家庭教師の仙台ブログ

東北大医学科生:忘却曲線と暗記ルーティーン

 皆さん、こんにちは! 仙台市の『名門進学会』家庭教師で、東北大学医学部医学科2年の金子 茉央(かねこ まお)です。

 
   
1. いよいよ肉眼解剖学のテストが   
 いよいよ肉眼解剖学のテストが迫って参りました…! テスト日程は、実物試験が7/27で、筆記試験が7/31… もうすでに3週間を切っているのです!

   覚える量が多すぎる!
 私は、今までのテストでは、早くても2週間前からしか勉強を始めていませんでした。 しかし、今回は特別です。なんせ量が多い! 頭のてっぺんから足先まで、あらゆる骨・筋肉・神経を覚えていくのです。 覚えても覚えても、残りのレジュメ量を見て絶望します(笑)

解剖学テキスト・電子版
 
     
   受験生時代も暗記に苦労
 このように、医学科2年生ではとんでもない量の暗記地獄が待っているわけですが、よくよく考えてみると、暗記に苦労した記憶は初めてではありません。 日本史などの社会を始めとして、古文単語に英単語… 受験生時代も覚えることは沢山ありました。

 暗記よりもガリガリ計算している方が得意だった私にとって、期末試験のたびにやってくる暗記は試練以外の何物でもありませんでした…(笑)

受験生時代に使っていた英語の参考書
  
     
2. 自分なりの暗記ルーティーン
 さて、皆さんはどのように暗記をしていますか? 私は、「苦手な暗記をどうにかして克服したい」というわけで試行錯誤した結果、自分なりの暗記ルーティーンを編み出しました。

  A. とにかく体を動かす
 ん?何の話だっけ?となる感じのスローガンになってしまいましたが、私は体を動かしながら覚えるタイプの人間です(笑)

 受験時代には駿台の自習室に通うようになりずいぶん緩和されましたが、小中学生のころはノートを片手にベッドをゴロゴロ転がりながら大声で単語を繰り返したり、バランスボールで上下運動をしながらリズムに乗って口ずさんだり、壁倒立をして腕の限界が来るまでのタイムリミットの間にノート1ページ覚えようとしたり、私の中で暗記と汗は切り離せないものでした…(笑)

   自習室では手を動かしながら
 人目のある自習室では体を大っぴらに動かすことは出来ないので、唯一動かしていても不審ではない手を動かして、単語を繰り返し書き取りながら暗記をしていました。

最近の勉強での書き取り
  
     
  B. 復習のタイミングを図る
 私は一回ノートを見ただけで覚えてしまうことは出来なかったので、暗記をする時、最低ノートを3巡はしていました。 3巡目は、テスト前日に範囲全体を一気に網羅するのですが、ここでのポイントは1巡目と2巡目のタイミングです。

 1巡目と2巡目の間には、必ず夜を挟むのです。 「忘却曲線」に沿った復習のタイミングということを耳にしたことがあるかと思いますが、私はその効果をすごく実感しています。 

エビングハウスの忘却曲線
  
(この図は学術サイトから引用しています。)

 1巡目でどんなに頑張って覚えても、翌日には記憶は曖昧になっているものです。 そこで、2巡目が出来たかによってテスト直前の慌しさやその後の記憶の定着度が大分異なります。 逆に言うと、テスト直前の詰め込みが出来ないので、普段のテストでは暗記ものは大体1~2週間前に始めていました。

  C. インパクト付けする
 その単語にどれだけ思い入れがあるかは、記憶の定着度に如実に影響します。 語呂合わせ、単語の由来等々なんでも良いので、その単語を見たときに呼び起こされる情景があるように試行錯誤します。

 全ての単語でそう上手い語呂が見つかるわけではありませんが、その試行錯誤の記憶すらも暗記の助けにするのです。 そして、私のオススメは、友達と一緒に覚えることです。 自分では思いもかけない考え方が、飛び出します。

語呂合わせ
 

3. 最後に      
 上で述べた3点が私の暗記方法です。 皆さんとの共通点はあったでしょうか? 興味を持って頂けたら幸いですが、一番大事なことは自分に合った方法を見つけることです。 皆さんも、ぜひ自分に合った暗記方法を探してみて下さい!



