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大学入試センター英語対策法3

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センター英語筆記試験対策2

ⅰ)大問2対策

 大問2は、文法・語法・表現に関する出題になります。 配点は200点中40点になります。 ここは、基本的な問題が多いですし、きちんと勉強すればするだけ点数が伸びる箇所です。 九割以上、満点を狙う人は必ずここでしっかり得点することが大切です。
 先ほど大問1の対策で述べた「Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服(桐原書店)」や学校で指定された問題集などなんでもいいので1冊自分でこれを完璧にするという文法・語法対策の問題集を選び、何度も何度も繰り返し解きましょう。 そして、文法問題は反射の様に解けるようになってください。

 大問1でも述べましたが、この先長文問題など時間がかかる設問があり、ここで悩みすぎて時間を取られてしまうと、その先の設問で時間が足りなかったり、焦ってしまってミスを連発したりすることになります。 文法問題はその文法事項をきちんと学習していればすぐに答えが選べる問題です。 できるだけテンポよく解いて、他の設問に時間を残しておいてください。

 また、大問2のような問題形式は二次試験、私立大学の入学試験にもよく出題されますし、こういった文法事項の学習をしておけば、長文読解や英作文の時にも役立ちます。ですので、体に叩き込むように何回も何回も問題集をとき、文法・語法の学習をしてください。

ⅱ)大問3対策

 大問3では、文章中の単語に下線が引かれ、下線の引かれた単語の意味を推測して、その後に続く問題文に答えるものがあります。 ここで下線の引かれる単語はなかなか普段見ることのない単語や熟語が多く、下線部からだけでは、なかなか正解を選ぶことができません。

 また、出題者側も下線を引いた単語の意味を直接知っていることを望んで出題してはいないように思われます。 ここで問われている大切な力は、文章を読む中で、わからない単語と遭遇しても、その周りの文脈から自分なりに語彙の意味を推定し、それをまた別の文章で表わす力です。

 これは、この先の人生において英語を使っていこうと思ったときに、一番役に立つ力かもしれません。 この先、センター試験だけでなく、二次試験または大学入学後に英語の文章や論文を読む機会がたくさんあります。 そうなったときには、今まで自分の知らなかった単語に出会う機会は非常に多いです。

ⅲ)すぐには辞書を引かないで!

 もちろん、ゆっくり時間をかけて辞書を調べて、その文章を読めれば問題がないのですが、入試の出題中や大量の文章を読まなくてはいけないような限られた時間しかない場合には、こういったわからない単語に遭遇した時に対処する力は非常に大切です。 そのような力を身につけるために、二次試験対策や授業、または趣味で英語の文章を読む中でわからない単語に出会ったときに、機械的に逐一電子辞書で調べてしまわず、ざっと全体を読んでみて、自分なりに理解する癖をつけておくとよいです。(もちろん、それが正しい解釈の仕方だったか確認するために後、辞書で調べることも大切です。)

 生徒さんを指導していると、たまに見かけるのですが、文章を読んでわからない単語に出会うとその瞬間に辞書でその都度調べてしまう子がいます。
 そうやって文章を読み続けていくと、一つのパラグラフを読み終える頃には、何度も何度も電子辞書を開いて、単語を逐一調べて・・。という作業を繰り返していて、文章の内容理解がおろそかになったまま、ただただ文章中に出てくる単語を調べて時間が過ぎてしまっているという事態に陥ってしまいます。

 そして、英語を読むのが億劫になって、英語が嫌い!なんていう事態にまで陥ってしまう生徒さんも中にはいました。 単語の意味をきちんと知らなきゃ、という心掛けは素晴らしいですし、そういう状況に陥ってしまう生徒さんは真面目で几帳面な子が多く、本来だったらその真面目さから成績がもっと伸びるのに。というもったいない状況になっていたりします。 勉強した割に、かけた時間の割に成績が伸びないなんてことになってしまいます。

 分からない単語をそのままに読み続けるのはなんだか気持悪いと思ってしまうかもしれませんが、そこをぐっとこらえて一旦文章の流れや前後関係を把握するように心がけましょう。(注意:2015年の英語センター試験からはこの第三問で問われていた語句の意味を推測する問題は、大問5、6の設問中に組み込まれました。)

ⅳ)文章全体の把握を

 また、2015年からは大問3の設問に、パラグラフ中からまとまりのある文章として成立させるために不要な文章を選択する、という新形式の問題が出題されました。 これもまた、日ごろ文章を読んできちんと文章の全体を把握し、理解し、学習しているかが試される問題です。 これも上で述べてきたように、一個一個の単語の意味だけを覚えるのではなく、文章の流れをつかむ事を重視した結果の出題です。

 また、大問3には、会話文を読み、最後にその会話文の内容を要約した英文を選択する設問もあります。 これもまた、同じように文章の全体を理解する力が問われています。

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