家庭教師の仙台ブログ

無駄な勉強無しで合格:早い時期に「過去問」を解く

 皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。
 
  
  
1. 第一志望校合格率85%以上
 今日は、無駄に長い時間勉強すること無しに入学試験に合格出来る方法をお教えします。 僕は、この方法によって、短時間の勉強で、早稲田大学政治経済学部と同大学院、及びそれまで何の知見も無かった10の資格試験に合格しています。
 
 また、当社の生徒さんは、この勉強法を取ることによって、パワープレイ(ガリ勉)をしないでも85%以上の高い確率で第一志望校に合格しています。 このように、志望合格に直結する勉強法ですので、皆さんも最後までご覧下さい。

2. 早い時期に「過去問」を解く
 その方法はとても簡単で、まず、受験年度の6月など早い時期に志望校の過去問を1年分解くことです。 もちろん、大部分の人はほとんど解けないと思います。 でも、それでよいのです。

当社にある過去問集の例
       
   
 過去問を解けば、その時点ではほとんど解けなくとも、自分が志望する学校がどのような問題を出したのか大体分かるはずです。 このように、早い時期に過去問を解くのは、志望校の出題傾向を把握するためです。

 (注)志望校の本試験と一番傾向が似ているのは、別の組織が作成した模試の問題ではなく、同じ組織(かなりの程度同じ人物)が過去に出題した問題である過去問です。 なお、過去問集は、Amazonや丸善・ジュンク堂などで普通に買えます。

3. 的を絞った勉強をする
 1.のようにして志望校の出題傾向を掴めば、その後は一般的な勉強ではなく志望校に的を絞った勉強が出来て、無駄な勉強をしないで済みます。 そうすれば、勉強時間を節約できるとともに、勉強の効率を上げることが出来ます。 特に、勉強した内容を記憶する効率を上げることが出来ます。

   時々志望校の過去問を解く
 そして、この段階での的を絞った勉強(4月から年末まで)をしている最中でも、時々志望校の過去問を解いて下さい。 これは、志望校の傾向を忘れないで効率的な勉強を続けるためと、アウトプットをして勉強してきた内容を確実に記憶に定着させるためです。

4. 直前期は過去問を解きまくる
 年明けから入学試験前日までは、手に入るすべての年度の過去問を何度も解いて、出来ない問題が無いように仕上げて下さい。 過去問集についている解答や解説を見ただけでは分からない問題は、学校の先生や家庭教師の先生・塾の先生などに教えてもらって下さい。

 このようにして準備すれば、志望校に合格出来るだけの学力は確実に着いているはずです。 また、それに加えて、自分は出来るんだという自信と精神的余裕を持って入学試験に臨めます。
   


時間をたっぷり取れる「家庭学習」を大切に!

 皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。

 
 
 今日は、その気になれば時間をたっぷり取れる「家庭学習」の大切さんについてお話しします。 その勉強方法も述べていますので、親御さんも生徒さんも最後までご覧下さい。

1. 家庭で自習出来る時間は長い
 皆さんが最初に気づくべきことは、生徒さんにとって、せいぜい週6時間(2時間×3回)しかない家庭教師の指導時間などと比べれば、家庭で自習可能な時間(家庭学習の時間)はそれより遥かに長いというです。

 ですから、成績を上げて志望校に合格するためには、学校や塾・家庭教師など先生がついて指導する時間のみならず、この家庭で自習することが可能な長い時間をも効率的に勉強して過ごす必要があります。

家庭学習中!
  
   
   強い克己心と勉強方法も
 だだ、そのためには、生徒さんが、遊び心などに負けない強い克己心を持ち勉強方法も知っていることが必要ですので、自分自身で効率良く勉強してこの長い自習可能時間を有意義に過ごせる人はそう多くはありません。

2. そのために「宿題」を出す
 そこで、生徒さんが遊び心に負けないように&何をすればよいのか迷わず効率的に自習(家庭学習)出来るように、学校の先生も当社の家庭教師の先生も毎回宿題を出します。

 特に、自分では何をどのように勉強してよいか分からない生徒さんは、宿題だけでもきちんとやっておくことが成績UPのために必要不可欠です。 皆さんも、このことは心に留めておいて下さい。