医学生が教える「英語」の勉強方法

 皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。

 
       
 今日は、アメリカ留学 の経験がある私が一番得意な 英語の勉強方法 をお話しします。 私は、英語を楽しいと思ってもらえるように指導してきたので、最後までご覧頂ければと思います。(2026年3月に加筆・修正済)

●英語●
 私は、英語は数学とは真逆に「大好き!いくらでも読んでいられる!」というタイプでした。 英語の面白さをどうにかどうにか伝えたくて、あの手この手を使って生徒さんに英語を指導してきました。 とは言っても、私も多くの生徒さんがそうであるように、よくある英語の授業や宿題は大嫌いでした。

英語の本の例
   
      
   1. 無意味な宿題は大嫌いで 
 特に例文や単語を無意味に何十回も書くのは本当に大嫌いで、そういった宿題をどうやったら楽に終えられるか必死で考えていました。 指導している生徒さんがそういった宿題をもらっているのを見ると、「そんなことで英語を嫌いになられては困る! 代わりにやってあげようか。」と思うくらいでした。

   2. 手を動かすのは頭が働かない時に 
 もちろん、英語の勉強の中で単語を覚えるために何度も書くことが必要にもなってくることはあります。 しかし、そこに時間を取られ過ぎてはもったいないです。 手を動かして行う勉強は、「なんだか頭働かないなあ。」という時や眠気ざましに行って下さい。 字を読むより必死に文字を書く方が眠気は飛んでいきますので。

英語・手を動かす
   
   
ここからは、今までに生徒さんに指導してきた内容についてお話しします。 
 <早めの準備をしていた小学生>
 最近は小学校でも英語の授業があるせいか、早めに英語に取り掛かりたいという生徒さんから指導をお願いされることもありました。 小学生のうちから英語を身に付けよう! なんてとっても素晴らしいですよね。(その生徒さんはすでにアルファベットはお家で練習していて、バッチリ書けるようになっていました。)

アルファベット
 
    
   1. 工夫できて楽しかった 
 実は、私にとっては、そういう生徒さんを指導することが一番プレッシャーでした。(とは言え、指導していて、いろいろな工夫が出来て楽しかったです。) 今まで英語と触れ合う機会が少なかった、英語を勉強する機会があまりなかった生徒さんですので、私の指導が実質初めての英語の勉強でした。
 
   2. 英語は楽しいものだと思ってもらえるように!
 つまり、私と一緒に勉強して「楽しい」と思ってくれれば、その生徒さんにとっては「英語は楽しいものだ」ということで今後勉強してくれると思います。

 ですが、もし私と一緒に勉強していて「つまらない」となってしまったら、その生徒さんは、その後「英語はつまらない」という考えで英語の勉強と付き合っていかなくてはならないということにもなり得るのだと思ったら、本当にプレッシャーでした。

   3. どうやったら伝わるか 
 私がそうであったように、「英語使えるようになるってこんなに楽しいんだ。」と英語と向き合ってほしいと思っていたので、どうやったらそれが伝わるか色々と悩みました。
 ですから、最後の指導の後に「将来、海外で働いてみたいな。それか、通訳とか英会話の先生もいいかな。」と言われた時には、思わず泣いてしまいそうなくらい嬉しかったです。

海外の例・アメリカ
 
    
   4. 実際に役立ちそうな場面を
 あるフレーズを覚えるために、ハリーポッターやチャーリーとチョコレート工場の原著を一部一緒に読んだり、はやりの洋楽を聴いてみたり、いろいろな方法を使って一緒に楽しく勉強してきました。
 
 それから、受験やテストまでは時間的に余裕があったので、「もし、海外のレストランで注文するならどうやって頼む?」や「自分が転校生で自己紹介をするとしたら?」といった実際に役に立ちそうな場面を想定しての勉強もしました。

