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山形大学医学部合格勉強法・入試解法 - 化学 -

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化学 傾向と対策

1.傾向

① 出題形式

 山形大学医学部の化学では、例年大問3題または4題が出題され、物理または生物とあわせて2科目で120分です。 記述問題や計算問題が多く、図を書かせる問題や論述問題も出題されることがあります。
 また、計算問題の場合解答用紙には、答えだけでなく計算過程も書く必要があります。

② 出題内容

 山形大学医学部の化学では、特定の出やすい分野があるというわけではなく、幅広い範囲から出題されています。 しかし、理論が多く、また計算問題もよく出題されます。 例年、計算問題では有効数字を気にしなくても解ける問題が多かったのですが、最近は有効数字もしっかりとしなければいけない問題も出てきたので、有効数字にも注意が必要です。

③ 難易度

 標準的な問題が多いですが、中には何問か解きづらい問題があります。

2.対策

 化学は特定の出やすい分野が無いので、理論・有機・無機に分けて勉強法を述べていきます。

① 理論

 山形大学医学部では理論の割合が比較的高く、そのほとんどが計算問題である場合が多いです。 しかもあまり覚えることも少なく、知らないことでも問題に沿っていけば解けるものが多くなっています。 そのために、問題をしっかりと読み、問われていることは何なのかに注目しながら計算していく練習をした方が良いです。
 ただ、当然公式等は知っているほうが断然有利になってくるので、教科書に載っている公式などは使うべき問題とあわせてまとめておくとより良いです。

② 有機

 山形大学医学部の場合、有機では分子の構造決定や異性体の分野がよく出題されています。 ですから、構造決定の際に良く出てくる銀鏡反応やフェーリング反応のような、ある特定の構造・官能基と特異的に反応する物質や反応はすべて覚えておく必要があります。 さらに、異性体の場合は、問題に「考えられる異性体で、アルコールであるもの」のように注が付いている場合がよくありますので、そのような点にも注意が必要です。

 これらは、どちらも初めて見るような問題はほとんどありませんし、すべての反応を覚えていれば、ほとんどできる問題ばかりです。 ただ、こういう問題に不慣れだと、必要以上に時間がかかってしまい、時間内に解けなくなってしまう場合もあります。それを避けるためには、「○○反応といったら△△」と瞬時に判断できるくらいまで暗記してください。
 そうすれば、ほぼ機械的に短時間で問題が解けるようになります。

③ 無機

 「山形大学医学部では、無機化学は理論とセットで出題される場合が多いです。 問題の前半で無機についての質問がされ、後半でそれについての計算問題を出題されるといったパターンがかなりあります。 そのため無機が単独で問われるということはあまりありません。

 勉強法としては、理論・有機でもある程度は同じかもしれませんが、無機に関してはほとんどが暗記です。 山形大学医学部の入試でも、無機は理論・有機以上に、初めて見る問題はありません。 というよりは、初めて見た問題なら解けないと言えるでしょう。

 無機の暗記をする場合、問題演習の中で暗記をするというのはあまり効果がありません。 まずは、教科書など何を使っても良いので、しっかりと覚えて、その確認を問題演習で行うというようにする方が効果的です。

3.最後に

 山形大学医学部の理科では解答用紙に特徴があり、白紙に近いような用紙を渡され、それに解答を書き込んでいきます。 それに対応するために、直前期に過去問をする際は白紙を用意して、そこに解答を分かりやすく書く練習をして下さい。(図が必要な場合は図もしっかりと書くこと。)  最初はやりづらいかもしれませんが、練習をするうちに慣れてくるはずです。 このように練習しておけば、受験本番に解答用紙をもらって面食らうということは無いはずです。

 また、化学では何問か解きづらい問題が出されることがあります。 そのときはあまりその問題にこだわらず、勇気を持って飛ばして下さい。 そしてある程度できてからもう1度その問題を見て下さい。 山形大学医学部の理科の場合、時間に余裕があることが多いので、きっと解く時間は残っているはずです。

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