不登校生のために:効率的な教科書の覚え方
皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、社長の三沢 也寿志(みさわ やすし・早大大学院修了)です。
今日は、不登校中の生徒さんのために、ご家庭の中で効率的に教科書の内容を覚える方法を述べます。 不登校中の生徒さんやその親御さんは、ぜひ最後までご覧下さい。 必ず役に立ちます。
1. まず「教科書ガイド」を買う
「教科書ガイド」とは、その教科の「学習の仕方」や、教科書に載っている問題の「解答」や「解き方」が掲載されている書籍のことです。 この教科書ガイドは、下記の「3.」・「4.」で使用するために購入します。 自分が使用している教科書に対応したものが、Amazonなどで普通に買えます。
当社にある教科書ガイドの例
2. 教科書を一度ざっくりと読む
教科書ガイドを購入したら、まず各科目の教科書をそれぞれ章ごとにざっくりと読みます。 最初から精読してもその内容が中々頭に入らないので、最初は一度ざっくりと読んで、書いてあることを大まかに掴むだけでOK!です。
3. 問題を解いて教科書ガイドで答え合わせをする
次に、「2.」で読んだ章の章内や章末の問題を解いて、「1.」で購入した教科ガイドを見て答え合わせをします。 教科書を一度ざっくりと読んだだけなので、ここで問題をあまり解けなくとも全く構いません。
ただ、一度だけでも問題を解いておくと、その章で覚えるべきポイントがよく分かるようになり、「4.」で教科書を精読した時にその内容が効率良く頭に入ります。
当社にある教科書の例
4. 教科書を2回精読してまた問題を解く
「3.」を終えて、覚えるべきことがはっきりとしたら、今度は教科書のその章を2回精読します。 そしてまた、章内・章末の問題を解いて、教科書ガイドを見て答え合わせをします。
その際に教科書ガイドに書いてある解答や解き方を見てもよく分からなかった問題は、家庭教師の先生など分かる人にに解き方をきちんと教えてもらって下さい。 そして、それからもう1~2度この段落の前半に書いてある勉強を繰り返して、その章のすべての問題をほぼ解けるようにして下さい。
5. 時間はあまり掛からない
こうやって文章にすると、このやり方では時間が掛かって大変そうですが、実際にはあまり時間が掛からず、確実に教科書の内容を覚えることが出来ます。
その理由は、『学習内容を定着させるためには「インプット・教科書を読む」だけではなく「アウトプット・問題を解く」も一緒に行った方が遥かに効率が良い』という脳科学の原則に従った勉強方法だからです。
6. 96%以上の生徒さんが大幅に学力アップ
当社では、不登校の生徒さんにはこのやり方で家庭学習をやってもらっています。 その結果、本人にやる気があってこのやり方でしっかりと勉強をした生徒さんの96%以上が、大幅に学力をアップさせています。