海外のレストランでの注文
  
  
   5. 楽しい勉強をこつこつと 
 受験まで時間が迫っていなければ、こういった勉強をコツコツこなしていくと良いです。 そうやって英語に馴染み楽しめれば、英語の試験勉強も楽しく出来るし、試験対策に必死にならなくても、学校から出された課題などをきちんとこなすだけで済むかもしれません。

 <時間が無い中学生>
 3年生の夏まで部活を必死にやってきた生徒さんで、「とにかく時間がない!」という女の子でした。 部活を引退して少し燃え尽きていた頃に出会いました。 何といっても受験を意識したのが夏を過ぎた頃だったので、時間がなく、英語だけでなく他の科目も学習を進めていかなくてはならない状態でした。 
 
   1. 効率よく・過去問演習
 ですから、とにかくコンパクトに、きちんと点数になる勉強を効率よく行う必要がありました。 そのために、受験予定の高校の試験問題や学校の試験問題の傾向を掴むため、過去問集を見ながら、その傾向とぴったり合う項目をマークしてから解くようにしていました。

過去問集の例
     

   2. 気持ちが切り替わって      
 そして、「これは出るかもしれない。 本番で出た時に書けるようにしなきゃ。」というプレッシャーを感じながら学習して欲しかったので、そのように勉強を進めてもらいました。 そうするうちに、気持ちが切り替わって、部活を一生懸命やっていたパワーが勉強に注がれたときの勢いは素晴らしかったです。
  



医学生が教える「勉強時間」確保の方法

  皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。     

  
        
 今日は、勉強時間 確保の方法を述べます。 お役に立ちますので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
 
やりたいことが沢山ありすぎて! 
 「いつもやりたいことに追われて時間が無くて、勉強の時間が取れないです。」と相談されることもありました。 一度きりしかない中学・高校時代に思いっきり楽しむのは本当に大切ですし、貴重な経験だと思います。    
 それでも、将来のためにはやはり「勉強をする時間」を確保しなくてはならないので、私が行ったそのための工夫についてお話しします。

  1. 朝早く起きて勉強する!
 受験期が近づいてきた頃には、朝早く起きて、誰よりも早く教室に行って勉強をしていました。 朝1番に学校に乗り込んで、静かな教室で勉強していると、なんだかものすごく得をしたような気分になるのでお勧めです。

朝勉中!
   
     
 また、朝早い時間は、面白いテレビもないですし、とにかく周りが静かで集中ができます。 更に、「せっかく早く起きたのだから、無駄には出来ない!」という気持ちからも集中力が高まります。

  2. スマホは切る!・スマホから離れる!
 スマートフォンを持っている人は、電源を切りましょう! また、スマホを触る癖を止めましょう! 最近は、メールやラインだけでなくツイッターやフェイスブックをやっている中学生、高校生がほとんどだと思います。 いつも魅力的な情報に溢れているSNSは、中毒性があってついつい見てしまいます。

勉強中はスマホを切ろう!
  
 
 「それらを全部足すと、とんでもない時間になる」という人も少なくないと思います。 しかし、勉強中にスマホのメールやラインをしていては、集中してるとは言えません。 また、電車などに乗っている間も、だらだらスマホを眺めないようにしましょう。
    
     強制的にスマホを見れないようにも  
 私は、受験期には待ち受け画面を「勉強!スマホ中毒禁止!」といったものに変えて、ダラダラ見ないようにしていました。 友人同士で勉強するときには、一箇所にスマホを集めて強制的に見たり触ったり出来ないようにしていました。
 
  3. 授業を活用する!
 皆さんは、一日の大半を学校で授業時間として過ごすことと思います。 本当に多いのが、「受験勉強」と「学校の授業」が別々になってしまっている生徒さんです。 もちろん学校の授業が受験勉強にマッチしていない場合もありますが、出来るだけこの2つを別々のものと考えずに勉強して欲しいです。

