東北大医学部生:脳解剖学・生体機能実習・薬理学
皆さん、こんにちは! 仙台市の「名門進学会」家庭教師で、東北大学医学部医学科2年の谷口毅樹(たにぐち たけき)です。
今回のブログは、僕が最近勉強していることをご紹介します。
1. 2年生の後期は地獄!
全国のほとんどの医学部に共通して言えることですが、2年生のカリキュラムは地獄です。 僕は、以前ご紹介した基礎医学というものを勉強しているのですが、2年生に重い科目が割り当てられています。 それなので、受験生の頃を思い出すような生活になっています。
2. 脳解剖学
実は、このブログを書き始めた日に、脳解剖学の試験が終わりました。 テストは、全くわかりませんでした(笑)。
脳解剖学の教科書
脳みそに絞った解剖学
脳解剖学というのは、文字通り「脳みそ」に絞った解剖学のことです。 「神経解剖学」とも言います。 2年生の前期に解剖学を勉強したのですが、その時は脳みそ以外のお話でした。 わざわざ、脳みそだけ別の単位として扱うのです。 それほど大事なのでしょう!
ご献体の脳みそで
また、解剖学同様、ご献体の脳みそを使って実習も行いました。 解剖学でご献体には良い意味で慣れていましたし、実習内容自体は楽でした。 というのも、本物を見たところでほとんどわからないからです。
運動野や感覚野、聴覚野などの単語を聞いたことがある人もいるかと思います。 それらは概念なので、本物を見てもわからないのです。 はっきりわかるのは、小脳くらいでした(笑)
3. 生体機能実習
また、2年生の後期はテストも重いのですが、実習もあります。 どんな実習かというと、実際に薬を飲んで尿を測ったり、様々な状況での脳波を測ったり、放射性物質を取り扱ったりします。 医学部っぽさがある内容ですね。
実習は楽しいけれど
これらの実習の一つに、アスピリンという薬を実際に飲んで尿を採取し、その尿を使ってみんなで実験をするものがありました。
尿を利用した実験の様子
ちょっと恥ずかしいですよね! 自分が積極的に関われる内容が多いので、実習自体は楽しいのですが・・・
レポートがきつく
キツいのは、レポートです。 実習を行えば、必ずレポートを書かないといけません。
生体機能実習のレポート
やはり、医学に関するレポートは、内容の理解・考察がそもそも難しくて、時間がかかります。
また、実験は、自分たちの想定外の結果が出てくることが多いです。 そういったイレギュラーなことが起きた時のレポートは、その処理が難しいため、とても大変なのです。 僕の班員は愉快な人が多くて楽しかったのですが、その分誤ったことをすることも多く、イレギュラーなレポートを書くことが多かったです・・・
4. 最大の難関「薬理学」
脳解剖学が終わっても休む暇なく、次の鬼科目が迫っています。 「薬理学」です。
薬理学の教科書
薬に関するお勉強ですが、本当に何を言っているのか分からない内容なので、留年も多い科目なのです。 そのため、今日も薬理学をずっと勉強しています。
次回は趣味のブログを
今回は、この辺りでおしまいにします。 次のブログは、薬理学の試験が終わってから書こうかなと思っています。 最近の趣味について書きます。 ぜひ、また読んで頂けたら幸いです。