東北大医学部6年間の体験記
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1年生その1 ヨット部に入部

1年生 新生活スタート

 5月に入り、待ちに待った入学式がついにやってきたわけですが、私はこの時本当に幸せの絶頂でした。
 小学生の頃からずっと憧れ続け、そして苦しい受験時代を乗り越えた末ようやく掴んだ医学部への入学ですから、こんなに幸せなことはありませんでした。

 震災の直後でしたから、放射線が心配だと親や親戚は言っていましたが、そんな言葉は私にはまったく響きませんでした。中高女子校という環境から一変、東北大学では同期の8割以上は男子ですが、そんなことも少しも気になりません。

 何はともあれ、ついに長年憧れていた医学部での新生活がスタートしました。気の合う女友達はいるのかと始めは心配していましたが、やはり医学科に来る女の子は少し癖があると言いますか、どこか通じ合うものがあり、すぐに気の合う友人を見つけることができました。

新歓

 大学が始まると、すぐに部活動の勧誘、新歓が始まりました。新歓とは新入生歓迎コンパのことで、先輩方の奢りで食事に連れて行ってもらうことができます。

 入学直後までは、医学部に入ったらどんな勉強をするのだろうと勉強のことばかり考えていたため、先輩方がこんなにお祭り騒ぎをし、部活を選べと選択を迫ってくることにとても驚きました。

 「他学部も集まる全学のサークルや部活があるのに、なぜ医学部だけ独立した部活があるの?体育会系な部活が多いけど、勉強しなくていいの?医学部の勉強って大変なものではないの?」と始めは思っていました。

 もともとあまり部活に入るつもりはありませんでしたが、部活に入れば先輩方に試験の情報など色々教えてもらえるし、医学部の部活のどこかにはとりあえず入ったほうがいいと勧められ、どこか1つ部活を選ぶことにしました。

医学部ヨット部に入部

 そこで新歓の雰囲気がよかったし、海が好きだからと、軽い気持ちで医学部ヨット部に入部することにしました。 また趣味でずっとダンスをやっていたため医学部の部活とは別に、全学のダンスサークルにも所属しました。

 この時はまだ知る由もありませんでしたが、私の大学生活はヨット部を中心に回ることになりました。そしてヨット部への入部を決めたことは、私の大学生活を輝かせる最大の決断でした。

 大事なことなのでまた後述しますが、医学部生活において部活の存在はとても重要なものでした。楽しいイベントがたくさんあるというのはもちろんそれだけではなく、部活は様々な社会勉強の場でした。また医学部内での人間関係を広げるという意味でも重要です。

  医師という職業は人間関係の上で成り立っているので、この部活で見つけた繋がりは学生生活のみならず、医師になってからも続く大事な繋がりとなります。さらに医師になれば当直(夜勤のようなもの)もあるし、何時間も立ちっぱなしの手術や検査を行わなければなりませんから体力は必要不可欠です。学生のうちに体力をつけておいて損はないと思います。

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