   宣伝になってしまいますが
 さて、宿題を出した先生は、次の授業でその答え合わせをします。 加えて、当社の家庭教師の先生は、受け持ちの生徒さんが分からなかった部分をよく分かるように解説します。

家庭教師の指導
  
   
 ここは宣伝になってしまいますが、学校や塾と違って、このように生徒さん1人1人に合わせたカスタムメイドの授業をやってもらえることが、家庭教師をつけるメリットの1つです。

3. 教科書を読む&問題を解く
 上述のように、先生が「宿題」を出して、生徒さんがそれをきちんと終えることは、効率的な家庭学習につながります。 そういう訳で、親御さんも、貴重な時間を無駄にしないためにも、出されたすべての宿題を生徒さんにやらせるようにして下さい。

 そして、宿題が終わった生徒さんにもっとやる気があれば、学校の教科書を読み込んで、それに対応する市販の問題集などを解くようにして下さい。 教科書を読むこととそれに対応する問題を解くこと(インプットとアウトプット)を交互に繰り返し続ければ、中長期的に学力が大きく向上します。 
  


合格に直結する:受験直前期の「勉強法」

 受験生の皆さんやその親御さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教を師派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。

  
   
1. 受験直前期の「勉強法」を
 今日は、合格に直結する受験直前期の「勉強法」をお教え致します。 志望校に合格したい受験生の皆さんとその親御さんは、中学受験・高校受験・大学受いずれの場合でも最後までご覧下さい。

2. 模試の問題より過去問を解く
 まず、この時期に取り組むべき勉強は、模試で出来なかった問題を解くことではなく過去問を解くことです。 その理由は、模試は志望校とは別の組織及び人物が問題を作成しているので、志望校の問題とは傾向が違ってくるということが1つあります。

当社にある過去問集の例
  
   
   出題者まで同じこともある
 これに対して、志望校が過去に出題した問題「過去問」は、当然のことながらこれから受験する本試験と同じ組織が作成したものです。 そして、その出題者まで今年の本試験と同じということがよくあります。 だから、受験生が普通に入手出来るものの中で本試験と一番傾向が似ているのが、その学校の過去問なのです。

 これが、受験直前期に過去問を解くべき理由です。 このブログをご覧の皆さんも、上述のことはしっかりと頭に入れておいて下さい。

3. 出来ない問題が無くなるまで解きまくる
 次に、実際に過去問を解く場合のやり方について述べます。 Amazonなどで可能な限り長い年数の過去問を入手して、そこに出ているすべての問題を解きます。 ずば抜けて優秀な一握りの人を除いて、最初は結構出来ない問題があるのが普通です。 ですから、出来ない問題が多くても、他の受験生もこんなものだと思って、ここで気落ちしないようにして下さい。

家庭教師の指導
  
  
   先生に解き方を教えてもらう
 そして、志望校合格に直結するのだからと考えて、出来なかった問題が出来るようになるまで解きまくって下さい。 自分で模範解答を見ただけでは解き方が分からない場合には、学校の先生や家庭教師の先生・塾の先生に教えてもらいましょう。 利用できる人は誰でも利用して、出来ない過去問をなるべく少なくしておきましょう。

4. 自信を持って本試験に臨める
 上記3.のようにして出来ない過去問をすべてつぶしておけば、これからやって来る本試験に自信を持って臨めるようになります。 直接的でとても大きい本試験突破のための学力向上に加えて、「合格への自信を持てるようになる」という間接的で精神的な効果もありますので、受験生の皆さんは必ず過去問演習をきちんと行って本試験に臨んで下さい。
     


「英語」長文読解:教科書丸暗記法

 受験生の皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。

 
  
1. 「英語」長文読解の得点能力を
 僕の家庭教師派遣会社社長としての経験からすると、入試でのウエイトが高いにも関わらず苦手意識を持っている受験生が多いのが「英語長文読解」です。 今日は、このブログをご覧の受験生の皆さんのために、その「英語長文読解」の得点能力を大幅に上げるための勉強法をお話しします。

2. 文全体におけるSとVが分かれば
 長い英文を読む場合でも、その英文全体の主語(S)がどれかと動詞(V)がどれかが分かり、かつ文中に知らない単語が無ければ、第何文型かとか文法がどうのとかが分からなくとも、ほとんどの場合その英文を問題無く読めます。

