勉強が嫌になったり自分に自信がなくなったときこそ、一呼吸おいて自分の周りを見渡してみて下さい。
「辛い!辛い!」とばかり思っていた自分から一歩引いて客観的に自分を見ると、「まだ、頑張れるかな。」とか「勉強できる環境、チャレンジできる環境にいることが出来て有難いなあ。」と思えるようになるかも知れません。
医学生が教える「受験勉強」の心構え
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
今日は、 受験勉強の心構え などについてお話しします。 お役に立ちますので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
1. 頑張っているはずなのに、成績が上がらない
「授業も聞いているし、自習時間も取ってる。 なのに成績が上がらないんです。 どうしたら良いですか?」と、聞かれることもありました。 そういった子に普段勉強している内容を見せてもらうと、きれいな字でノートがとってあったり、授業の内容を更にまとめた清書ノートなどがあったりなどしました。
きれいに書かれたノート
非常に几帳面で真面目なタイプの生徒さんが陥りやすい勉強の仕方です。
生真面目過ぎず
効率よく成績を上げるという意味では、ノートの取りまとめに時間が掛かり過ぎたり綺麗にノートを取ったりすることに集中し過ぎて、記憶したり理解したりする時間が少なくなってしまうのは本末転倒です。
理解し記憶することに
私は、「ノートは大きく大胆に、書くのは最低限にして、出来るだけ理解し記憶することに集中しよう。」と指導していました。 すると、生徒さんは今までのやり方とは違う勉強スタイルに戸惑って最初は落ち着かない様子なのですが、結果的にはどの生徒さんもこれまでより効率よく成績を上げることが出来るようになりました。
暗記カードの作成も、授業の合間や細切れ時間、やる気が出ない時などの気分転換にするように指導しました。
暗記カードの例
勉強時間には算入しない
それでも、どうしてもノートを作りたい・暗記カードを作りたいと希望する生徒さんには、暗記カードやノート作成の時間は勉強時間には含めないように指導しました。
もちろん、ノートを作ったり暗記カードを作ることで覚えられるという生徒さんもいますが、そう言った生徒さんは「勉強時間は取れてるのに成績が上がらない。」と相談してくることは少ないです。 ですから、こう言った相談をしてくる生徒さんには、上のように勉強法を見直してもらいました。
私が暗記カードを作ることも
準備期間が短く切羽詰まってしまったテスト直前期には、時にはどうしても時間を有意義に使ってもらう為、私自身が生徒さんの暗記カードを作っていたこともあるくらいでした。
真面目に丁寧には素晴らしいのですが、あまりそのことばかりに集中してしまうと本来の目標達成までに時間が掛かってしまいます。 自分の勉強時間の中で無駄な時間が無いか、よく見直してみましょう。
2. 「〜と問題文に定義されているのですが、どうしてですか?」・「〜はこのように考えるとあるけど、どうしてそう考えるのですか?」
物理や数学の指導をしている時にたまに出会う質問なのですが、問題文が定義している内容や原理的な部分に対する質問をされることがありました。 時にはものすごく哲学的な内容を質問されることもありました。
数学・ノートに
いろいろなことに興味を持って、自分なりの考えを持つというのは本当に素晴らしいと思います。 その独創性や考え方に非常に驚かされ、感動することもありました。 私自身は平凡な人間なので、あまりそのような疑問を持って勉強をすることはできなかったので、非常に羨ましく思うこともありました。
独創よりも素直に
しかし、学校の入試や定期テストの点数にはそういった力が反映されません。 そういった独創性や思考力を評価してくれるようなシステムが日本の学校教育の中にあると良いのですが、残念ながら今の日本の教育システムの中にはそう言った才能を評価するシステムがなく、問題に対する解答を導き出すことが最優先になっています。
とんでもない時間を要する
疑問を持った際に一つ一つの内容を吟味しだしてしまうと、膨大な学習時間を費やすことになってしまいます。 私の指導していた生徒さんの中には、ある数学の問題文にあった定義に対して非常に疑問を持っていて、そのことについて長い時間悩んでいたそうです。
そして、そうこうしているうちにその問題が解けないままテストの日を迎え、その問題と似たような問題が出た時全くの白紙で提出してしまったそうです。 それではもったいないです。
大学に入ってから
考える力や独創性は大切にして欲しいですし、そういう力のある人は大学に入って専門分野で研究をし始めたらとても素晴らしい力を発揮すると思います。 しかし、それまでの期間は、そこまで高度な内容を吟味する時間がないのが現実です。
大学の例・東京大学
シンプルな考え方で
そういった高いレベルの議論や高いレベルの学習をするまでの基礎体力作り・筋トレだと思って、まずは、1つ1つの問題を一番シンプルな考え方で答えを導き出すトレーニングをしてください。
問題集を使用するときも、受験やテストが迫っていない時はじっくり考えてもらっていいのですが、受験やテストの日程が決まっていて時間の制限があるような時には、1問にかける時間を決めて取り組みましょう。 試験時間にも制限があるので、時間内に素早く問題を処理できる能力は大切です。









