家庭教師の仙台ブログ

医学科生家庭教師が贈る:宮城県立高校入試「国語」解法&勉強法

 皆さん、こんにちは。 仙台市の「名門進学会」家庭教師で、東北大学医学部医学科2年の金子 茉央(かねこ まお)です。

 
  
     
 今日は、宮城県立高校入試「国語」の解法と勉強法をお話しします。 来年宮城県立高校を受験する皆さんは、ぜひ最後までご覧下さい。

1. 出題形式
 大問5問構成
 大問1:漢字の読み書き、知識問題、会話・議論・発表の問題
 大問2:小説文読解
 大問3:論説文・説明文読解
 大問4:古文(去年までは前期と後期で古文と漢文が1題ずつ出されていたようである。)
 大問5:作文
 試験時間50分, 満点100点

2. 対策・試験勉強
 以下では、分野毎に対策方法と試験勉強の方法をまとめています。

 ① 漢字・語句・文法
 これらに関しては、地道に覚えていくしかありません。 漢字・語句に関しては、日頃から意識して漢字やことわざを用いたり、模試で扱った問題の答え合わせをするだけでなく、類語を調べたり間違いの選択肢もきちんと確認したりして下さい。

 文法は、規則を知っていれば解ける問題が多いです。 助詞など覚えにくい部分は、ネットで語呂合わせ等を調べたり作ったりすると覚えやすいです。

 ② 小説分の読解
 小説問題は、傍線部に対する登場人物の心情説明問題や抜き出し問題、最後には小説の表現技法を問う問題も多いです。 小説文を解いていく上でのコツは、感情移入しすぎないことです。

   共感し過ぎると
 試験で扱っている文章は、どれもこれも良作で、思わず引き込まれてしまうようなものばかりですが、自分が共感し過ぎて自分を主人公に据えてしまうと、物語の登場人物が自分と異なる意見を持っていた時に間違った選択肢を選んでしまうことになってしまいます。

   冷静に場面毎に
 従って、今試験を受けている身であることを自覚して、冷静に、場面毎に「誰が・何を・どうして・どう思ったか」を明確にしながら読んでいく必要があります。

 かつて高校の先生が仰っていたことですが、物語の試験に切り出してある部分は、ある出来事が起こり、それに対して主人公の気持ちが変化してそれに伴う行動を起こす場面です。 物語の大枠として、少なくともこの流れを抑えておくと、選択肢問題で大幅にずれた答えを出してしまうことは少なくなります。

   繰り返し練習する
 また、記述問題は、解答と照らし合わせて繰り返し練習し、書くこと自体に慣れていくと良いです。 穴埋め形式であったら、「から」・「けれど」など前後の接続詞に注目すると、因果関係のはっきりした記述が書きやすいです。

 ③ 論説文・説明文読解
 説明文は、要所に傍線が引かれ、それに対する説明や理由を求める問題や抜き出し問題、最後には記述問題も多く出されます。

   著者の主張に関わる部分に傍線を引く
 説明文のおすすめの読み方は、最初に読む時に、筆者の主張に関わるまとめの部分に傍線を引いていくことです。 論説文は、基本的に、いくつかある筆者の主張と、それを分かりやすく説明する具体的な説明部分で構成されています。

 大事な部分に線を引き、その主張を説明している部分がどこにあるかを読みながら文章に書き込んでいくと、頭が整理されるだけではなく、その後問題に移行しても、再度対応部分を探す手間が省けて、解くのがずっと楽になります。

   具体的に説明されている部分を
 例えば、抜き出し問題は、傍線が引かれているまとまりの中の「具体的に説明されている部分」にあることが多いですから、そこを集中的に探すと良いでしょう。

 記述問題についても、文章中でまとめの部分と具体的な部分が分けられていれば、まとめの部分の言葉をキーワードとして記述に取り入れればよく、重複した内容を書いてしまうことも防げます。

   記述問題は20文字に1要素くらい
 また、記述問題の難しいポイントとして、書くべき要素を過不足なく書いていく必要があることが挙げられます。 一応の目安として、私は、20字に一要素と考えていました。 字数が50字と指定されていたら、大体2つか3つの要素でそれぞれ部分点がもらえるはずです。 

 作問者が4つの要素を記述に書いて欲しいと考えていたら、字数を80字と指定するはずです。 でも、何より、解答と答えを照らし合わせて、自分の記述に何が足りなかったのかを確認して、次につなげていくことが大事です。 要素数を字数で推定して書いて見た後も、きちんと解答を見てその推測があっていたのか、例外はないか確認して下さい。

   理由を示す接続詞に注目して   
 最後に、傍線部の理由説明問題についてお話しします。 理由が聞かれている問題は、傍線部の周りの「ので」・「から」などの接続詞に注目して見て下さい。 その接続詞を見つけたら、答えは大体直前に書いてあるはずです。 あとは、その部分の言い換えを、選択肢で探すなり記述で書くなりするだけです。

 ④ 古文・漢文
 古文・漢文は、馴染みがなく敬遠する人も多いかとは思いますが、慣れてくると読みやすく、比較的標準な問題が多いです。 単語の現代語訳を追いながら、丁寧に話の流れを掴んでいくと良いでしょう。

   何と何が対比されているのかを
 古文・漢文は、現代文に比べて対比を重んじる文学です。 「何と何が対比されているのか」を常に意識しながら読んでいくと、読みやすいです。

 また、中学の間は語句の意味が書いてありますが、高校では知っていることを前提にして問題が作られますし、語句の意味がパッと出た方が問題を解くのもスムーズになるので、模試などでよく出てくる語句は覚えてしまっても良いかも知れません。

 ⑤ 作文
 自分の意見を160〜200字で書いていく「作文問題」です。 2019年までは後期試験で出されていたようですが、2020年の統一型においても最終問題として出され、来年以降も出されていく可能性が高いです。

   論理的に分かりやすく書く
 これは、正解のない問題なので、部分点を確実に取りに行くべきもので、そのために気をつけることは、論理的に分かりやすく書くことです。 2段落構成で書き、1段落目で「自分の意見を簡潔に述べ」、2段落は「そう考える理由を自分の体験なども交えながら具体的に述べていく」というようにフォーマットを作っておくと、書きやすいでしょう。

 また、定期的に先生に添削をしてもらいながら書くことに慣れておくと、本番で焦らずにいられると思います。 正解が無い問題だけに、余計に準備が大事です。

3. 最後に
 国語は、対策のしにくい科目です。 これをすれば確実に点を取れるといったような方法論も無く、対策が後回しになってしまいがちですが、主要三科目の一つとして重要な科目であり、点を取れないと致命的なウィークポイントになってしまう恐れもあります。 それを忘れないように、勉強を頑張って下さい。
  


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