   本として上代を取るために
 市販の長文読解の参考書が、どれも文型や文法をページ数を取ってずいぶんと詳しく解説しているのは、「本してある程度の価格で売れるようにページ数を増やすため」というのが一つの理由です(もう一つの理由は、下記 4.で書きます)。文型や文法も分かればそれに越したことはありませんが、よく分からなくともまず何とかなります。

   文法などよく知らなくとも
 僕は、以前、このブログで、何度も「Harvard Business Review」の内容を紹介していますが、文型や文法などは意識しないでも、何の問題もなくHarvard大学教授などが書いた本を読めています。 ですから、皆さんも心配する必要はありません。

Harvard Business Reviewの例
  
  
3. そのための勉強法は?
 A. まず「教科書を丸暗記」する
 まずは英語の教科書を繰り返し音読して、その全英文を丸暗記しましょう。 そうすれば、英語の構文がどうなっているかよく分かるようになります。 皆さんは、教科書を丸暗記するのは大変だと思うでしょうが、全文を覚えようとすると記憶を引き出すフックが大きくなるので、単語だけを沢山覚えるなどの場合よりも遥かに暗記しやすいです。

 そして、英語の構文がどうなっているか分かるようになれば、長文を読んでも「どの部分が全体の主語か」・「どれが全体の動詞か」がよく分かるようになり、読解が飛躍的に楽になります。

英語の教科書の例
  
        
 B. 興味のある英文をたくさん読む
 更に、教科書に出てくる英文よりも長い文章を読めるようになるためには、自分が興味のある分野の英書(もちろん英語の雑誌でもOK!)を読むことをお勧めします。
 
 自分が興味のある分野であれば、ある程度知識もあるはずなので、難しい英文でもその意味を推測できます。 意味を推測出来れば、飛躍的に訳しやすくなります。 こうやって長く難しい英文を読み込んでいけば、慣れにより自ずと入試の長文読解にも強くなります。

 C. 単語は文章中で覚える
 英単語は、それだけ抜き出して覚えようとせず、英文中で覚えて下さい。 単語だけを覚えようとすると、記憶を引き出すフックが小さいので、なかなか覚えられません。 これに対して、英文全体を覚えようとすると、記憶を引き出すフックがずっと大きくなるので、単語だけ覚えるよりも遥かに覚えやすくなります。

 D. 文法は後付けでOK!
 「英語長文読解」の参考書を見ると、「読解能力を上げるために、先に英文法を覚えなさい。」というようなことが書いてあるものが多いですが、上記 A. B. の方法で、英語の構文がどうなっているか、どの部分が全体の主語でどれが全体の動詞かが分かれば、詳細な英文法の知識が無くとも長文読解は可能です。
 
 上記 A. B. の方法で「英語の文章ってこうなっているんだな!」ということを掴んでから、「これは、英文法で言うとこういうことだな!」と、文法は後付けでOK!です。

4. 著者たちは留学経験が無いので
 英語の参考書を書いているのはほとんどが予備校の講師ですが、この人たちは我々と違って留学経験がありません。 それで、彼らは、「英語というものは慣れを利用すれば楽に覚えられる」ということを知らず、読者に頭を酷使したパワープレーをさせようとするのです。 これが、上記 2.で予告した、参考書が分厚いもう一つの理由です。

   パワープレーなどせずに 
 だまされてそれに乗ったら、大変な思いをするだけで成績が上がらず、一部の我慢強い人以外は途中で挫折して、英語嫌いになるだけです。 このブログをご覧の皆さんは、頭を酷使したパワープレーなどせずに、僕がここで書いた方法で楽をして「英語長文読解」に強くなって下さい。 そうすれば、副次的効果として英語も好きになり、更に成績が上がります。
   


成績が急上昇する「アウトプット勉強法」

 受験生の皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教を師派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。

 
 
1. 「アウトプット勉強法」とは?
 今日は、皆さんのために、勉強した内容を効率的に記憶するための「アウトプット勉強法」をお話しします。「アウトプット」とは「出力」という意味なので、「アウトプット勉強法」とは「何らかの出力を伴う勉強法」のことです。 この方法で勉強すれば成績が急上昇しますので、最後までご覧下さい。

