家庭教師の仙台ブログ

医学科生家庭教師が贈る:宮城県立高校入試「理科」解法&勉強法

 皆さん、こんにちは。 仙台市の「名門進学会」家庭教師で、東北大学医学部医学科3年の金子 茉央(かねこ まお)です。

 
       
 今日は、宮城県立高校入試「理科」の解法と勉強法をお話しします。 来年宮城県立高校を受験する皆さんは、ぜひ最後までご覧下さい。

1. 出題形式
2020年度から前・後期制度が廃止され、一元化された。
大問5問構成
大問1は小問集合
大問2~5は生物・物理・地学・化学から一題ずつ
試験時間50分、満点100点

2. 対策・試験勉強
 以下では、分野毎に対策方法と試験勉強の仕方をまとめています。

 ① 生物
 (植物・動物の分類、細胞・遺伝、ヒトの体の仕組みなど)
 教科書で扱う実験を元に出題されることが多く、聞かれていることは標準的なことが多いです。 実験の手順をきちんと復習して、細かい作業の意味なども理解しておく必要があります。 特定の実験に関して聞かれるポイントは決まっているので、教科書をベースにそこを重点的に復習しておくと良いです。

   実験の内容を思い出しながら
 実験を扱うことが多いことから、必然的に問題文は長文であることが多く、混乱してしまうかもしれません。 しかし、絶対に自分が見聞きしたことがある実験に関連づけることが出来るので、落ち着いてその内容を思い出しながら解いていって下さい。

 生物の一番の得点の分かれ目は、記述です。 聞かれていることに対して必要な情報を、過不足なく論理的に組み立てなければなりません。 私は頭の中でスラスラ文章を組み立てることは出来なかったので、必要な要素を箇条書きに書き出してから文章を組み立てていました。

   記述は20文字に1要素くらい
 必要な要素数は、解答用紙の広さや字数指定が目安になります。 文字数20字に対し1要素くらいを基準として計算していました。 必要かどうか迷ったら、書くべきです。 間違ったことを書けば減点されますが、基本的に要素に対する加点方式で採点されているので、余計なことを書いていても大丈夫です。

 また、普段から正答を必ず確認して、自分の解答に「必要な要素が欠けていないか」照らし合わせるようにして下さい。 これは、記述問題の得点UP!のためにとても大事なことです。

 ② 物理
 (光とレンズ、力と運動、電流と磁界、力と圧力など)
 実験を行い、その過程や結果について考察や計算をしていく問題が多いです。 その際、教科書で学んだ公式や考え方をベースに思考力を必要とされることが多く、比較的難易度が高いと言えます。 過去5年間の中では、小問集合を含めて特に電流の範囲が多く出題されているようです。

   公式の導出方法を知っておく
 物理は、公式の意味を理解していることが大事です。 丸覚えして機械的に公式を用いていては、少し捻られた問題が出題された時に対応出来ません。 公式を使える条件は、少なくとも把握しておきましょう。 お薦めは、導出方法を知っておくことです。 公式が導出できる条件は、すなわち公式を用いることの出来る条件となります。

 また、インプットだけでなく、演習を重ねてアウトプット出来るようにしておくことも大事です。 私は、学校で配られたパターン問題の載っている授業プリントを3周して、テストに臨んでいました。

 ③ 地学
 (天気、地層、地震・火山、天体など)
 小問集合では知識を答えさせる問題が多いですが、大問の方では思考力の求められる問題も出されています。

 知識問題が多いイメージのある地学ですが、計算問題や記述問題は、教科書で習うことをしっかりと理解していないと解けません。 丸暗記するのではなく、どうしてこういう現象が起こるのかを考えながら知識をインプットして下さい。 現実の事象を扱っていることが多いので、日常生活で確かめたりすると長期記憶になりやすいです。

 天体の分野では、立体的に太陽や月などの位置関係を想像しながら解く問題が出ますが、これは教科書のイラストなどを見ると分かりやすいと思います。

   よく出る計算問題を重点的に対策
 点差のついてしまうポイントは計算問題だと思いますが、出題されることには、そんなにバリエーションがあるわけではありません。 範囲毎に出されやすい計算問題を認識して、そこを重点的に対策し、煩雑な計算を間違えないように落ち着いて解いていくのみです。

 ④ 化学
 (化学変化と物質の質量、状態変化、電池と中和・イオンなど
 実験を元に、結果や方法を考察していく応用問題が多いです。 問題文から反応を推測し化学反応式を書く問題、結果を元に計算する問題は頻出ですので、十分な演習を重ねることが必要です。 苦手とする受験生が多く、合否が分かれる範囲であると思います。

 また、実験の手順やその作業を行う理由を問われることも多いので、学校で実施される実験ではその辺りを意識して取り組むと良いでしょう。

   どれだけ沢山の物質を化学式で書けるか
 化学を解く上で鍵となるのは、どれだけ沢山の物質を化学式の形で書けるかということです。 生成物と反応物の化学式さえ書けてしまえば、あとは反応式の辻褄を合わせていけば化学反応式は書けます。 また、化学式の形に直した方が反応のイメージがつきやすくなります。

 例えば、アンモニアを水に溶かすと塩基性になると言われてもピンときませんが、NH3(アンモニア)とH2O(水)が反応したらOH-が出来ると言われたら納得できます。 更に、水素と硫黄はどの比率で反応して硫化水素になるかと問われても分かりませんが、水素がH2、硫黄がS、硫化水素がH2Sであることを知っていれば答えられるわけです。

   化学式を丸暗記することから
 当たり前のことを言っていますが、化学式を覚えていることの大切さが伝わればと思います。 化学の勉強をこれから始める人、もしくは化学が苦手だと感じる人は、化学式を丸暗記することから始めてみて下さい。 今は、問題文に硫酸や硝酸の化学式が書いてあると思いますが、いずれは当たり前に知っているものとして書いてくれなくなります。

   複雑な計算は単位に注目する
 化学の関門の一つは、煩雑で複雑な計算です。 様々な単位のついた値が次々と提示されて、それらを整理しながら解いていかなくてはなりません。 分からなくなったら、単位に注目してみて下さい。 例えば、密度(g/cm3)は、1cm3辺りの重さです。 単位を見れば、その値がどういう値か想像できると思います。

 演習を重ねれば、煩雑な計算にも慣れていきます。 比較的出題場所が絞りやすい頻出分野なので、重点的に対策していきましょう。

3. 最後に
 理科は、教科書で扱う実験を中心に対策を進めていくと良いでしょう。 大問の問題は毎年出題範囲がランダムに変わっていて、過去10年間の大問で出題された単元が被ったことはほとんどありません。 網羅的に苦手を潰していく必要があります。

   解き直しも大事
 演習が大事と繰り返し書きましたが、解き直しも同様に大事です。 解説にはプラスアルファの情報も書かれていますから、きちんと読むと理解が深まります。 典型問題が解けるのは良いとして、その単元を自分が本当に理解しているかを確かめるために、模試の問題を利用して下さい。
   


アーカイブ

名門進学会を推薦します
やすしの合格勉強法
英語の超勉強法
東北大医学部の合格体験記
東北大医学部の6年間の体験記

会社概要


▲ Topへ

Copyright(c) 名門進学会 All rights reserved.

Copyright (C). 家庭教師の仙台ブログ All Rights Reserved.