宮城県 公立高校入試合格勉強法  - 理科 -

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理科 出題形式と対策・学習方法

1.出題形式

大問5問  
第一問  小問集合
第二~第五問  生物・物理・地学・化学からそれぞれ一問
試験時間  50分

2.対策・勉強方法

各分野別に述べていきます。

① 生物

 植物・動物の分類、細胞・遺伝な、ヒトの体のしくみなど
 問題は記号や名称を答えるものが多いですが、記述も何題か出題されています。 小問集合は、ここ3年は記述や計算はありません。

 生物は暗記科目だと言われることが多く、確かに計算問題は少ないです。 しかし、要点をおさえた記述を書くために、言葉で説明する力が必要とされます。 記述問題は、解いた後に必ず解答をよく見て、必要なポイントが自分の解答に含まれているか確認してください。

 実験問題も出題されていることがありますが、どれも教科書や問題集に載っている一般的なものです。

② 物理

 光とレンズ、力と運動、電流と磁界、力と圧力など
 実験を行い、その過程や結果、考察についてなどが問題になっていることが多いです。 実験は標準的なものなので、その実験がそれぞれの過程で何を目的にしているのかなどをきちんと読み取れるようにしなければなりません。

 物理は、計算問題も多いです。 まずはきちんと用語の定義や定理を理解し、それから実験問題を学習するようにすると、知識がさらに定着するのでよいです。 実験は学校でしか実際に行うことはできないので、学校で行う時間を大切にして過ごすようにしましょう。

③ 化学

 化学変化と物質の質量、状態変化、電池と中和・イオンなど
 小問集合は、記号問題や名称を答えるものが中心で、標準レベルです。 大問は、物理同様実験を行いその過程や結果・考察を問題にしているものが多いです。

 物理は教科書に載っているような一般的な実験が問題になっていたのに対し、化学は少し発展的な実験が出題されているときもあります。 しかし、実験で起こっている化学反応自体は標準的なものです。 ですから、まずは基本レベルの実験を完璧に理解しましょう。

 実験器具の使い方や実験における注意点も記述できるように、しっかり押さえておきましょう。 これに関しては、学校の実験にしっかりと取り組むことで理解を深めてください。

 計算問題に関しては、解けなかった場合はどこで間違えたのか、どこまでは自分の考えが合っていたのか、きちんと解答で確認しましょう。 計算問題は、演習を重ねることで徐々に慣れていくはずです。 苦手な人は、繰り返し問題集を解いて練習しましょう。

④ 地学

 天気、地層、地震・火山、天体など
 小問集合は、記号問題や名称を答えるものが中心です。 大問では、記述問題を含む少し発展的な問題も出題されています。

 地学における計算問題は、天気の飽和水蒸気量や地震における到達時間などで、あまりバリエーションはないです。 しかし、地層や天体などはしっかり理解してないと記述には対応できません。 教科書の写真や図を頭に入れることによって、考えやすくなると思います。 生物同様苦手なところは、ノートにまとめるなどすると良いです。

 ただ、社会の勉強法でも述べましたが、ノートまとめは始めると全範囲に手を付けたくなってきりがなくなるので、本当に必要なところのみをまとめるように徹底しましょう。 また、まとめたらそれで満足せず、日頃の勉強の合間にそのノートを活用して復習するようにしましょう。

3.最後に

 中学校の理科は4つの異なる分野が融合しており、それぞれの分野で得意不得意が出てしまいがちです。
 苦手な単元は、とにかく問題演習を重ねて身につけるように努力しましょう。問題集で間違えた問題には必ずしるしをつけておいて、後で解き直せるようにします。 また、計算問題には計算ミスの可能性が出てくるので、模試や試験のとき何度も見直しをするように心がけることが必要です。

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