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東北大学文系  - 英語 -

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英語 傾向と対策

1.出題形式・傾向

 大問4題。 試験時間100分。

 2007年から2010年は読解と会話文で合わせて3題、英作文1題という傾向にありましたが、2011年から読解や会話文においても英作文が含まれるようになっています。
 それぞれの大問における問題も和訳、内容説明、英作文などの記述問題がほとんどを占めています。 あまり時間に余裕はないかもしれません。詳しい分析は赤本の初めの方のページに載っているので、そこをよく読んでみてください。

2.勉強法

① 単語・熟語

 長文中の単語はほとんどが単語帳に載っているものであり、難しい単語はあまり含まれていません。 2013年以外は長文中の単語の空欄補充問題も出題されています。記述が中心の東北大の問題において、空欄補充問題は確実な得点源になるので貴重です。

 まずは入試勉強をするにあたって、必ず単語帳を1冊仕上げましょう。 東北大レベルの大学を目指しているのであれば、なるべく早い段階から手を付けてほしいです。
 個人的には「システム英単語ver.2」(駿台文庫)が単語帳としてはおすすめです。 この単語帳はただ単語とその意味が羅列されているのではなく、短いフレーズとその訳が載っています(たとえばdemonstrate the truth:事実を証明する)。 おそらく、ただ単語とその意味が羅列されたものよりは1つ1つが記憶に残りやすいと思います。人によってもちろん好みは違うと思うので、本屋さんでじっくり吟味して自分に合った単語帳を1冊仕上げましょう。
 私は熟語も苦手だったので同じシリーズの「システム英熟語 ver.2」にも取り組みました。

 2013年の前期では、長文中の難易度の高い単語の意味を英語で置き換えたものを記号で選ぶ問題が出ています。 このように、注のついていない初めて見るような単語があったとしても、前後の分の流れから意味を推測できるようになっています。
 ですから、同じような問題がないとしても、自分で分からない単語の意味は推測しながら解く習慣をつけてほしいと思います。

② 文法、構文

 文法問題は単体では出題されていませんが、和訳や英作文が多いので構文や文法は大切です。 1つ問題集を買って苦手なところは繰り返し解いてつぶしていきましょう。 過去問演習の時期に入ってから知らない構文や文法事項などがでてきたら、ノートにメモしておいて復習を重ねるようにしましょう。

③ 内容説明

 日本語で下線部について内容説明する問題が毎年出題されています。解答は字数制限されていないことも多いです。
 長文を読む際には前もって問題に目を通すのが基本ですが、特に内容説明の問題があるときは注意深く念頭に置いて一周目を読むようにしましょう。
 キーワードになりそうなところは線などを引いておき、問題を解くときに訳してまとめればよいでしょう。
 字数の指定がないとき、だらだらと書く必要はなく、字の大きさにもよりますが解答欄の8割以上を目安に書きましょう。 模試のときからそう心がけましょう。

④ 内容一致

 2009、2010年には出題されていますが、2007年からの全体で考えると出題頻度は低いです。 しかし、もし出題された場合は単語の問題と同じく確実に得点できるところなのでしっかりと押さえましょう。
 内容一致問題があるときは本文を少しずつ読んで問題に戻り、解くのを繰り返していきましょう。 その際、正誤を判断する根拠となったところにはしるしをつけておきます。
 内容一致問題はセンター試験の長文で必ず出題されているので、苦手な人はセンター対策をしながら演習すると良いと思います。

⑤ 英作文

 近年は和文英訳と自由英作文がどちらも出題されています。
 和文英訳では必ず、下線が引かれた日本語の部分には何かしらの文法的事項や構文が求められています。 それをくみとってから書き始めるようにしましょう。
 例えば2013年前期の問題では「新刊を出さなくなったのもインターネットの時代になったからだ」という部分を「the reason why~is that~」、もしくは「~だからだ」の部分をbecause以下に続けるという、どちらかの構文を選ばなければいけません。
 日本語の表現から分かりやすく英語の表現に置き換えられないことも多いので、日本語も違う表現に置き換えられないか考えられるようにしておきましょう。

 長文の内容に対して自分の意見を述べさせる、自由英作文も出題されています。
 量は10行前後のことが多いです。 自由英作文は指定された条件(理由をあげるなど)を満たしていれば、意見を述べるのに難しい表現や構文を用いる必要はありません。書くときはまず書きたい意見をメモしてまとめてから書き始めましょう。

 英作文ではケアレスミスにとにかく注意しましょう。 書くことに気を奪われがちなので、見直しが大切です。 また、英作文はとにかく演習あるのみなので、もし学校でライティングの授業があるならばしっかり活用しましょう。 先生に添削してもらうのがかなり効果的です。
 模試も英作文を添削してもらえる貴重な機会なので、復習も必ずしましょう。 英作文が苦手な人は、家庭教師に添削してもらうのも必ず効果が出ます。

⑥ 要約

 2013年は、英語で討論内容を要約させる問題が出題されています。要約が問題になっているときはあらかじめ本文を読みながら、ポイントとなりそうなところに線を引いていき、読み終わったらそれをつなげます。
 そのまま文章を用いて問題はありませんが、つなぐ部分が不自然にならないように自分でうまく言葉を足していく必要があります。 苦手な人は日頃から長文を読むときに要約をする練習をしましょう。

3.最後に

 東北大の問題は記述中心なので、センターとは別に対策が必要です。 文法や単語の学習がある程度終わったら過去問でどんどん演習していきましょう。前期を受ける人は後期の問題にも取り組んでみましょう。 東北大に特化した模試もあるので積極的に受けた方が良いでしょう。

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