成績が急上昇する「アウトプット勉強法」
受験生の皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教を師派遣している「名門進学会」、社長の三沢 也寿志(みさわ やすし・早大大学院修了)です。
1. 「アウトプット勉強法」とは?
今日は、皆さんのために、勉強した内容を効率的に記憶するための「アウトプット勉強法」をお話しします。「アウトプット」とは「出力」という意味なので、「アウトプット勉強法」とは「何らかの出力を伴う勉強法」のことです。 この方法で勉強すれば成績が急上昇しますので、最後までご覧下さい。
2. 問題を解く
「アウトプット勉強法」その1は、「問題を解く」というアウトプットをすることです。 漫然と教科書や参考書を読んで「インプット(入力)」するだけよりも、問題を解くという「アウトプット」を加える方が(脳をよりハードに使う方が)、遥かに勉強した内容が強く記憶されます。
ですから、教科書や参考書を読むというインプットに多く時間を掛けるよりも、インプットの時間はほどほどにして問題を解くというアウトプットに時間を掛けた方が良い結果を得られます。 努力すればするほど、成績が上昇します。
志望校の過去問を解く
特に、既に志望校が決まっている受験生の方は、早めにその学校の「過去問」を解き始めて下さい。 本試験と一番傾向が似ているのは、同じ組織が過去に出題した問題(過去問)で、決して別の組織が出題した模擬試験などの問題ではありません。 早めに志望校の過去問を解いて、その学校の出題傾向を掴んで下さい。
過去問集の例(赤本)
合格のために必要不可欠
自分の受験生時代の経験からしても、先生として教えた時の経験からしても、「本試験と一番傾向が似ている過去問を解く」というアウトプットは、志望校合格のために必要不可欠な勉強です。 受験生の皆さん、このことは必ず心に留めておいて、本試験まで繰り返し「過去問演習」を行って下さい。
3. 友人たちに説明する
もう一つ効果の高い「アウトプット勉強法」は、「自分が勉強した内容を友人たちに説明する」ことです。 志望校のレベルが近い友人たちに理由を話して、そのための勉強会を定期的に開いても良いかも知れません。 勉強会の開催は、あなた自身だけでなく友人たちをも助けることになります。
勉強会
本人が一番よく覚える
他人に説明するためには、自分の頭の中でその内容が消化されている必要があるし、普通は友人たちへの見栄もあるので、勉強した内容を気合を入れて覚えるようになります。 また、人に説明することで、更に自分の頭の中が整理されるという効果もあります。 それなので、人に勉強内容を説明することで一番よく覚えるのは、聞いた人ではなく説明した本人です。
4. 脳の本質にあった勉強法
「アウトプット勉強法」は、「インプット勉強法」よりも脳をハードに使う(脳の注意力を、より強くその時に勉強している内容に振り向ける)ので、勉強した内容が遥かに強く記憶に留まる「脳の本質にあった勉強法」です。 皆さんも、志望校合格のために、この「アウトプット勉強法」を実践して下さい。 そして、再度申し上げますが、特に志望校の過去問演習は繰り返し行って下さい。