家庭教師の仙台ブログ

家庭教師お薦め:記憶力向上本「受験脳の作り方」

 仙台市で家庭教師をお探しのお父様・お母様、こんにちは。 「名門進学会」代表取締役の三沢やすしです。

   
  
 今日は、東京大学大学院教授で脳科学が専門の”池谷裕二先生”が書いた本「受験脳の作り方」を推薦させて頂きます。

 この本は、題名から受けるような受験一般に対応する脳の作り方についてのものではなく、記憶力をよくするための方法、勉強したこと・すべきことを効率よく記憶するための方法、を記したものです。 以下にその概略を書いていきます。

  
  
第1章 記憶の正体を見る
 この章は、主に記憶にとって最も重要な働きをする海馬とその性質について書いてあります。 また、赤色が目に入るとやる気・根気を低下させ、試験の際には成績を低下させる、など、受験生にとって有益なティップスも載っています。

第2章 脳のうまいダマし方
 初めの方に、”エビングハウスの忘却曲線”や記憶の干渉による忘却などが記されています。

   チャンク化
 また、意味を見出せない1まとまりのものを効率よく記憶するために、チャンク化(全体を小グループに分割する)して覚える、などのテクニックも出ています。 これは、皆様も、電話番号を覚えるときなどに、ところどころにハイフンなどの区切りを入れて覚える、といったことをしているかと思います。

   繰り返し勉強法・アウトプット勉強法
 またこの章では、上述の記憶の干渉による忘却を避けるための勉強法の他に、海馬の性質に合った繰り返し勉強法や、同じく海場の性質を考えたアウトプット(出力)勉強法などについても記しています。

第3章 海馬とLTP
 この章では、記憶の元としてのLTP(Long-Term Potentiation・長期増強)について書き、重ねて、記憶を定着させるためには復習・繰り返し学習することが大事であると述べています。

 その他に、感情を動かされる出来事は効率よく記憶にとどめることが出来る、といったことも記してあります。

第4章 睡眠の不思議
 まず、記憶を定着・整理させるためにはぜひにも睡眠が必要なことや、睡眠についての知識が書いてあります。 それから、知識を定着させるためには、寝る前の時間帯の勉強が良いので、この時間帯には思考よりも知識が重視される科目をやるのが良い、と述べています。

第5章 ファジーな脳
 ここでは、人間の脳はコンピューターと違ってファジー(曖昧)であることから、さらに重ねて、繰り返して学習すべきであると言っています。

   スモールステップ法
 学校の受験のように低いレベルから高いレベルまでたくさんのことを覚えなければならない時には、まとめて覚えようとするのではなく、小さなステップに分けて覚える方がはるかに覚えやすい、回り道のようで近道である、と述べています。

 ただ、池谷先生もここの最後の方で書いておられるし、僕の経験から言っても、最初に全体を大づかみにすることは、効率的な学習のためには必要です。

 この他に第6章がありますが、ここでは割愛させて頂きます。

この本、お勧めです!
 受験生の皆さんの中には、「勉強はしているんだけど、なかなかそれが知識として定着してくれない。 その結果、成績が上がらない!」と悩んでいる方は結構な数いらっしゃるかと思います。 

 この本は、脳科学の大家が効率的に記憶できる方法を書いているだけあって、大いにそうした方の役に立ちます。 文庫本でとても安いこともあり、そうした方にこの本を強くお勧めします。
  
  
受験脳の作り方
東京大学大学院教授 池谷裕二著
新潮文庫 税別520円
 


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