2. 問題を解く
 「アウトプット勉強法」その1は、「問題を解く」というアウトプットをすることです。 漫然と教科書や参考書を読んで「インプット(入力)」するだけよりも、問題を解くという「アウトプット」を加える方が(脳をよりハードに使う方が)、遥かに勉強した内容が強く記憶されます。

 ですから、教科書や参考書を読むというインプットに多く時間を掛けるよりも、インプットの時間はほどほどにして問題を解くというアウトプットに時間を掛けた方が良い結果を得られます。 努力すればするほど、成績が上昇します。 

   志望校の過去問を解く
 特に、既に志望校が決まっている受験生の方は、早めにその学校の「過去問」を解き始めて下さい。 本試験と一番傾向が似ているのは、同じ組織が過去に出題した問題(過去問)で、決して別の組織が出題した模擬試験などの問題ではありません。 早めに志望校の過去問を解いて、その学校の出題傾向を掴んで下さい。

過去問集の例(赤本)
  

   合格のために必要不可欠  
 自分の受験生時代の経験からしても、先生として教えた時の経験からしても、「本試験と一番傾向が似ている過去問を解く」というアウトプットは、志望校合格のために必要不可欠な勉強です。 受験生の皆さん、このことは必ず心に留めておいて、本試験まで繰り返し「過去問演習」を行って下さい。

3. 友人たちに説明する
 もう一つ効果の高い「アウトプット勉強法」は、「自分が勉強した内容を友人たちに説明する」ことです。 志望校のレベルが近い友人たちに理由を話して、そのための勉強会を定期的に開いても良いかも知れません。 勉強会の開催は、あなた自身だけでなく友人たちをも助けることになります。

勉強会
   
   
   本人が一番よく覚える
 他人に説明するためには、自分の頭の中でその内容が消化されている必要があるし、普通は友人たちへの見栄もあるので、勉強した内容を気合を入れて覚えるようになります。 また、人に説明することで、更に自分の頭の中が整理されるという効果もあります。 それなので、人に勉強内容を説明することで一番よく覚えるのは、聞いた人ではなく説明した本人です。

4. 脳の本質にあった勉強法         
 「アウトプット勉強法」は、「インプット勉強法」よりも脳をハードに使う(脳の注意力を、より強くその時に勉強している内容に振り向ける)ので、勉強した内容が遥かに強く記憶に留まる「脳の本質にあった勉強法」です。 皆さんも、志望校合格のために、この「アウトプット勉強法」を実践して下さい。 そして、再度申し上げますが、特に志望校の過去問演習は繰り返し行って下さい。
   


共通テスト【数学Ⅱ・B】解法 & 勉強方法

 皆さん、こんにちは! 仙台市の『名門進学会』家庭教師で、東北大学医学部医学科3年の金子茉央(かねこ まお)です

   

1. 理解しているか問われる問題が多いので   
 今日は、大学入試共通テスト【数学Ⅱ・B】で高得点を取るための「解法」&「勉強法」をお伝えします。 この文章を書くに当たって、共通テストの【数学Ⅱ・B】を解いてみたのですが、ただ問題を解けるというより理解しているかを問われる問題が多いように感じました。 共通テストらしい問題傾向です。

   どうしてそうなるのかを
 この傾向変化に対応するためには、ただ解法を覚えるのではなく、「どうしてそうなるのかを理解する」ようにすると良いかと思います。 普段からそういう練習をしておくと、自ずと共通テストを解くスピードは速くなるはずです。。

2. 出題形式
大問5題。
うち第1問と第2問は必答問題・第3問から第5問のうち2問選択
時間60分・満点100点。

3. 試験の解き進め方
 A. 何よりも「時間配分」
 【数学Ⅰ・A】の対策と被ってしまうのですが、大事なので繰り返させて頂きます。 まずは、「時間」を厳守することを考えましょう。 只でさえ普段とは異なる緊張感の中、如何に平静を保てるかが勝負の分かれ目です。 模試や過去問を解く時にも、必ず時間配分は意識するべきです。 自分の得意不得意に合わせて、ぜひ決めてみて下さい。

 B. 全ての問題に目を通す
 解いてみて気が付いたことは、(1)が解けなかったとしても(2)・(3)が解けるように作られている問題もあるということです。 もちろんドミノ倒しのように全てが連鎖的に間違ってしまう問題もありますが、もし最初の方でつまづいてしまったとしても、きちんと全ての問題に目を通し、1問でも多く取れるように粘ってみることが大事です。