学校の授業
    
    
  4. 1日の始めに計画を立てる
 当たり前の話ですが、意外にこれが難しく、またこれができないために時間ロスをしてしまっている人がいます。
      
 計画が無いと、カバンに「これも使うかな? これもやるかな?」と多くの参考書を詰め込んで持ち歩いて、勉強するときにそれらを全部並べて、どれをやろうと悩んだり少し手をつけてはまた次のものに手を出したりということを繰り返して時間を無駄にするかも知れません。

 年間の目標から割り出した1か月間・1週間の目標、それをさらに細分化したその日1日の目標を意識しながら勉強をしましょう。

重いカバンを持ち歩くのも
         
     
 何よりもカバンが重いとそれだけで疲れてしまいますし、 コンパクトに効率よく移動して、気持ちよく効率よく勉強をするのも大切です。 この点は私自身も未だに実践できていないので、きちんと身につけていきたい事柄の一つです。

 「時間がない!」とは言っても、学生の本分は勉強です。 自分が「しなくてはいけないこととやりたいこと」の中で、優先順位をしっかりつけてバランスよく時間を使ってください。
   



医学生が教える「志望校」の決め方

 皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の 浅野 早織(あさの さおり)です。     

  
    
 今日は、志望校 の決め方について述べます。 気持ちの整理をつける時に役立つので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
 
「受験校を下げたい」「先生は無理だって言うけど自分は受けたい」という相談 
 受験が近づいてくると、「受験校のレベルを下げたい」「浪人でもいいや」といったような話をされることがあります。 もちろん、受験までの時間やそれまでの成績によっては受験校を変える必要が出てきます。

志望校の例・早稲田大学
    
   
   決断の理由はどちらなのか
 しかし、その時によくよく考えて欲しいのは、その決断を「理性的に自分の成績や現状を考えて出した結論」なのか「今辛い状況から逃げるため・楽になりたいための結論」なのかどちらなのかという点です。
 
 受験が近づくと、「苦しいから少しでも楽な方に流されたい!」と思うようになる気持ちは本当によく分かります。 中には、このまま頑張れば余裕で合格できるのに「もう頑張りたくない」と、逃げるようにして受験校を下げてしまう人もいます。

試験当日の朝
  
   
  1. 目標を下げることで後悔しないように
 もちろん、勉強や学歴が全てではありません。 ですから、自分の生き方として負担のない選択を選ぶのも正しいとは思います。

 しかし、一旦自分の目標を下げてしまうことに慣れるとそれが当たり前になってしまうこともあるので、よく考えて決断して欲しいです。 「あのとき頑張っていれば」と後悔をしないような選択肢を、自分自身で選ぶべきだと思います。

  2. 高い目標にチャレンジしたいという生徒さんも 
 また、逆に「周りは自分の目標が高すぎるという。でもチャレンジしたい。」という生徒さんもいます。 私自身もこのタイプでした。 私の場合は、どうしても医師になりたいという目標が譲れず、周りがなんと言っても医学部を受ける!と言ってチャレンジし続けていました。

女性医師(イメージ)
    
   
  3. 時には諦める勇気も必要
 こういうと、「諦めない方がいいよ!」と言うに違いないと思うかもしれませんが、私自身は、「時には諦める勇気も大切。」だと思っています。 「諦めない=勇気のある行為」だと思いがちですが、精一杯こなした上で、いろいろな事情を考慮して諦めるというのもまた一つ勇気がいる行為です。
 
 ずっと大切にしてきた目標を「きちんと」諦めるという行為は、諦めないことよりも勇気もパワーもいることかもしれません。 ただその選択をするときには、絶対に振り返らないことが必要だと思います。

   4. きちんと諦める 
 私自身はその覚悟ができず、中途半端に医師になるという夢を諦めたことがあり、その期間は本当に苦しく、結局たくさんの人に迷惑をかけて医学部受験を再スタートしたという経験があります。

