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東北大学文系  - 数学 -

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数学 傾向と対策

1.出題形式・傾向

 大問4題。 試験時間100分。

 前期ではベクトルと微積分がほぼ毎年出題されています。 後期は2012、2013年しか行われていませんが、やはりベクトルと確率、図形と方程式が2年とも出題されています。
 証明問題は2007~2009年は一度も出題されていませんが、2010年以降は毎年前期後期どちらかで大問の中の小問1問として出題されています。
 2008年には奇跡の図示問題が出ていますが、標準的なものです。 計算して値や範囲を求める問題がほとんどを占めています。

2.勉強法

 基本的に問題はそこまで難易度は高くなく、教科書の章末問題が少し発展した程度の問題です。 まずは基礎を大切に勉強していれば、数学が苦手な人にも解けるでしょう。

 最初に学校で習った単元は高校で配られるような問題集で演習し、定理や公式を使いこなせるようにしましょう。 高校で配られるような問題集には公式に当てはめるだけの単なる計算問題も多く含まれていますが、初めはこれらの基本問題も全て解きましょう。 公式を使うのがスムーズになるだけでなく、計算練習にもなります。
 東北大の問題は決して難しすぎないだけに、計算ミスは致命的になります。日頃から計算ミスに気をつけましょう。

 また、東北大は答えまでの過程を全て解答用紙に記すようになっています。日頃の学習までもいつも本番を意識してきれいな解答作りを目指す必要はありませんが、本番で見やすい解答を作れるように模試や学校のテストなどでは意識して解いていきましょう。 自分の見づらい解答のせいで符号や数を間違えたりしてはもったいないです。

 私は当初は国立の理系志望でしたが、高校で配られるような問題集を解いたあとは「チャート式」(数研出版)の青いものを解いていました。 もしこの本を用いるのなら、東北大の入試は基本例題から重要例題までが解けていれば十分に対応できると思います。使いやすかったので個人的にはおすすめです。
 一度解いて分からなかったところは印をつけて、自分の力で何も見ずに解けるようになるまで繰り返し復習しました。この段階で苦手なところもかなり重点的に取り組むと良いと思います。

 秋頃からは過去問を用いた演習に入っていいです。 過去問演習で分からなかったところは、問題集やチャート式で確認して該当する部分をもう一度解くとさらに理解が深まります。 模試も、受けたら数学は特にその日のうちに復習するのがおすすめです。 時間がたつと、どこまで自分ができていたのか分からなくなってしまいますので。
 ですから、その日のうちに一度復習し、答案が返却されたらもう一度復習するとさらに効果的でしょう。 前期、後期どちらを受けるのに関係なく、どちらも解いた方が良いです。

 12月になると、受験生の皆さんはセンター試験の勉強も始めると思います。科目も多いのでセンター試験の勉強中心で良いと思いますが、一週間に一度くらいは記述の数学の問題を解いて見て下さい。 センター試験と筆記試験は範囲的には全く同じですが、センター試験はマーク式で誘導がついているという点で大きく二次試験とは異なります。センター試験の勉強のみにしてしまうとセンター試験後に切り替えるのにも時間がかかってしまうので、ぜひ心がけてください。

 センター試験後は、いよいよ追い込みになります。 私立大学も受ける人はあまり時間に余裕がないと思うので、冬までの模試、問題集、過去問でまだ完全に自分の力で解くことはできない問題があったらそれらを再度復習しましょう。 時間に余裕があれば、新しく同じレベルの問題を見つけて解いていくのもよいかと思います。

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