 C. 見直しの時間は取る!
 必ず見直しの時間は取って下さい。 2021年度共通テストは484,114人の受験者がいたそうです。 当たり前ですが、どこの大学の入試よりも受験者数が多く、たった1問間違えただけで、1,000人単位で順位が下がるという話も聞いたことがあります。 ミスがないように細心の注意を払って下さい。

4. 各大問の対策と試験勉強
 冒頭の方で、問題の解法を理解すると書きました。 数学は難易度が上がるにつれ、パターン問題が増えてきます。 その手順を丸覚えするのではなく、どういう時にその公式を使っているのか考えることをオススメします。 各大問に触れながら具体的に説明していきます。

 A. 大問1(三角関数・指数関数/対数関数)
   なぜ合成をするの?
 2021年度の共通テスト1問目は、三角関数の合成問題でした。 質問です。 皆さんはどんなときに三角関数を合成したいと思いますか? 私は三角関数のyの範囲を知りたいのに、変数が2つあって分かりにくい時に三角関数の合成をしたいと考えます。

 例えば、y=sinθ+√3cosθの形のままではθの変化に対する関数値の変化がわかりにくいですが、y=2sin(θ+π/3)と合成すると関数の値の変化がわかりやすくなります。 最大値や最小値も、下の図のように考えると判断しやすいですのでオススメです。

三角関数合成式の最大値と最小値
  
  
   指数関数/対数関数
 f(x)=(2^x+2^(-x))/2、g(x)=(2^x ー2^(-x))/2はとても有名な関数です。 グラフの形は覚えておくべきです。 特にf(x) のグラフは線対称であること、g(x)のグラフは点対称であることを知っておきましょう。

 また、長い文章の問題には誘導がつきものです。 ぱっと見で的確な解法が思い付くならば必要ないですが、ヒントを読み落とさないようにすることが大切です。

 B. 大問2(微分法と積分法)
   グラフを描くことの大切さ
 私は、1次関数、2次関数、3次関数の問題では必ずグラフを描くようにしていました。 すると、問題が視覚的にイメージできるようになり、出した答えに自信を持つことが出来ます。 答えが正なのか負なのか、交点に対してどちら側にあるか、を確かめるだけでも、テスト中の安心感が全く異なります。

 そして、今回の問題では、普段から関数をグラフに変換している人からすれば、容易に解ける問題であったように思います。

 まず、2次関数ならばチェックするべきは以下の通りです。
  ● 上に凸なのか下に凸なのか
  ● 中心軸が正なのか負なのか
  ● 頂点のおおよその位置はどこなのか
  ● y軸との交点はどこか(原点は通るのか)

 3次関数ならば、チェックするべきは以下の通りです。
  ● 変曲点の左右どちらが上に凸なのか
  ● 重解はあるのか、いくつあるのか
  ● 極大値、極小値の値
  ● y軸との交点はどこか
  ● x軸との交点は正なのか負なのか

 漏れがあるかもしれませんが、私の思いつく限りではこんな感じです。 そして、これらの情報がy=ax^3+bx^2+cx+d と与えられた時に、どこの係数で求められるかということを把握しておいて下さい。 例えば、2021年の「ツ」の問題では、y軸との交点における接線を調べるためにはcとdだけに注目しておけば良い、などというようにです。

 C .大問4(数列)
 数列は、毎年のように出題されている範囲です。 確実に得点源に出来るようにしたいところです。

   数列の特徴
 数列に苦手意識がある方はいらっしゃるでしょうか? 私の場合、a、b、r、nといったアルフベットを多く用いる数列は、何から手をつければいいのか分からなくなって苦手意識があったことをよく覚えています。

 数列は、最後の解き方がパターン化されていることが特徴です。 数列の和や一般項の求め方など公式が様々あると思いますが、知らない数式を自分が公式を使える形に変形しにいくのがポイントです。 様々な問題のパターンを解いていくと、慣れていきます。

   2021年の問題では
 変形の一つの手段として、例えば等差数列であれば、a_(n+1)=a_n+d(dは公差)、等比数列であればb_(n+1)=b_n・r というようにどんどん置き換えていきます。

