東北大学医学科生:「合格」には「切り替え」が大事!
皆さん、こんにちは! 仙台市の『名門進学会』家庭教師で東北大学医学部医学科2年の金子 茉央(かねこ まお)です
今日は、私が東北大学医学部医学科のAO入試を受験した時の体験をお話しします。 受験生の皆さんにはとても役に立つはずですので、最後までご覧下さい。
1. 私が経験した過去最大の絶望感
私はAO2期で受験を終えているので、今の時期に身をもった体験がある訳ではありませんが、AO2期の筆記試験を終えた後はなかなか堪える経験をしました。 いつであったかブログでお伝えしたことがあるかもしれませんが、私は得意科目であった物理でやらかしてしまった記憶があります。
物理(イメージ)
大問1つ全てに関わる問題訂正が試験前に伝えられていたことを完全に忘れたまま、問題を解き進めていたのです。 その訂正に気がついたのは、「試験やめ」と号令され解答用紙を裏返し鉛筆を置いた後でした。 何気なく黒板に目をやった際に、今までに感じたどの場面よりも大きい絶望を感じたのを覚えています。
2. 合格した理由は?
思ったより簡単であった得意科目で実力に関係ないポカをやらかし、得点源のはずが足を引っ張りかねないという最悪の状況に陥ったわけでしたが、でも、蓋を開けてみれば私は無事合格することが出来ました。
合格通知書
これは、その後に控えていた英語が始まるまでにきちんと気持ちを切り替えることが出来たからだと思っています。 理科が終わってから英語が始まるまでの1時間、とりあえず外に出て頭を冷やし、戻ってチョコレートを食べて全てを忘れました。
「切り替えろ、忘れるのだ」と脳に繰り返し命じれば忘れられるものです。 泣いたのは、試験が終わって母と合流した時でした。
母の言葉が救いに
母に「今、無駄に1次通って2次で落ちるより、1次ですっぱり落ちた方が仙台までの交通費とホテル代浮くじゃん」とフォローになっていない論理で笑い飛ばされたのも私には救いになりました。 落ち込んでいる受験生に周囲の人がかける言葉というのは難しいものですが、母は私の気持ちが楽になるツボを心得ていたようです。 さすがですね。
合格後・東北大学にて
3. 切り替えが大事!
今日は、私の受験時代の記憶を書きましたが、如何でしたでしょうか? 伝えたいことは、「やばい時こそ切り替える」ことです。 言うは易く行うは難しですが、落ち込んでやる気をなくしてしまうことが1番のNGです。
共通テストが終わってから2次試験が始まるまで1ヶ月以上あります。 伸び代しかなかった夏であればやる事だらけの1か月になりますが、ある程度学力を完成させた皆さんにとっては、如何にモチベーションを保っていくかが鍵になります。 私の友達は、この1ヶ月がすごく長かったと言っていました。
今回は、これくらいで終わりにします。 皆さん、残りの期間どうか頑張って下さい! 最後まで読んで頂きまして、有り難うございました!
東北大医学科生:受験生のための「面接」対策
皆さん、こんにちは! 仙台市の『名門進学会』家庭教師で、東北大学医学部医学科2年の金子 茉央(かねこ まお)です
1. 4年生はCBT(評価試験)が
東北大学医学部の今のイベントはと言うと、まもなく4年生のCBTがあります。 CBTとは、臨床実習が開始される前に全国の医学生が受けなくてはならない評価試験のことです。 演習用のCBT用アプリがあり、それをひたすら量をこなしていくそうなのですが、部活の先輩方もとても大変そうです。
先輩の使っていたCBT対策問題集
2. 医学部「面接」対策
それからもう一つ、もうすぐAO2期の二次試験が行われます。 ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、AO2期は英語・数学・理科2科目の筆記を行う1次試験と、小論文・面接の2次試験に分けられます。
東北大学医学部のAO2期入試は3年前から始まり、情報が少ない中で2年前、私も面接試験の準備をしていたのを思い出します。 結局面接の点数はあまり良くありませんでしたが、その反省も踏まえて今日は、私の試みた医学部面接対策についてお話しします。
まず募集要項を読む
まず、大学の募集要項を読みました。 「大学側がどういう人材を求めているのか?」ということに対して自分をアピールしていかないと意味ないと思ったからです 例えば、東北大学の方針は「研究第一主義」「門戸開放」「実学尊重」です。
東北大学のアドミッションポリシー
特にAO2期では、研究者の育成のために設けられた枠であったので、勤勉で論理的な研究者をイメージし、志望動機書や小作文の中にそういった要素を入れるように努めました。
次に医療時事を調べる
次に、医療時事を調べました。 本の題名は忘れてしまったのですが、医療時事についてまとまっている本を1冊買って学校への行き帰りの電車の中で読んでいました。
医療時事の本
他にもニュースなどのチェックは欠かさず、最近の医療時事、私の時は本庶佑教授がノーベル賞を取ったばかりの時だったので、PD-1抗体について調べたりなどをしていました。
面接では自分の意見に根拠を求められることが多いですが、相手は医学部の教授達です。 下手に自分の考えを述べてしまうと突っ込まれてたじたじになってしまいますが、事実を論拠とすれば説得力が生じます。
「分かりません」とは言わない!
最後に、「分かりません」と言わないことです。 私は面接中に予想外の質問をされて、慌てて「分かりません」と言ってしまいました。 その時に、面接官は微妙な顔をしたように思い出されます。 何でもいいから言ってみることが大事です。 結果的に受かったからいいようなものの、もし落ちていたら大きな後悔として残ってしまったのだろうと思います。
東北大学合格時に川内にて
以上が、私の行った面接対策です。 最後に伝えたいことは、面接対策に時間を割き過ぎないということです。 もちろん面接も大事ですが、筆記の方が点数の占める割合も高く、今は問題演習を重ねたい時期です。 平行して筆記試験の勉強も忘れないで下さい。 最後まで読んで頂きまして、有難うございました!