TOP > 大学・学部別入学試験合格勉強法・解法 > 東北大学医学部合格勉強法・入試解法 数学

東北大学医学部  - 数学 -

教科別MENU TOP 英語 数学 化学 物理 面接

数学 傾向と対策

1.傾向

 問題数は6で、どの分野もバランスよく出題されていますが、特に多く出題されている分野は、微積分やベクトル、確率、行列です。 難しい知識を要求される問題はあまりありませんが、思考力を問われる問題が多いかもしれません。 例えば、図形や式の見方や場合分けなどで工夫を要する場面があります。 またそこまで多くはありませんが、計算や場合分けが複雑になる問題も見受けられます。 素早く正確に解く力が大事になってきます。

2.対策

日頃の学習

 数学は積み重ねなので、苦手を作らないことが第一に必要です。 一年生の頃に苦手があると、後々大変ですし、早い時期から苦手対策に力を入れるといいと思います。
 いたずらに難しい問題に手を付けるより、基礎からしっかり固めていくことが大事です。 授業で習った分野をその都度きちんと理解するように心がけてみてください。 またあくまで私の理論ですが、数学に関しては同じ問題を繰り返し解くよりも、様々な問題を解けるようにした方がよいと思います。

 数学は答えを覚えるより、解法を覚える方が大切ですし、もっというと色々な解法を覚えた方が得をする教科です。 幅広く学習するようにするとよいでしょう。 もちろん解けなかった問題は解けるまですればいいとは思いますが、解けたつもりにならないように、また様々な角度から問題と向き合えるように、数をこなすことをおすすめしま。

 参考書は学校から配布されたものから取り組むとよいかと思います。私の高校は「Focus Gold」(啓林館)を使用していました。 あえておすすめするとしたら、定番ですが「チャート式」シリーズ(数研出版)です。 私は青を愛用 していましたが、やはり歴史があるだけあって、安定感があるように思います。というのも、余談ですが、「Focus Gold」の方は解答が間違っているのもありまして、時々悩まされたりもしたのです。

受験勉強

 数学に関しては、あまり受験に特化した勉強を私はしませんでした。 日頃の積み重ねが生きてきたのか、数学で痛い目にあったことはありませんでした。 しかし今にして思うと、授業できちんと受験対策をしてくれていたから、どうにかなっていただけかもしれません。

 私の高校ではプリント学習が基本でして、配布されたプリントをこなしていくことで受験に必要な力が身についたように思います。

 受験に向けて使用した教材は、英語と同様に「東北大数学の十五か年」(教学社)です。 これは単元別になっていますし、自分の苦手を知る上でもよいかと思います。 また傾向を知るという意味でもこれはおすすめです。 ただ全範囲を習い終えてからでないと厳しい部分もありますので、本当に受験勉強という段階に入ってから手をつけるとよいかもしれません。

 なお赤本に関して全般的にいえることですが、あまり解説が詳しくないので、その分時間がかかるかもしれません。 またできれば添削もお願いするようにしてみてください。 途中点を稼ぐためにも、分かりやすい解答作りは必須です。 付属の解答そのままでは不十分な場合もありますし、自己満足で終わらないように気をつけるべきでしょう。 常日頃からの心がけが受験に生きてくるのはこういうときかもしれません。

 出題分野にあまり偏りは見られませんので、大変とは思いますが抜かりなくする必要があります。 また時間配分も大切です。 過去問を解いていると時間が足りなくなってしまうことが時々ありました。 見直しの時間を残すぐらいの余裕を持って解けるように、練習を繰り返すことが後々生きてくると思います。 本番を意識した勉強を早い時期から始めることで、実戦力を養うようにしてください。

3.最後に

 数学は、結果が出るまでに時間がかかる科目です。 頑張っているはずなのに点数に結びつかないことが多々あるかもしれません。 しかし数学を武器にできれば、受験で有利なことは間違いありません。 東北大学の数学は決して簡単とはいえませんが、手も足も出ないような問題はほぼ出題されません。 地道な努力を実らせて、数学を得点源にしてください。

教科別MENU TOP 英語 数学 化学 物理 面接

Copyright(c) 名門進学会 All rights reserved.