 今回の問題のように、全ての項にb_(n+1)もしくはb_nが入っているときは、誘導を見なくともb_nで割りたくなる問題です。 もし分からなかったとしても解き方の誘導がついていますので、丁寧に追っていけば解けるはずです。

 D .大問5(ベクトル)
   計算ミスに注意
 ベクトル問題の関門の一つは、計算の煩雑さです。 2021年度の問題でも、根号を用いた計算や二乗をさせる場面がたくさん出てきました。 日頃から計算の練習をしておき、本番でミスが無いようにしましょう。


共通テスト【英語】解法 & 勉強方法

 受験生の皆さん、こんにちは! 仙台市の『名門進学会』家庭教師で、東北大学医学部医学科3年の金子 茉央(かねこ まお)です

  
  
 今日は、大学入試共通テスト【英語】で高得点を取るための「解法」&「勉強法」をお伝えしていきます。 知力を振り絞って書いたので長文になりましたが、その分とても受験生の皆さんの役に立ちます。 ぜひ最後までご覧下さい。

1. 出題形式
 A. リーディング
大問6題構成。時間80分。満点100点。
以前まで毎年のように出されていた発音・アクセント問題や文法・語法問題、整序英作文問題などが廃止され、全て読解問題となった。

 B. リスニング
大問6題構成。時間30分。満点100点。
イラストやグラフを扱った問題が増えた。

2. 各試験の対策
 A. リーディング
   時間制限を設ける
 まず、一番に気を配るべきは「時間」です。 過去問や予想問題集などで必ず自分なりの時間配分を決めておいて下さい。 模試はその実践です。 もちろん本番はその通りに行くとは限りませんし、特に英語は、新しい文章を読むより大問を終わらせてしまった方が点数を取れることもありますが、時間を決めて取り組むということに慣れておくことが大事です。

 そして、実際に時間制限の中で解いてみて解き終わらなかった時は、スピードを上げるために何をすればいいか考える必要があります。 以下に、制限時間内に解き終わらなかった理由別に対策を書き出したので、よく読んで実践して下さい。

   スピードを上げるには
 問題が解き終わらないのは何故でしょうか? 私が考えつく限りだと、以下の5つの理由が考えられます。
 (1) 分からない単語が多い。
 (2) 意味がわからない文章がある。
 (3) 文章の2度読みをしてしまっている。
 (4) 読むスピードが単純に遅い。
 (5) 問題を解くときに文章の内容を忘れてしまっている。

 皆さんの心当たりはあるでしょうか? 私は、かつて5つ全てに覚えがありました。 それぞれについて、私が実践した対策をお伝えします。

    対策(1) 単語力増強
 まず「分からない単語が多い」は、率直に語彙力不足です。 少なくともセンター試験レベルと書いてある単語帳(今は共通テスト対策単語帳でしょうか)は一冊買って仕上げて下さい。 出来れば二次試験レベルまでの単語帳を仕上げていて欲しいです。

     分からない単語は推測出来ることも
 しかし、それでも本番はどうしても意味の分からない単語が出てきます。 そういう単語は、思い切って読み飛ばして下さい。 全体的な文章の意味が掴めてくると、単語の意味が推測できることが多々あります。 自分がある程度単語力つけたなと思った時の分からない単語は大抵の人も分からない単語ですので、本番で焦らないことが大切です。

     注釈も覚えておいた方が
 とは言え、実際のところ、単語力は青天井です。 後ろの語句注釈に書いてあるものは覚えなくていいやと思うかもしれませんが、世の中には注釈を一切見ない人もたくさん存在します。 その人達と比較したら、ページをめくる分だけの差が出来てしまうのです。 特に高校2年生以下の方は、注釈はいずれ覚えていなくてはならない単語になりますので、覚えてしまった方が後々楽です。

     単語さえ知っていれば
 個人的な意見ですが、私は、「単語さえ知っていれば、いくら文法を知らずとも、どんな文章でも読めてしまう」と思っています。 単語力は、読解の究極の武器です。