 私自身は「きちんと」諦めることは出来なかったのですが、私の友人の中で自分の目標を「きちんと」諦め変更してきた人も見てきました。 諦める選択肢を選び受け入れることは、外からは見えないですが、本人の中ではたくさんの葛藤があったと思います。

   5. きちんと諦めた先には
 でも、そうやって勇気を持って目標を変えてきた友人たちのほとんどは、新しい目標先で努力を重ね素晴らしい功績を残しています。 今でもその友人たちと連絡を取り合っていますが、本当に眩しくキラキラと輝いていて心から尊敬しています。
 
 で、「結局どっちなの?」と聞かれてしまいそうな話になってしまいましたが、こういった相談をされた時にはこの話をさせて頂いています。
  



医学生が教える:受験生の「不安」への対策

 皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。     

  
    
 今日は、受験生の皆さんの「不安」への対策について述べます。 お役に立てると思いますので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
 
<自分がやってきたことの確認を!>
 「どうせ私なんか」「元々の頭が良くないから」「頑張ったところで」といった言葉を思わず言ってしまう生徒さんを見ると、昔の自分を見ているようで胸がぎゅっと締め付けられます。

   1. 今までの頑張りを実感しよう 
 「ポジティブにならなきゃ!」とか「頑張って!」という言葉が時には本当に辛いことがあるのも、よくわかります。 そんな時は、今までやってきた問題集を眺めてみたり、今までのノートをパラパラ見てみましょう。「ああ、こんなに頑張ってきたんだ。 この頃と比べるとだいぶ成長したな。」と思えることを見つけましょう。

勉強してきたノート
    
  
   2. 受験生に不安はよくある 
 私が指導させて頂いた生徒さんも、受験直前期に不安や焦りから全く勉強に集中できなくなってしまって、話を聞くと「きっと失敗する。うまくいかない。」や「自分にはできない。」と弱気なことを言っていました。 
 
 ご家族の方も、「最近、受験が近づいてきて緊張もあるのか元気が無くて。」と心配されていました。 指導時間中にも、問題を間違えたり分からないことがあったりするとものすごく不安そうになって、落ち着かない様子でした。

   3. やってきたことを再確認する
 せっかくここまで一生懸命やってきたのに、このままではまずいと思い、生徒さんと二人で今までやってきた問題集やノート・模試の結果を再確認しました。 本当に一生懸命やってきた生徒さんだったのでノートや問題集は書き込みでいっぱいでしたし、成績も徐々にではありますが上がってきているのもよく分かりました。

   4. 気持ちが前向きになって 
 一つずつ「この時の試験はこれすら間違えていたね。」とか「この時は、すごく頑張って良い点とったよね。」とか話しながら、今までの努力の結果を確認してきました。 そうしているうちに、少しずつ生徒さんの表情も明るくなってきて、「まだまだ、頑張れそうです。」と指導時間の最後に言ってもらえました。

   5. 勉強の「記録ノート」を書く
 こうやって今までのノートや成績を見直すのも良いですが、自信がなくてネガティブになってしまいがちな生徒さんには、今までの努力を見直すのに便利な勉強の「記録ノート」を書くのを勧めていました。

終えた所に付箋を付けて
   
  
 私は、浪人していた時不安になることが多く、先ほどの生徒さんのように何度も何度も自分の今までのノートや成績を見たりしていました。 それでも不安で毎日の勉強に集中できなくなってしまった時期があり、この勉強の「記録ノート」を始めました。

   6.「記録ノート」の内容 
 内容は簡単で、最初1ページ目に目標を書き(「〜大学合格」や「〜になる」など)、そのあとに続くページにやらなくてはならない事柄を書きました。

 その後のページは、見開き1ページを使って、1週間の表を貼り付け、科目別勉強時間・何をやったか・1日何時間勉強したかを書いていました。 また、99時間まで計測可能なストップウォッチを使って何時間勉強したか測り、1日の最後にそのノートに書き込んでいました。

