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センター試験合格勉強法 - 数学 -

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数学 傾向と対策

1.出題形式

筆記

 数Ⅰ・A
 大問4問の構成で、試験時間は60分です。
 数Ⅰからは、方程式と不等式、2次関数、図形と計量が出題されます。
 数Aからは、平面図形、集合と論理、場合の数と確率が出題されます。

 数Ⅱ・B
 大問6問から4問を選択し、試験時間は60分です。
 数Ⅱからは、式と証明、高次方程式、図形と方程式、いろいろな関数(三角関数、指数関数と対数関数)、微分、積分から出題されます。
 数Bからは、数列、ベクトル、統計とコンピュータ、数値計算とコンピュータから出題されます。(ここでは一般的な数列とベクトルにのみ触れます。)。

難易度

 標準的な問題構成である。しかし、数学のマークシート方式は特殊です。また、時間にそこまで余裕があるわけではないので、時間配分には注意しなければなりません。

2.対策

① 方針

 私大や国公立一般試験で数学を受ける人は、秋頃まではセンター試験に特化した勉強をする必要は特にないと思います。 しかし、マークシートの誘導形式に慣れる練習は必要です。

② 使用教材

 教科書レベルの問題は必ず解けるようになっていなければなりません。形式に慣れるために、直前は私は駿台や河合のセンター試験実践問題集を使用していました。形式がセンターと全く同じなので時間を図って演習しました。マークシートも付いているので、マークシートにかかる時間も考えることができ、時間配分も練習することができます。

③ 学習方法

 様々な公式や定理を覚えることはもちろん、それらの使い方にも慣れておかなければなりません。 例えば、数Ⅰ・Aの図形の問題は、三角比や三平方の定理、方べきの定理、円の性質など様々な分野が融合しています。 どの性質や定理を用いるべきなのかすぐに判断できるように、演習を重ねておくべきです。
 また、センターでは全ての分野からまんべんなく出題されているので苦手分野を作ってはいけません。 苦手な分野は重点的に演習を繰り返しましょう。
 さらに、計算力をつけておくことは言うまでもありません。 計算力は数学に触れていないと衰えてしまうので、毎日必ず数学を解く時間は作るようにしましょう。 特に数Ⅱ・Bでは、数列やベクトルで複雑な計算も多く出てきます。

 センター試験の数学は、一般の自分で解法を設定して解いていくのとは異なり、問題文の誘導に乗って解き進めていく形です。 答えを出す過程が分かり、計算ミスに気づきやすいという利点もありますが、出題者の誘導の意図をつかみづらいところもあり、記述型の問題を解くことが多い人には戸惑うことも多いと思います。
 センターの数学が苦手だという人は、センター形式の数学の問題を多く解くように心がけましょう。

 問題を解くときは必ず時間を図りましょう。 本番では焦りや緊張がかなりあると思うので、50分で全ての問題を終えられるようにしましょう。誘導形式なので、途中で答えの出し方が分からないと、その先も答えが出なくなってしまうことが多いです。 しかし、同じ問題で立ち止まりすぎることのないようにしましょう。 得意不得意によってそれぞれの問題にかける時間は違うと思うので、自分に合ったベストな時間配分を見つけておきましょう。
 また、問題用紙の余白に計算を書いて解くようにしましょう。意外と計算スペースは小さいので、スペースの使い方には慣れておくのが重要です。

3.最後に

 センター試験の数学は形式が独特ですが、高得点を狙うことが十分に可能です。 苦手な分野を作らず、まんべんなく演習を重ねていってください。

 また、数Ⅰ・Aと数Ⅱ・Bどちらも受験する人は、本番では10分の休憩をはさんで2教科連続で試験があります。 集中力を最後まで切らさないことが不可欠なので、演習するときに2教科連続して時間を測って解いてみるのも良いと思います。

 数学のマークシートは分かりづらいので、時間に余裕を作ってマークミスがないか確認することも絶対に忘れないでください。

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