東北大理学部女子:オープンキャンパスと進路
皆さん、こんにちは。 仙台市の「名門進学会」家庭教師で、東北大学理学部物理系2年の 榎本晴日(えのもと はるひ)です。
1. 東北大学オープンキャンパス
先日、7/30と7/31に、東北大学でオープンキャンパスが開催されました! 高校生の方は参加されたでしょうか。 私ももうすぐ学科配属があるので、研究室を見に、物理系のイベントだけに参加してきました。
東北大学オープンキャンパス資料
オープンキャンパスに行くと大学の雰囲気を知ることが出来るので、高校生の皆さんは少なくとも1校は参加した方がいいと思います。
2. 物理学科生の進路例
高校生で進路に迷っている方は、大学で勉強してどんな進路になるか、あまり想像がつかないと思います。 実際、物理学に限った話では、物理を学んで研究者になる他にも、色んな選択肢があります。
物理学科では、IT系や金融系の企業に就職したり、公務員試験を受けて公務員になる人もいます。 宇宙地球物理学科では、学芸員資格を取って天文台の職員になったり、災害系の会社に勤めたり、気象庁やJAXAに就職した人もいます。
公務員になる(経済産業省)
自分のしてきた研究そのものを生かして就職する人もいれば、金融など、研究とは異なる分野に就職する人もいますが、研究を通じたデータ解析などの技術や考え方が、就職した先での業務でも役に立っているようです。
3. オープンキャンパスは絶好の機会!
高校生の段階で、大学とその先の未来を考えることはとても難しいと思いますし、漠然としたイメージしか浮かばないと思います。 結局は、自分が何を学びたいか・やりたいかが大事だと思うので、なんだか面白そう、なんだかかっこいい、といった気持ちを持つのも大切です(笑)
そういった、なんかかっこいいを見つけるには、オープンキャンパスは絶好の機会です。 大学には、自分の知らない学問が山のようにあります。私も、今だにどんな研究をしているか知らない研究室がたくさんあります。
大学の例(東京大学・赤門)
色んな場所に行って、色んなことを知るのは、自分の専攻を決める上でとても大事だと思うので、高校生の方はぜひオープンキャンパスに参加して下さい。^^
4. 理学部と工学部の違い
さて、前回のブログで紹介した通り、理学部と工学部の違い(特に就職)についてお話しします。
理学部と工学部の違いは・・・ 高校生の頃は、工学部は就職が有利で、理学部は就職無“理学部”という偏見を持っていました(笑)。 今はどうかというと、私個人の考えでは、理学部でも別に就職に困ることはないと思います。 理学部の方が、就職の裾野が広く、色んな分野に応用しやすいのかなと思います。
自分の研究分野を活かしてという場合には
ただ、自分のしてきた研究そのものを生かして就職したい!という場合は、ちょっと別問題かもしれません。 工学部の方が、自分のやってきた研究に近い企業が(若干)見つかりやすい気がします。
しかし、工学部でも研究内容とは異なる企業に就職する人も沢山いるわけで、自分のしてきた研究そのものを生かして就職したい人は、理学部であれ工学部であれ、そういう場所を頑張って見つけるのだと思います…
結局、自分のやりたいことが見つけられたら良いと思います!!!(笑) そのためにも、この夏はぜひ色んなところに足を運んでみて下さいね。
それでは!