   7. 勉強時間の把握も自信に
 もちろん、勉強は掛けた時間だけでなく質も大切ですが、自分がやってきた勉強時間を把握し自信に繋げるのもとても有効です。 そのノートを常に持ち歩いて、「自分はこれだけ頑張ってきたんだ。」とか、「自分の目標は〜なんだ。そのためには〜をしなくてはいけないんだ。」とすぐに確認出来るようにしてきました。

勉強時間を積み上げる
  

 私自身は、これが非常に励みになって頑張ることができました。 未だに捨てられずに大切にとってあります。 そして、その勉強の「記録ノート」を指導する生徒さんにもよく見せていました。

   8. 無理に前向きになろうとしない 
 不安になる時には、無理に前向きになろうとせず、今まで自分が頑張ってきたことの確認をしましょう。 これを読んでいる方の中で不安のあまり勉強に集中できないという方がいたら、上述のように勉強の「記録ノート」を書いてみることをお勧めします。

   9. 視野が狭くなってしまい 
 また、自分のことで精一杯になってしまってネガティブな事を考えている時は、視野が狭くなっていることが多いです。 私自身もネガティブな事を考えてばかりいて視野が狭くなり、自分を支えてくれる家族や友人に対してそっけない態度をとったり心配をさせてしまうような行動を取ったりしてしまいました。

   10. 周りの支えてくれる人を見る
 当時は、私自身が精一杯でそんな風に考えることができなかったのですが、今振り返ってみると、家族や学校の先生、一緒に勉強している仲間などが、そんな私を必死で勇気付けよう、支えようとしてくれていました。

勉強仲間と
   
   
 もちろん受験は大変でしたし勉強が辛い時もありましたが、こうして今振り返ってみると、夢のために周りの人が支えてくれていた、見守ってくれていた幸せな時間だったのかもしれないと思えるようになりました。

   11. 周りを見渡して下さい 
 ネガティブな思いでいっぱいになったり、勉強が嫌になったり自分に自信がなくなったときこそ、一呼吸おいて自分の周りを見渡してみて下さい。

 「辛い!辛い!」とばかり思っていた自分から一歩引いて客観的に自分を見ると、「まだ、頑張れるかな。」とか「勉強できる環境、チャレンジできる環境にいることが出来て有難いなあ。」と思えるようになるかも知れません。
 



医学生が教える「受験勉強」の心構え

 皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。     

  
    
 今日は、 受験勉強の心構え などについてお話しします。 お役に立ちますので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
  
1. 頑張っているはずなのに、成績が上がらない
 「授業も聞いているし、自習時間も取ってる。 なのに成績が上がらないんです。 どうしたら良いですか?」と、聞かれることもありました。 そういった子に普段勉強している内容を見せてもらうと、きれいな字でノートがとってあったり、授業の内容を更にまとめた清書ノートなどがあったりなどしました。

きれいに書かれたノート
  
     
 非常に几帳面で真面目なタイプの生徒さんが陥りやすい勉強の仕方です。
 
   生真面目過ぎず 
 効率よく成績を上げるという意味では、ノートの取りまとめに時間が掛かり過ぎたり綺麗にノートを取ったりすることに集中し過ぎて、記憶したり理解したりする時間が少なくなってしまうのは本末転倒です。

   理解し記憶することに 
 私は、「ノートは大きく大胆に、書くのは最低限にして、出来るだけ理解し記憶することに集中しよう。」と指導していました。 すると、生徒さんは今までのやり方とは違う勉強スタイルに戸惑って最初は落ち着かない様子なのですが、結果的にはどの生徒さんもこれまでより効率よく成績を上げることが出来るようになりました。

 暗記カードの作成も、授業の合間や細切れ時間、やる気が出ない時などの気分転換にするように指導しました。

暗記カードの例
  

   勉強時間には算入しない    
 それでも、どうしてもノートを作りたい・暗記カードを作りたいと希望する生徒さんには、暗記カードやノート作成の時間は勉強時間には含めないように指導しました。

