医学生の教え2:学校の授業を大事に!
皆様、こんにちは。 仙台市の「名門進学会」家庭教師で医学生の日置薫(ひおき かおる)です。
今回は、「学校の授業を大事にして内職はしないように」ということを、その理由と共に述べます。 更に、「やる気を出させるための方法」なども述べます。 志望校に合格したい受験生の皆さんは、ぜひ最後までご覧下さい。
1. 天才の真似はしないように
ところで、学校の勉強を疎かにして、自主学習に重きをおきたがる人もちらほらいるようです。 確かに、説明がわかりにくい先生から授業を受けるのは時間の無駄と思うかもしれません。
自分もそう思ったことがないわけではないので、気持ちは分からないわけでもないです。 本当にできる生徒さんならば、そうするのも一つの方法かとも思います。
A. 理Ⅲに合格した人もいますが
実際に、僕が高校生の頃、非常に成績優秀な友人は、学校の鞄に、「◯◯会の東大数学30年」と「京大の英語25ヶ年」などという物騒なものを持って、学校で授業を受けている間もひたすらそれのみをやり続け、結局は東京大学理科Ⅲ類(東大の医学部)に合格しました。
東京大学・赤門
B. 内職はしないように
しかし、普通の人であれば、そっちの方が時間の無駄になります。 なぜかと言うと、授業中に内職をするのは、あくまでばれないようにやるわけで、ばれるかばれないか、そんなことに気を遣っていたら、集中して内職をすることもできず、無駄な時間となってしまいます。
その友人の場合は、成績が非常に優秀であったため、先生たちも口出ししにくかったという点があり、のびのび内職をしていましたが、我々一般人の真似することではありません。
C. 非効率的なので
先生に注意されるのにおびえながら勉強をやっても、気が気じゃないため、なかなか進まないでしょう。 さらに、そこまで成績優秀ではない私たちは、その時間に内職をしたとしても、集中できていない、分かっていない状況なのに、勉強した気になってしまい、本当に非効率的になってしまいます。
学校の授業はしっかりと
それに、学校での授業の時間は1日に4時間ほどは確実にあるわけです。 その時間内に学校の授業に集中して、その時間内に先生が指導してくれたことは、家に持ち帰らず、その場で、その時間で解決してしまうのがベストです。 もっとも時間を有効に使う手、だと考えていいでしょう。
D. 集中して授業に臨む
ですから、学校での授業をバカにしたりはせず、きちんと集中して授業に臨むことも必要になります。 学校での時間を無駄にして合格にこぎつけることのできる人間は、ごく一部の天才君であり、自分はそうではないのだ、という真摯な姿勢で勉強していきましょう。
2. 気持ちは大事
前の方で、ちらっと、「モチベーションが上がる題材を用意して、指導に行く。」と書いたのですが、自分が今まで出会った塾の講師の中で、いい先生だな、と思える方はこれが上手でした。
うまいこと、勉強のやる気を上げてくれるのです。 自分が塾の講師や家庭教師として働いてからも、このことは強く意識しています。 これも、前にも書きましたが、実我々が際に指導するのは多くて週に4時間です。 これ以外の時間に勉強してもらうためには、やる気を出させることが大事なのです。
楽しい学生生活の話しも・イメージ
A. やる気を出させるための話しも
本音を言うと、やる気にさせれる自信があるなら、指導時間ずっとそのような話があってもいいと思います。 毎度毎度それでは問題のわからないところが解決しないのですが、日によっては2時間話し続ける日があってもいいのでは、と考えています。
とにかく、勉強を続ける気持ちを持ってくれれば、我々の仕事は十分だと考えています。 これは家庭教師側だけに言えることではなく、ご家庭も意識して欲しいことです。 生徒さんをやる気にさせる、そうすることで自主的な勉強時間を伸ばしてあげる。
B. 自分が一番力を入れていること
このために、志望校の情報を一緒に調べて、ここなら行けそうだとか、ここに行くためにはこれくらい勉強しないといけないとか、ここの大学のある町ではこんな生活が送れるんじゃないかとか、そんな話をたくさんすることでやる気になってもらうように意識しています。
当然、人それぞれ、やる気の出る話というものは違ってくるので、その都度その都度、生徒さんの興味を調べないといけないのですが、やる気になってもらえるならこれ以上のことはないので、もしかしたら自分が一番力を入れていることかしれません。