仙台二高・国語の教科書をご紹介します!
皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、社長の三沢 也寿志(みさわ やすし・早大大学院修了)です。
今日は、杜の都の王者仙台二高の国語の教科書(新課程・今年までの2年間に配布された6冊)を、画像と解説でご紹介します。 興味のある方は、ぜひ最後までご覧下さい。
1. 仙台二高・国語の教科書の概略
仙台二高の国語の教科書は、現代国語でも古典でも漢文でも、生徒さんの読解力を高めることを第一の目標としています。 加えて、実践的な文章の書き方や話し方の記載もあり、実生活でも役に立つものになっています。 もちろん、東北きっての名門校の生徒さんが使うものらしく、どの教科書もレベルは高いです。
2. 探求・論理国語
書名から推測出来るように、論説文など論理的な文章の読解能力を高めることを目的とした教科書です。 冒頭に、「解析マスター」という名称で論理的な文章を正しく読み取るための要点8項目が載っています。 そして、これを活用して、記載されている多くの文章を読み取っていく構成になっています。
3. 探求・文学国語
この教科書も書名から推測出来るように、文学作品の読解力を高めることを目的としたもので、冒頭に「小説を読み解く着眼点一覧」として4項目が載っています。 ただ、この本に記載されている文章は、小説の他に文学評論・詩・短歌・俳句・随想など多岐に渡ります。
4. 現代の国語
この「現代の国語」の最大の目的は、生徒さんが社会に出てからでも役に立つ実践的な国語力を身に付けさせることです。 ですから、この本には、現代文の読み書き能力を高めるための方法のみならず、日常生活やビジネスで遭遇するであろう各場面で上手に文章を書く方法や上手に話す方法なども記載されています。
5. 言語文化
この「言語文化」は、主に古文・漢文とその背景や読み取り方について記述しており、下記の「古典探求・古文編」及び「同・漢文編」への案内役となっています。 また、書名の通り、生徒さんに我が国の言語文化についての理解を深めさせることも大きな目的として記述されています。
6. 古典探求・古文編
古典探求の「古文編」は、生徒さんが古文の読解を通じて我が国の言語文化を理解することを目的に書かれており、多くの古文が日記・随筆・物語などの分野別に記載されています。 それぞれの文章に含蓄があり、現代の私たちがこれらを読んでも得るものが多々あります。
7. 古典探求・漢文編
古典探求の「漢文編」には、中国の悠久の歴史を土台とする味わい深い漢文が数多く掲載されていおり、故事成語の由来なども覚えられるようになっています。 「史記」からは「四面楚歌」などが載っており、また唐代の詩人白居易が玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋を読んだ「長恨歌」も載っています。