 もちろん、ノートを作ったり暗記カードを作ることで覚えられるという生徒さんもいますが、そう言った生徒さんは「勉強時間は取れてるのに成績が上がらない。」と相談してくることは少ないです。 ですから、こう言った相談をしてくる生徒さんには、上のように勉強法を見直してもらいました。

   私が暗記カードを作ることも 
 準備期間が短く切羽詰まってしまったテスト直前期には、時にはどうしても時間を有意義に使ってもらう為、私自身が生徒さんの暗記カードを作っていたこともあるくらいでした。
 
 真面目に丁寧には素晴らしいのですが、あまりそのことばかりに集中してしまうと本来の目標達成までに時間が掛かってしまいます。 自分の勉強時間の中で無駄な時間が無いか、よく見直してみましょう。
 
2. 「〜と問題文に定義されているのですが、どうしてですか?」・「〜はこのように考えるとあるけど、どうしてそう考えるのですか?」
 物理や数学の指導をしている時にたまに出会う質問なのですが、問題文が定義している内容や原理的な部分に対する質問をされることがありました。 時にはものすごく哲学的な内容を質問されることもありました。

数学・ノートに
  
    
 いろいろなことに興味を持って、自分なりの考えを持つというのは本当に素晴らしいと思います。 その独創性や考え方に非常に驚かされ、感動することもありました。 私自身は平凡な人間なので、あまりそのような疑問を持って勉強をすることはできなかったので、非常に羨ましく思うこともありました。 

    独創よりも素直に 
 しかし、学校の入試や定期テストの点数にはそういった力が反映されません。 そういった独創性や思考力を評価してくれるようなシステムが日本の学校教育の中にあると良いのですが、残念ながら今の日本の教育システムの中にはそう言った才能を評価するシステムがなく、問題に対する解答を導き出すことが最優先になっています。

   とんでもない時間を要する
 疑問を持った際に一つ一つの内容を吟味しだしてしまうと、膨大な学習時間を費やすことになってしまいます。 私の指導していた生徒さんの中には、ある数学の問題文にあった定義に対して非常に疑問を持っていて、そのことについて長い時間悩んでいたそうです。

 そして、そうこうしているうちにその問題が解けないままテストの日を迎え、その問題と似たような問題が出た時全くの白紙で提出してしまったそうです。 それではもったいないです。

   大学に入ってから
 考える力や独創性は大切にして欲しいですし、そういう力のある人は大学に入って専門分野で研究をし始めたらとても素晴らしい力を発揮すると思います。 しかし、それまでの期間は、そこまで高度な内容を吟味する時間がないのが現実です。

大学の例・東京大学
  

   シンプルな考え方で 
 そういった高いレベルの議論や高いレベルの学習をするまでの基礎体力作り・筋トレだと思って、まずは、1つ1つの問題を一番シンプルな考え方で答えを導き出すトレーニングをしてください。
 
 問題集を使用するときも、受験やテストが迫っていない時はじっくり考えてもらっていいのですが、受験やテストの日程が決まっていて時間の制限があるような時には、1問にかける時間を決めて取り組みましょう。 試験時間にも制限があるので、時間内に素早く問題を処理できる能力は大切です。
  



医学生が教える:やる気の定着 & 習慣化

 皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の 浅野 早織(あさの さおり)です。     

  
    
 今日は、私の家庭教師としての経験を踏まえて、やる気を出す方法 とその 習慣化 について述べます。 お役に立ちますので、最後までご覧下さい。(以下2026年3月に加筆・修正済)
  
1. やる気の定着・習慣化テクニック
 とは言え、三日坊主という言葉があるように、なかなかその最初の「やらなきゃなあ!」と思ったその気持ちを持ち続けるのは難しいです。

 そういった時には、やらなくてはいけない問題集などの目次をコピーしてノートに付箋と共に貼ってもらっていました。 学習した箇所は付箋をはがしていくことで、自分がどれだけ進んだか目で見てわかり易いようにしてもらいました。

