家庭教師の仙台ブログ

東北大生家庭教師日記87・コロナウイルス対策と押谷教授の微生物学

 仙台市の皆さん、こんにちは! 『名門進学会』家庭教師で東北大学医学部医学科2年の金子茉央(かねこ まお)です。

  

1. 今年はあっという間に時間が経って  
 ふと気がついたらもう12月です。 クリスマスとお正月の季節です。 今年は時間が経つのがあっという間だったように感じます。

 今年は何をしただろうかと振り返ってみても、テストに追われていた記憶が大半を占めています。 後半は部活が再開し、少しだけ生活に覇気が生じましたが、自粛期間だった春〜夏は、特に希薄な日々だったようにどうしても思えてしまいます。

冬が近づく星陵会館
 

2. 経済活動と医療を守ることの両立は 
 寒く乾燥する冬の到来に伴い、再び新型コロナウイルスの感染者が増えてきていることを連日ニュースで耳にします。 10月末から始まった感染拡大は第3波と呼ばれ、外国人コミュニティや夜の繁華街など感染源が多様化していることが特徴として挙げられるそうです。

 一番深刻な事態、すなわち医療設備の崩壊を防ぐために、政府はGO TO制度を見直したり、感染拡大地域の飲食店などに営業時間短縮を要請したりしているわけですが、なかなか感染が収束する気配が見られません。 

コロナウイルス対策の手洗い
  
  
 「経済活動とその労働者の生活を守ること」・「医療施設と医療従事者を守ること」の2つ(つまり経済活動と感染予防の2つ)を両立することがいかに難しいか、伺えます。

3. 押谷先生の微生物学
 私は、最近「微生物学」についての授業を受けています。 「微生物学」とは、細菌・ウイルス・医動物などの生態を知り、正確な対策を取れるようにするための科目です。

 ご存知の通り、新型コロナウイルスの厚労省クラスター対策班で指揮を執る押谷仁先生はこの科目の担当教授であり、お忙しい中我々学生に対しても教鞭を執って下さいました。 先日、授業の一環としてチュートリアルがあり、タイムリーな新型コロナウイルスについて考える機会が与えられました。

微生物学の教科書

  
 チュートリアルの内容は、感染第3波関連の事例が与えられ、その原因と対策、課題について考えるというものでした。 結果、自分たちで対策を考えるという貴重な経験によって、如何に感染対策が難しいかということを痛感させられました。

   実現可能な感染対策を考え始めると
 感染の原因だけ考慮して机上の空論を出していくのは簡単なのですが、実現可能性という点を考え始めると大変です。 感染対策にかかる費用・時間・人件費は莫大で、何よりその政策で生活できなくなる人がいると考えると、すんなり実行出来そうな意見はなかなかに思いつかないものでした。

 押谷先生は、学生の意見に対し鋭いコメントを残して下さったのですが、現状を知り実際に政府を動かす人はこんなにも視点が違うのかと改めて思い知りました。

チュートリアルで作った資料
  
  
 もう一つ、授業やチュートリアルを通じて感じたことは、病原体に対する正確な知識を持っていることの大切さです。

 不十分な対策では感染を防ぐことが出来ないのはもちろんのことですが、一方で過度な対策は、感染を防ぐことが出来ても、経済の停滞・資金の無駄遣い・病原体に対する過度な恐怖、ひいては医療従事者への偏見などを引き起こしてしまいます。

   正しい知識の基に対策を実行することが
 このラインの見極めはとても難しく、専門家に委ねることしか出来ませんが、私達も自分たちで出来る感染対策の重要性を正しい知識の元に理解し、実行していくことが大事だと感じました。

 今日はこれで終わりにします。 新型コロナウイルスの一刻も早い収束を願うばかりです。 最後まで読んで下さり、有り難うございました!
   


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