    対策(2) 文法力増強
 ゆっくり読んだときに「意味が分からない文章がある」のは、文法力不足です。 私は、Z-KAIさん出版の著:風早寛『解体英語構文』という冊子を使っていました。 これに限らず、文法問題集はものによって並び方が違うことが多く網羅的に学ばないと意味がないので、これというものを一冊買って仕上げることをお勧めします。 見た目・手触り・解説の細やかさなどを比較しながらお気に入りの一冊を選んで下さい。

    対策(3) 区切って読む  「文章を2度読みしてしまう」という方の中には、文章を頭の中で日本語訳している方がいらっしゃるのではないでしょうか。 日本語訳とは、文章を主語→目的語→述語の順番で読むことです。 英語は、ご存知の通り日本語と語句の順番が違いますので、英語の順番で読んでいくのが大事です。

 そこでお勧めなのが、文章を意味の塊ごとにくぎりながら読んでいくことです。 例えば、I rode my bike to school on the hill before my brother arrived. という文章があったら、I rode my bike /to school on the hill /before my brother arrived. といった具合です。

     私の学校の先生の
 この手法は、私の学校の先生の受け売りなのですが、授業の和訳も意味の塊ごとにやるようになってから大分読む速さが向上しました。 また、読んでいる実感を得られる点でも、区切っていく方法は良かったです。 区切っている範囲は一目で意味がわかる量なので、慣れると区切り線を入れるのと同じ速さで読むことが出来ます。

    対策(4) とにかく量をこなす
 読むスピードが単純に遅い人は、おそらく長文を読むことへの慣れが足りないのだと思います。 一文章を読むことと長文を読むことは大きく異なります。 体力も集中力も必要です。 慣れるために私はZ-KAIさん出版の著:風早寛「速読英単語」を活用していました。 これはシリーズもので、難易度に合わせて色々な種類がありますので、興味をもった方はぜひ調べてみて下さい。

    対策(5) 問題を見てから本文へ
 「問題を解くときに文章の内容を忘れてしまっている」ということに私はひどく苦しめられたものでした。 文章を読み直している時間や該当箇所を探している時間は、最も無駄な時間であると言えます。 もし、同志の方がいらっしゃいましたら、ぜひ問題文に軽く目を通してから本文に臨んでみて下さい。

     問題を解くのと並行しながら
 チェックすることは2つです。 1つ目は、問題が局所部分を見れば解ける問題なのか、要約のような文章全体の俯瞰問題なのかを把握すること、2つ目は、問題を解くためのキーワードを見つけておくことです。 共通テストの問題は、多くが文章に書いてある順に出題されていますので、問題を解くのと並行しながら文章を読んでいっても良いです。

 共通テストは記号問題なので違いますが、二次試験では要約問題が出題されることもあります。 そういうときは、段落ごとに軽くまとめを書いておくことをお勧めします。 読み返しを大幅に防げます。

 B. リスニング
   今までの努力の積み重ね
 リスニングは、身も蓋もない話をすると、今までどれだけ英語に触れてきたかに能力が比例します。 私がそうだったのですが、受験間近になって慌ててどうにかしようとしても、あまり伸びは期待できません。 私の友達の話を聞く限りでは、基礎英語を中1の時から毎日コツコツ聞いてきた人がやっぱり強いです。 ですが、伸びないからといって捨ててよい科目ではないです。

   共通テストで求められるもの
 共通テストでは、かつて2回読まれていた音声を1回しか流さなくなり、表やグラフの照らし合わせなどの問題が増えるという大幅な改題が生じました。 瞬時に英語を聞き取る能力、正確に聞き取る能力、理解して整理する能力が必要とされています。

   克服するためには
 まずは、音声ソフトを利用して正しい英語の発音を聞く機会を増やして下さい。 単語を習得するときに音と一緒に覚えてこなかった人は、初期に習った単語であっても意外と発音を間違えて覚えていることがあるかと思います。 

 次に、聞きながらメモを撮る練習です。 私はディクテーションを学校でやらされていました。 聞き漏らしを2回目で集中的に聞くということが出来なくなったので、聞く行為とメモを取る行為を並行する練習は繰り返し行っておく必要があります。

3. 最後に
 ここまで読んできて、いかがだったでしょうか? センター試験から共通テストに移行する中で、一番大きく変化したのが「英語」であるように思います。 新型コロナウイルスの大流行や教育改革に直面してとても大変な世代だとは思いますが、受験生の皆さんどうか勉強頑張って下さい。


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