高得点英語学習法3原則
前書き
英語学習において、学力を上げるために取るべき方法と取るべきではない方法を、その理由とともに示します。 ぜひこの通り実行して、高得点を取って下さい。
1英語学習においてやってはならないこと
まず、英語学習においてやってはならないこととその理由を、反面教師として提示します。
単語帳などを作って単語だけ抜き出して覚えようとすることは、絶対にやってはいけません。
なぜならば、人間の頭脳は単語だけを抜き出して覚えることには適しておらず、覚えるのがとても大変で効率が悪いことと、たとえ覚えても単語の意味だけで、文章の中でその単語をどのように使用するのかといったその単語使用時のTPO(Time, Place, Occasion(時、所、状況))はまったく身につかないからです。
実際の英語の文章がどのようになっているのか把握しないで、先に文法を覚えて英語の構文を捉えようとしてはいけません。
このようにすると、何もない状態で抽象的に英文法を覚えなければなりませんが、このような覚え方は人間の頭脳の働きに反します。 そして、このような方法では覚えなければならない文法的な事柄が沢山出てくるので、普通は途中で挫折します。
2高得点英語学習法の3原則
次いで、英語学習においてこうすれば少ない労力で効率よく学力が向上するという3つの方法を述べます。
まずは教科書の単元(章)毎に、何度も何度も音読(黙読ではだめです!)して暗記し、英語の文章がどうなっているのか把握します。 同時に、暗記した文章の意味も把握する必要があるので、意味が分からない単語は辞書で調べて意味を明らかにしておきますが、単語帳を作る必要はありません。
このようにして、英語の文章がどのようになっているのか把握しておくと、下記②のように英単語を効率的に覚えるのに役に立つし、③のように英文法を覚えるのにも役立つし、英作文の能力向上にも役に立つ、と良いことずくめです。
- ①で記したように、単語帳を作って単語だけを抜き出して覚えることはとても記憶効率が悪いので、
- ①のように意味が分からず辞書で調べた単語は、音読して暗記するのと同時に文章の中で覚えるようにして下さい。
そうすれば、単語の意味を効率よく覚えられるだけでなく、その単語をどのように使用するのかという単語使用時のTPOも併せて覚えることが出来ます。
- ②で記したように、英語の文章がどうなっているか把握する前に英文法を覚えようとしてはいけません。
- まず①のように英語の文章がどうなっているのか把握(暗記)してから、それに英文法を当てはめて、英文法はあくまでも後付けで、「英文法で言うとこういうことか!」という順序で覚えて下さい。
3英語学習上のその他の注意点
英語の試験には発音やアクセントの問題も出題されますが、一般的に配点が小さいので、発音記号やアクセントの位置を目視しながら暗記する必要はありません。 リスニングの練習の際に、自然に覚えればOK!です。