家庭教師会社社長が考える「大学の校風」
皆さん、こんにちは。 仙台市で東北大生家庭教師を派遣している「名門進学会」、代表取締役の三沢やすしです。
今日は、よく言われる「大学の校風」の由来についてお話しをします。 「早稲田大学」や「慶應義塾大学」といった歴史と伝統のある大学には、明確な校風があります。
1. 早稲田と慶応
例えば僕の母校「早稲田大学」ならば、昔から「バンカラ」な校風ということで広く知られています。
早稲田大学・大隈講堂
また、僕は学部の学生のときには慶應義塾大学の近く(横浜市港北区日吉)に住んでおり、同大学出身の友人も多いのですが、同大学はおしゃれでお坊ちゃんお嬢ちゃんの校風の大学として知られています。
とは言っても、大学から入学する学生には、同じようなレベルの大学であればどの大学の入学者でも、当初は集団として大きな性質の違いはないのではと考えられます。
在学中に校風に染まる
しかし、特徴あるそれぞれの大学に4年間(人によってはそれ以上に(笑い!))在籍することによって、すっかりその校風に染まるようです。
僕は、慶應義塾大学や青山学院大学といったおしゃれでお坊ちゃんお嬢ちゃん系の校風の大学にあこがれがあったので、自分では早稲田大学のバンカラな校風には染まらなかったつもりです。
しかし、人からは「お前は、雰囲気が早稲大学出身者らしい。」とよく言われます。 先入観もあるのでしょうけれど、やはり僕も、在籍している間にある程度早稲田大学の校風に染まったのでしょうね。
2. 校風の由来は?
大学の校風がどこから出てくるのかと言えば、私立大学の場合は、それぞれの大学の附属学校出身者の存在が大きいと思います。 例えば、「幼稚舎から慶應義塾」・「幼稚園から青山学院」、といった経歴の人たちは、ほとんどがかなり裕福な家庭の出身です。
付属学校出身者が
これらの付属学校出身者が大学の校風の原型を作り、集団として特に大きな個性を持たなかった大学からの入学者がその影響を受ける、ということがそれぞれの大学の校風形成の一形態なのではないでしょうか。
東大と京大では
一方、国立大学でも、東京大学及び京都大学という特徴のある大学がありますが、これらの大学は有力な付属学校を持たないので、周囲の接し方や学生の意識が校風を形成する要因となるのではないでしょうか。
東京大学・赤門
私立大学に明確な校風の違いがあるように、国立大学でも東京大学出身者・学生と京都大学出身者・学生とではずいぶん雰囲気が違います。