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東北大学医学部  - 英語 -

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英語 傾向と対策

1.傾向

 東北大学の英語は、例年長文読解が2題、会話文問題が1題、和文英訳が1題という形式です。 ただ2012年度入試では、長文読解のうち1題が自由英作文+要約になり、会話文問題が消えて、自由英作文が登場しています。 なお要約は過去5年、出題がありませんでした。 出題形式が今後も変わる可能性は十分考えられます。

 また難易度の点ですが、他の教科と比べると比較的難しくはないかと思います。 長文読解に関していうと、高度な単語や文法はあまり使われませんし、文字数も時間に対して適切です。 できれば点数を稼いでおきたい科目といえるかもしれません。

2.対策

長文読解

 長文読解は、一日一文でも読み続けることが大切だと思います。 読解の技術は怠けていると途端に落ちますし、続けていると確実に上達します。 高度なことは要求されていませんし、自分のレベルに合った問題集を使って、英文に慣れることから始めるのが良いかと思います。 その中で分からない単語があれば、それを書き出しておくと、語彙力アップにもつながります。 できれば穴埋め、並び替え、要約、英文和訳、正誤選択など様々な形式の問題に触れておくと、本番に対応できる力が身につくと思います。

 おすすめの教材は「東北大英語の十五か年」(教学社)です。 もちろん今とは形式が変わっていたりしますが、過去問がまとまったものは貴重ですし、センター前に一通り手をつけておくといいと思います。 私は、単語帳は「キクタン」(アルク)を愛用していましたが、合うか合わないかはその人次第ですし、自分に合った単語帳を使うといいのではないでしょうか。

英作文

 主に和文英訳が出題されていますし、まずはそれに焦点を当てて勉強してみてください。

 英作文の基本は、自分がすでに知っている単語や文法を上手に使うことです。 難しい単語を覚えるよりも、基本的な単語を使いこなせるようになることを目標にするといいと思います。 また例文を暗記することも大切ですが、とにかく書いてみることです。 そしてその書いた文章を、自分で何となく採点するのではなくて、できるなら高校の先生などに添削してもらってください。 英作文は特に採点が難しいので、プロの力を借りることが大事です。 自由英作文も基本は同じです。

 ひとつだけアドバイスするとしたら、引き出しを多く持っていると楽かもしれません。 これなら書けるという課題(例えば将来の夢や行きたい国など)が多い方が、初めて見る英作文と戦うときも有利でしょう。

 おすすめの教材は「頻出英作文完全対策」(桐原書店)です。 細かく段階が設定されていて、頻出の和文英訳を確実に書けるようにするのに便利です。

その他

 まず会話文に関しては、長文読解の勉強をする中で会話文形式にも触れてみるのがよいと思います。 会話文に特化した勉強をしていると、2012年度のような出題形式の際に苦しみますし、先述した過去問集をすれば十分ではないでしょうか。 ただ会話文独特の言い回しに関しては、一通り押さえておくに越したことはないかと思います。 私は会話文が得意でしたが、それはNHKの「ラジオ英会話」を高校一年の頃から聞いていたからです。 より生の英語に触れることはやはり大事といえるかもしれません。

 また要約は私自身対策を怠っていましたし、あまり参考になるかは分かりませんが、国語力が問われる部分が大きいかと思います。 国語はすべての教科の土台となりますし、センターでしか必要ないとしても、授業や自学をおろそかにしないことが大事です。

3.最後に

 大学に入っても、社会に出ても、英語は使います。 正直、数学や物理は入学後、あまり使う機会はありませんでしたが、英語は本当に勉強していてよかったなとしみじみ思います。 毎日少しずつでもいいので、英語に触れる生活を続けてみてください。 英語は確実に成果がでる科目でもあります。 こつこつ真面目に向き合うことが大切です。

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