付箋を貼った学習ノート
  
     
 それでも習慣化できない場合には、指導の際に生徒さんに「やらなくてはいけないことのリスト」を書いた紙を渡していました。 その紙の項目の内容を終えたら印をつけて、次の指導時に提出してもらうようにしていました。

2. 自主規制するようになった子も 
 そうやって一緒に勉強の習慣化に向けて努力しているうちに、生徒さんの方から「ゲーム(テレビ、漫画etc.)は〜分までにしようと思う。」とか、「ゲーム(テレビ、漫画etc.)は一切禁止にしようかな。」と言われることもありました。

 中には、ご家族の方に「もし漫画やゲームの時間が長かったら注意してね」とか、「リビングで〜〜分だけゲームや漫画の時間を取るから、時間がきたらやめさせてね。」なんて言うようになった生徒さんもいました。
       
3. 自主的に努力する子は伸びる 
 自分から工夫して勉強を続けていこうと努力していくようになった生徒さんは、皆ぐんぐん成績が伸びていきました。 時には、「もうちょっと息抜きしないとダメだよー。」なんて声をかけたこともあったぐらいでした。

一生懸命に勉強中
   
      
 もちろん人間ですので、勉強がやれない日が続いたり、ついうっかり遊び呆けてしまったりもしますが、大切なのは、そんな日があっても、また明日から努力し直せるように一緒に工夫しながら勉強していくことです。
    
4.「なんで勉強しなきゃいけないかわからないけど、勉強しろって言われる。」
 と答えた生徒さんもいました。 正直、私自身もどうしようと悩んでしまいました。 でも、このように感じる生徒さんは少なくないのかもしれません。 まだ自分の進路が決まっていなかったり、自分のやりたいことが分からないという生徒さんも多くいます。

  A. 好きなことに関連した科目を 
 中・高校生で将来の夢を決めて、その目標に向かって頑張れというのは時には難しいこともあります。 そういった時には、何でもいいので、好きなことに関連した科目について頑張ってみようと話をしていました。

好きなことに関連した科目を・例
  
 
  B. 割り切って 
 「どの教科も苦手、やりたくない。」なんて生徒さんもいましたが、そういった時は、ズバッと割り切って「とりあえず最低限やらなくてはいけないことは、こなそう!」。

 「生徒である以上テストや成績から逃げることはできないんだし、自分のやりたいこと(部活や趣味など)を思い切り楽しむためにも、まずはやるべきことをキッチリ終わらせよう。」と話していました。

  C. 達成感を味わってもらう 
 もちろん、なかなか習慣化できないこともありますが、できるだけ自発的に勉強に向かえるように指導時に工夫しました。 結果が早く出るものから始めて達成感を味わってもらい、次へ頑張る糧にしてもらうなどしました。

5. 好きこそものの上手なり
 また、私自身は非常に洋楽や洋画が好きだったので、一緒に字幕なしで動画を見てみたり、かっこいいセリフを使って英語のフレーズを覚えてもらったりしました。
    
 流行りの音楽の歌詞を使って、英語を覚えてもらったりもしました。 あまりに私がその内容が好きで熱を持って話すため、生徒さんは苦笑いしたりもしていましたが。

洋楽を聞きながら
     

   勉強も好きなことにつながる 
 無味乾燥になりがちな勉強ですが、その中には、自分の好きなことにつながる道があるという事を知ってほしいので、まずは私個人が好きなこと、そして、その好きなことのためにどんな勉強をしてきたかについて話したりしました。

6. 指導時間が楽しくなるように工夫 
 休憩時間などにそうした話をして、退屈に感じがちな指導時間を楽しいものに変えていけたらなと工夫していました。 ゲーム感覚で勉強できるように、神経衰弱英単語版、元素記号版を作ったりもしました。
 
 そうやって一緒に色々試していくうちに、生徒さん達は次第に楽しんでくれるようになりましたし、私自身も指導していて楽しかったです。 そんな中少しでも成績が上がってくれた時は本当に嬉しく、一緒に喜びました。
   



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