医学生が理解する:受験生の「焦り」
皆さん、こんにちは。 「名門進学会」家庭教師で医学科生の浅野早織(あさの さおり)です。
今日は、受験生の「焦り」 について述べます。 下に書いたように、焦るのはあなただけではありませんから、気を楽にして下さい。
1. 「どうせ私なんか・・・。」などというネガティブな発言
このような、自分に対するネガティブな言葉を生徒さんから聞くことも、数多くありました。
私自身、このような文章を書かせて頂いたり生徒さんの前でアドバイスをしたりする機会を今は与えてもらっていて、偉そうに生徒さんに色々お話をしていますが、もともとは劣等感が強く自信のない学生でした。
現在、私は医師を目指し、医学部に通う6年生の学生です。 現在やっと自分の夢のスタートの手前まで来ることができましたが、ここまでくるのには非常に苦労しました。 難なく医学部に合格出来てしまう学生さんもいるのですが、残念ながら私はそうではありませんでした。
女性医師・イメージ
私自身は公立でのんびり
私自身は、公立小学校、公立中学校、公立高校を通い、自由にのんびりした環境で学生生活を送っていました。 幸いにして? か両親は、あまり私に「勉強をしなさい。」や「医学部に行きなさい。」や「いい大学にいきなさい。」と言って私を育ててきませんでした。
ただ、自力で生きていけるようにとは
ただ、いつも「自分のことは自分でしなさい。」や「自分の力で考えて、自分の力で生きていけるようになりなさい。」とは言われていました。 また、「教養は大事だよ。本を読みなさい。外の世界を見なさい。」と教育には熱心ではありました。
山積みの本
留学にも反対せず
ですから、本は常に家に溢れていましたし、自身が単身で留学したいや塾に行きたいと言った時には、反対せずに後押ししてくれました。(あくまで自分で手続きなどをすることを前提でしたが・・)
とは言え、家庭教師や塾に関しても、私自身が必要であると言うまでは一切進められることがありませんでした。 そんなこともあってか、私自身受験に対してはかなり楽観的にのんびりと構えていました。
留学先・アメリカの風景
医学部を目指したら焦って
医学部に行こうと真剣に考え計画を立てる頃には、自分が一般的に医学部を受ける学生の成績からはだいぶ離れていることに気づきました。 大手予備校にも通い始めて、優秀な他の学生を見ては、自分の能力の足りなさや勉強量の足りなさに非常に焦っていました。
医学部や東大、京大を狙うような学生さんがこなす問題集、模試の情報すら持ち合わせていませんでした。 模試でも、どうやったらこんな難しい問題が解けるのだろうと不思議で、不思議で仕方ありませんでした。
生徒さんの気持ちがよく分かる
その結果、浪人もしましたし、一度は医学部受験を諦めてしまったこともあります。 そういう経験が自分自身にあるので、「勉強がうまくいかない。」「目標まで遠い。」「劣等感で苦しい。」と感じる生徒さんの気持ちがよくわかります。
私自身、受験生の時はいつでも「どうしてこんな問題も解けないのか。」や「今日はこんだけしか進めなかった。 きっと間に合わない。 ダメだ。」「やっぱり、私には無理なんだ。」と落ち込んでいました。 受験直前期には不安のあまり寝れなくなったり、食事が取れなくなったりもしていました。